▶今回の記事で注目の映画は「ウエスト・サイド・ストーリー」です。日本では2月11日公開ですが韓国では1月12日から公開されています。もちろんあの「ウエスト・サイド物語」のリメイクです。
「ウエスト・サイド物語」を私ヌルボが徳島の映画館で観たのは1962年。中2の時でした。その少し前に観た「ベン・ハー」とともに私ヌルボが映画ファン人生を歩み始める契機となった作品で、いろんな思い出があります。まず、このミュージカルに熱中したのは映画好きの個々人といったものではなく、いわば<集団感染>という感じで、(たぶん)一番人気だったジョージ・チャキリスをはじめどの俳優がいいといった話とか、どの楽曲が好きか等々いろんな話題で盛り上がってました。そんなある日放課後の音楽室で開かれた全曲盤LPを聴く催しは大勢の生徒が集まって熱気ムンムンの満席状態でした。で私ヌルボ、何を隠そう、当時はハーモニカの名手としてクラスの寵児だった(笑)のですが、大枚はたいてそのLP(2千円くらい?)を買い、主要曲の楽譜入りの曲集も買って「トゥナイト」「マリア」「クール」「ワン・ハンド、ワン・ハート」その他の曲を3オクターブの音域を誇る愛用のTOMBOクロマチックハーモニカを駆使して休み時間に吹いたりしたものです。(思い出せばキリがなくなってきた・・・。以下略。)
映画について言えば、冒頭のNYはるか上空からカメラアングルが絞られていき、対立する2つのグループ場所がクローズアップされ、そのままそれまでのミュージカルにはなかったような集団での斬新なダンスの場面に・・・と、ここまでのわずか数分でもう作品世界に魅了されてましたね。
・・・ことほど左様に個人史的にトクベツな作品なので、今回のリメイク版を観たらどう思うか、よくわかりません。映画自体も違うし時代も違うし、自分自身の感性等も違っているだろうし・・・。下の記事で書いたように韓国では<評論家・記者>の評価は高い一方、一般の観客はその1割が最低評価をつけたりしていて高評価とは言えないレベルのようです。上記のようにいろんな感懐のある作品ではありますが、まあそれはそれとして平常心で観てみようと思います。
注目の映画その2は「ハウス・オブ・グッチ」なんですが、もう日本でもこう迂回されていますね。下にも書いたように、映画もさることながら原作本がおもしろそう。しかし本を読むとしても映画を観た後にしないと、ね。(「ベン・ハー」も後で文庫本を読んで、そこに登場する重要人物が映画では完全に消されていることに気づいた。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/53/46a2ab86510e2fa06501e68df9324357.jpg)
★★★ NAVERの人気順位(1月12日(水)現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも①等の右の( )は前週の順位。評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。
①(2) SING/シング:ネクストステージ 9.40(989)
②(3) 私はチョソンサラム[朝鮮人]です(韓国) 9.32(187)
③(4) 君に行く道(韓国) 9.25(268)
④(新) ショートバス 俳優行(韓国) 9.10(10)
⑤(6) ハッピーアワー(日本) 9.00(53)
⑥(7) スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム 8.92(17,255)
⑦(-) 幸福の速度(韓国) 8.91(44)
⑧(-) 特別手荷物[特送](韓国・日本) 8.84(258)
⑨(8) BanG Dream! FILM LIVE 2nd Stage(日本) 8.84(82)
⑩(新) ハウス・オブ・グッチ 8.77(125)
④と⑩の2作品が新登場です。
④「ショートバス 俳優行」は韓国の若手監督による短編作品のオムニバス。昨年7月から6ヵ月間にわたって毎月公開されてきた<ショートバス>シリーズの最終作(6作目)で、今作は
3本の短編で構成されています。原題は「숏버스 배우행」です。
⑩「ハウス・オブ・グッチ」は、サラ・ゲイ・フォーデンの「ザ ハウス・オブ・グッチ」(講談社)の著作をリドリー・スコットが映画化。原作本には、グッチ勃興から一族の内紛、ルイ・ヴィトンを軸とするLVMHグループとの仁義なき買収戦争等々まで、ブランド・ビジネスの壮絶な争闘や、ブランド全体をプロデュースした男トム・フォードはいかにしてグッチを復活させたか?等々、富の象徴グッチの80年の真実が描かれているとか。はたして映画の方は如何に? 韓国題は「하우스 오브 구찌」。日本公開は1月14日、って、ありゃもう始まってる!
【記者・評論家による順位】
①(1) ドライブ・マイ・カー(日本) 8.44(9)
②(2) ファースト・カウ 8.40(10)
③(3) ハッピーアワー(日本) 8.00(4)
③(新) ウエスト・サイド・ストーリー 8.00(4)
⑤(4) チタン 7.86(7)
⑥(5) パワー・オブ・ザ・ドッグ 7.75(4)
⑦(6) 海辺の一日 7.60(5)
⑧(8) 君に行く道(韓国) 7.20(5)
⑨(9) スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム 7.10(10)
⑩(10) ホモサピエンスの涙 7.00(7)
③「ウエスト・サイド・ストーリー」が新登場です。冒頭に書いたように私ヌルボにとっては思い出の多い1961年のあの「ウエスト・サイド物語」がスピルバーグ監督によりリメイクとは・・・。日本公開は2月11日ですが、一足先に公開した韓国では《記者・評論家》の評価は高いものの、ネチズンの観覧客の評価は平均7.45とあまり高くないのが気になります。約600人中60人が評点1の最低点とはなぜ? ・・・と思って寸評を見ると、「ミュージカルは好きだけどこれは面白くないよ。「レミゼラブル」「ラ・ラ・ランド」等のレベルを期待したら後悔します」、「没入するシーンも、ときめきやリズムに乗る瞬間もありません」、「テンポが遅すぎます。疲れて死ぬと思った」等々。もっとも10点つけた人も約260人いるんですけどね。まあ自分で観て判断します。韓国題は「웨스트 사이드 스토리」です。
「ウエスト・サイド物語」を私ヌルボが徳島の映画館で観たのは1962年。中2の時でした。その少し前に観た「ベン・ハー」とともに私ヌルボが映画ファン人生を歩み始める契機となった作品で、いろんな思い出があります。まず、このミュージカルに熱中したのは映画好きの個々人といったものではなく、いわば<集団感染>という感じで、(たぶん)一番人気だったジョージ・チャキリスをはじめどの俳優がいいといった話とか、どの楽曲が好きか等々いろんな話題で盛り上がってました。そんなある日放課後の音楽室で開かれた全曲盤LPを聴く催しは大勢の生徒が集まって熱気ムンムンの満席状態でした。で私ヌルボ、何を隠そう、当時はハーモニカの名手としてクラスの寵児だった(笑)のですが、大枚はたいてそのLP(2千円くらい?)を買い、主要曲の楽譜入りの曲集も買って「トゥナイト」「マリア」「クール」「ワン・ハンド、ワン・ハート」その他の曲を3オクターブの音域を誇る愛用のTOMBOクロマチックハーモニカを駆使して休み時間に吹いたりしたものです。(思い出せばキリがなくなってきた・・・。以下略。)
映画について言えば、冒頭のNYはるか上空からカメラアングルが絞られていき、対立する2つのグループ場所がクローズアップされ、そのままそれまでのミュージカルにはなかったような集団での斬新なダンスの場面に・・・と、ここまでのわずか数分でもう作品世界に魅了されてましたね。
・・・ことほど左様に個人史的にトクベツな作品なので、今回のリメイク版を観たらどう思うか、よくわかりません。映画自体も違うし時代も違うし、自分自身の感性等も違っているだろうし・・・。下の記事で書いたように韓国では<評論家・記者>の評価は高い一方、一般の観客はその1割が最低評価をつけたりしていて高評価とは言えないレベルのようです。上記のようにいろんな感懐のある作品ではありますが、まあそれはそれとして平常心で観てみようと思います。
注目の映画その2は「ハウス・オブ・グッチ」なんですが、もう日本でもこう迂回されていますね。下にも書いたように、映画もさることながら原作本がおもしろそう。しかし本を読むとしても映画を観た後にしないと、ね。(「ベン・ハー」も後で文庫本を読んで、そこに登場する重要人物が映画では完全に消されていることに気づいた。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/c3/0899559c41c7f5c7b6534aebd8fe9660.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/53/46a2ab86510e2fa06501e68df9324357.jpg)
【 「ウエスト・サイド物語」(左)と、「ウエスト・サイド・ストーリー」(韓国版)のポスター。】
★★★ NAVERの人気順位(1月12日(水)現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも①等の右の( )は前週の順位。評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。
①(2) SING/シング:ネクストステージ 9.40(989)
②(3) 私はチョソンサラム[朝鮮人]です(韓国) 9.32(187)
③(4) 君に行く道(韓国) 9.25(268)
④(新) ショートバス 俳優行(韓国) 9.10(10)
⑤(6) ハッピーアワー(日本) 9.00(53)
⑥(7) スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム 8.92(17,255)
⑦(-) 幸福の速度(韓国) 8.91(44)
⑧(-) 特別手荷物[特送](韓国・日本) 8.84(258)
⑨(8) BanG Dream! FILM LIVE 2nd Stage(日本) 8.84(82)
⑩(新) ハウス・オブ・グッチ 8.77(125)
④と⑩の2作品が新登場です。
④「ショートバス 俳優行」は韓国の若手監督による短編作品のオムニバス。昨年7月から6ヵ月間にわたって毎月公開されてきた<ショートバス>シリーズの最終作(6作目)で、今作は
3本の短編で構成されています。原題は「숏버스 배우행」です。
⑩「ハウス・オブ・グッチ」は、サラ・ゲイ・フォーデンの「ザ ハウス・オブ・グッチ」(講談社)の著作をリドリー・スコットが映画化。原作本には、グッチ勃興から一族の内紛、ルイ・ヴィトンを軸とするLVMHグループとの仁義なき買収戦争等々まで、ブランド・ビジネスの壮絶な争闘や、ブランド全体をプロデュースした男トム・フォードはいかにしてグッチを復活させたか?等々、富の象徴グッチの80年の真実が描かれているとか。はたして映画の方は如何に? 韓国題は「하우스 오브 구찌」。日本公開は1月14日、って、ありゃもう始まってる!
【記者・評論家による順位】
①(1) ドライブ・マイ・カー(日本) 8.44(9)
②(2) ファースト・カウ 8.40(10)
③(3) ハッピーアワー(日本) 8.00(4)
③(新) ウエスト・サイド・ストーリー 8.00(4)
⑤(4) チタン 7.86(7)
⑥(5) パワー・オブ・ザ・ドッグ 7.75(4)
⑦(6) 海辺の一日 7.60(5)
⑧(8) 君に行く道(韓国) 7.20(5)
⑨(9) スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム 7.10(10)
⑩(10) ホモサピエンスの涙 7.00(7)
③「ウエスト・サイド・ストーリー」が新登場です。冒頭に書いたように私ヌルボにとっては思い出の多い1961年のあの「ウエスト・サイド物語」がスピルバーグ監督によりリメイクとは・・・。日本公開は2月11日ですが、一足先に公開した韓国では《記者・評論家》の評価は高いものの、ネチズンの観覧客の評価は平均7.45とあまり高くないのが気になります。約600人中60人が評点1の最低点とはなぜ? ・・・と思って寸評を見ると、「ミュージカルは好きだけどこれは面白くないよ。「レミゼラブル」「ラ・ラ・ランド」等のレベルを期待したら後悔します」、「没入するシーンも、ときめきやリズムに乗る瞬間もありません」、「テンポが遅すぎます。疲れて死ぬと思った」等々。もっとも10点つけた人も約260人いるんですけどね。まあ自分で観て判断します。韓国題は「웨스트 사이드 스토리」です。
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