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11月20日(土)横浜で脱北帰国者の話 & 北朝鮮の現状についての講演会

2010-10-22 23:42:17 | 北朝鮮のもろもろ
 下記の通り、11月20日に横浜で北朝鮮の現状についての講演会があります。
 講師はアジアプレスの石丸次郎さん、そして脱北帰国者の方も来場して体験を話されます。

○アムネスティ講演会
 石丸次郎氏(アジアプレス大阪事務所 代表)に聞く 
  「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の現状」―写真展示と脱北帰国者の話しを交えて―
 デノミ後の人びとの暮らしは?政権の今後は?
   講師;石丸次郎(アジアプレス大阪事務所代表)
      場所:横浜YWCA ホール(JR関内駅または石川町駅より徒歩6分、地下鉄関内駅1番出口徒歩 8分)
   日時:11月20日(土) 受付:13:30 講演:14:00~16:00
   参加費: 一般800円、学生500円
   定員:160名
   主催:アムネスティ・インターナショナル日本 神奈川連絡会
   連絡先:amnestykanagawa@hotmail.co.jp
       090-6471-7542(10:00~20:00)
   協力:アジアプレス


 同様の内容の"脱北帰国者との対話集会と、北朝鮮内部記者が撮ったミニ写真展"という集会が今年4月9日明治大学で開催されました。
 当ブログ3月31日の記事でもそのお知らせを掲載しました。
 当日は私ヌルボも会場の明治大学に行って、脱北帰国者の男性と女性(日本人妻)、家族のほとんどが北に渡ったという在日の女性、祖父・父・叔父等が北朝鮮に行った辛淑玉さんの話を聞き、かなり細かくメモも取ってきましたが、ブログでは記事にしませんでした。

 その話の中で、とくに強く印象に残っているのは、北朝鮮に「帰国」した身内の求める物を送り続けて彼らを支えようとした、日本に残った家族の大変さです。
 求められる物も当初はネッカチーフや時計等だったのが、だんだん高価な物、特殊な物(トラクター、工作機械、医学書、大量の注射針等々)になっていって、そうでなくても日本でかろうじて暮らしていってる程度なのに負担が増すばかり・・・。
 1人で家族の生活を支えていた辛淑玉さんは、結局ある時点で北朝鮮からの手紙を無視することにした、と声をつまらせながら語っていました。「自分の人生がなくなってしまう」と追いつめられた気持ちで・・・。もう一人の在日女性も「開いていない北からの手紙は家に今でも腐るほどあります」と言っていました。

 集会の後、会場から「北朝鮮に対してどのように対するのがいいと思いますか?」との質問が石丸次郎さんに投げかけられました。私ヌルボも尋ねたかったことですが、石丸さんは「とてもむずかしいです。われわれ皆の課題と言うことでご容赦を・・・。ただ、できるだけ多くの人に実態を知ってほしい」との回答でした。

 脱北して日本に戻ったお2人の話の内容は今はあえて記しません。
 今度の11月20日に来られるのが同じ方かどうかわかりませんが、できるだけ多くの方が集会に参加されることを期待しています。

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