ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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韓国内の映画の興行成績 [8月6日(金)~8月8日(日)]と人気順位 ▶初めて聴いたぜ!ブラックピンク(笑) ▶米英等4ヵ国合作の「グリーン・ナイト」に注目・・・って日本公開どうなってる?

2021-08-12 17:11:44 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▶今年上半期に観た映画(全75作品)の総括も言行不一致のまま今に至り、その間7月以降に観た映画も18本になりました。とりあえず7月以降のオススメ作品をタイトルだけ挙げておきます。新作のみ、ほぼオススメ順です。
 ・「サマーフィルムにのって」★★★★★ ・「ブータン 山の教室」★★★★★ ・「プロミシング・ヤング・ウーマン」★★★★☆ ・「返校 言葉が消えた日」★★★★☆ ・「逃げた女」★★★★☆ ・「少年の君」★★★★☆ 「サマーフィルムにのって」は久々に感動したなー。

▶今回初登場の韓国映画は「BLACKPINK THE MOVIE」の1作のみ。人気女性アイドルグループBLACKPINKの公演記録プラスα。日本でも8月4日同日公開。ファンの皆さんはたぶんもう知ってる? ジツは私ヌルボ、BLACKPINKからして知らなかったんだよねㅋㅋㅋ いやー、10年代以降日韓のヒットチャートとか全然疎くなっちゃって・・・。そんなワケで→コチラの動画(京セラドームの公演)で初めて聴きましたがな! しかしやっぱりヌルボのようなトシヨリには韓国SBSラブFMのDJ番組「崔白虎(チエ・ベッコ)の浪漫時代」で懐メロを聴く方がなんぼかシアワセを感じられますです、はい。

▶日韓以外の映画で注目は何と言っても米英等4ヵ国合作の「グリーン・ナイト(The Green Knight)」ですが、日本での公開情報ナシ。まさか公開されないということがあるのでせうか??

         ★★★ NAVERの人気順位(8月10日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
  ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
        「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。

①(1) かもめ(韓国)  9.70(37)
②(-) 学校に行く道(韓国)  9.63(149)
③(新) BLACKPINK THE MOVIE(韓国)  9.46(100)
④(3) シャーマン・ロード(韓国)  9.43(14)
⑤(4) 銀魂 THE FINAL(日本)  9.39(201)
⑥(5) ブータン 山の教室  9.39(170)
⑦(新) 映画ドラえもん のび太の新恐竜(日本)  9.36(75)
⑧(6) 子供たちは楽しい(韓国)  9.33(215)
⑨(7) 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(日本)  9.28(12,746)
⑩(8) 復活:その証拠(韓国)  9.27(422)

 ③「BLACKPINK THE MOVIE」と⑦「映画ドラえもん のび太の新恐竜」の2作品が新登場ですが、いずれについても後述します。

     【記者・評論家による順位】

①(1) Mank/マンク  8.14(7)
②(2) マーティン・エデン  8.00(8)
②(2) ノマドランド  8.00(8)
④(4) 水を抱く女  8.00(6)
⑤(5) スパイの妻(日本)  8.00(5)
⑥(6) 夏時間[ハラボジの家](韓国)  7.83(12)
⑦(7) あの日のように抱きしめて  7.80(5)
⑧(新) グリーン・ナイト  7.75(4)
⑨(8) アイダよ、何処へ?  7.67(3)
⑨(8) イントロダクション(韓国)  7.67(3)

 ⑧「グリーン・ナイト」が新登場ですが、この作品については後述します。

 ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績8月6日(金)~8月8日(日) ★★★
         2週連続1位の「モガディシュ」が他を圧倒

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・上映館数
1(1)・・モガディシュ(韓国)・・・・・・・・・・7/28・・・・・480,622・・・・・・1,712,392 ・・・・16,579・・・・・1,639
2(新)・・ザ・スーサイド・スクワッド・・・8/04 ・・・・177,469・・・・・・・・281,384・・・・・・2,942・・・・・1,041
       “極”悪党、集結
3(2)・・ボス・ベイビー・・・・・・・・・・・・・・・7/21 ・・・・・78,532・・・・・・・・836,809・・・・・・7,511・・・・・・・783
       ファミリー・ミッション
4(4)・・ブラック・ウィドウ・・・・・・・・・・・7/07 ・・・・・51,380・・・・・・2,908,684・・・・・29,457 ・・・・・・552
5(新)・・映画ドラえもん・・・・・・・・・・・・・8/05 ・・・・・27,736 ・・・・・・・・・38,669・・・・・・・・337 ・・・・・・502
       のび太の新恐竜(日本)
6(3)・・ジャングル・クルーズ・・・・・・・・・7/28 ・・・・・25,557・・・・・・・・237,891・・・・・・2,200・・・・・・・509
7(6)・・謗法:在此矣[ぼうほう:ざいしい](韓国)・・7/28 ・・13,966・・166,005 ・・・1,476・・・・・・・359
8(37)・・グリーン・ナイト ・・・・・・・・・・・8/05 ・・・・・・6,693 ・・・・・・・・・10,902 ・・・・・・・100・・・・・・・228
9(新)・・BLACKPINK THE MOVIE(韓国)・・8/04・・・5,420 ・・・・・・・・・11,761 ・・・・・・・154・・・・・・・147
10(6)・・ランジョン(韓国・タイ)・・・・・・7/14・・・・・・・4,582・・・・・・・・827,685・・・・・・8,586・・・・・・・・80
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
2・5・8・9位の2作品が新登場です。
 2位「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」はアメリカのアクション。日本でも8月13日から公開されているので、内容等の紹介は省略します。韓国題は「더 수어사이드 스쿼드」です。
 5位「映画ドラえもん のび太の新恐竜」は日本では昨年8月7日公開なので1年の間が空きました。この作品もネチズンの人気ランキングに入っているように好評です。もしかして日本以上? TVアニメは2001年から始まりましたが、もちろんそれ以前に漫画があって、1994年から漫画誌連載が始まり、翌95年に右画像の「ドラえもん 第1巻」をはじめとする全45巻が刊行されました。いや、それ以前に80年代から長~い海賊版の時代があって・・・と、これは独立した記事にすべきか・・・。韓国題は「극장판 도라에몽: 진구의 신공룡」です。
 8位「グリーン・ナイト」(仮)はアイルランド・カナダ・米・英合作の冒険&ファンタジー。「ムーンライト」「レディ・バード」「ミッドサマー」「フェアウェル」等々のヒット作・話題作を手掛けてきた映画等の製作・配給会社A24が製作した新作です。14世紀後期のイングランドで書かれた作者名不詳の物語「ガウェイン卿と緑の騎士」に基づく壮大な中世ファンタジー映画です。アーサー王(ジョエル・エドガートン)の宮殿で新年の宴が開かれている時、突如謎の人物が現れます。その男は衣服も皮膚も、さらには跨る馬まですべて緑色の<緑の騎士(Green Knight)>(ラルフ・アイネソン)でした。そして彼は「首切りゲーム」をもちかけます。つまり、自分の首を大鉈でかき斬ってみろというのです。この挑発に応じたのがアーサー王の甥である騎士ガウェイン卿(デーヴ・パテール)でした。彼は騎士の言葉通り緑の騎士の首を一振りで斬り落とします。が、・・・(中略)・・・緑の騎士は「1年後緑の礼拝堂で再び対戦しよう」と言い残し、自分の首を小脇に抱えて走り去ります・・・。そしてついに1年後、ガウェインは緑の礼拝堂を目指して旅に出ます・・・。韓国題は「그린 나이트」。日本公開は未定のようです。が、カクチョー高そーな注目作で実際記者・評論家による評価も高いこの作品が公開されないはずはないのに上映情報も正式タイトルも出てないのはなぜ? →日本語字幕の予告編もあるんだけどねー。※未公開映画を日本語字幕をつけて紹介しているPIGWIG FILM(現イーニッド・フィルム)による予告編です。
 9位「BLACKPINK THE MOVIE」は、人気の韓国4人組女性アイドルグループ<BLACKPINK>の公演記録。ライブ映像だけでなく、リハーサル風景、メンバーへのインタビュー等も盛り込まれています。韓国題は「블랙핑크 더 무비(BLACKPINK THE MOVIE)」。日本でも韓国と同日の8月4日に公開されています。

【独立・芸術映画】
順位・・・・題名 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・ジャッリカットゥ 牛の怒り・・・・8/05・・・・・・・1,364・・・・・・・・・2,913・・・・・・・・・・・25・・・・・・・・44
2(2)・・あの日のように抱きしめて・・・・・・・7/22・・・・・・・・・907・・・・・・・・・8,521・・・・・・・・・・・72・・・・・・・・30
2(1)・・トゥ・オブ・アス・・・・・・・・・・・・・・・・・7/28・・・・・・・・・825 ・・・・・・・・4,951・・・・・・・・・・・41・・・・・・・・38
4(3)・・今度はうまくいくだろう(韓国)・・・7/08・・・・・・・・・787・・・・・・・・・9,586・・・・・・・・・・・61・・・・・・・・・3
5(64)・・学校に行く道(韓国)・・・・・・・・・・・・5/05・・・・・・・・・582 ・・・・・・・26,452 ・・・・・・・・・199・・・・・・・・・4

 1位「ジャッリカットゥ 牛の怒り」が初登場です。インドの(一応)パニック映画。<ジャッリカットゥ>とはインド南部のタミル・ナードゥ州の収穫祭で催される伝統行事。男たちが解き放たれた牛の背にできるだけ長く乗り続けられるかを競うものだが、この作品はこの行事を描写する作品ではありません。屠畜場から逃げた水牛が町中を暴れ回り、村の男たちだけでなく隣町の男たちまでその水牛を捕まえるためにやってきて大騒動に・・・。韓国題は「잘리카투」。日本では7月17日から渋谷のシアター・イメージフォーラム等で公開されています。これ、観に行こうかな・・・。

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