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ソウルで買い込んだ本[その1 韓国語学習書] 4コマ漫画で楽しく学ぶ擬声語・擬態語

2013-01-10 20:29:28 | 韓国語あれこれ
 先月の3泊4日のソウル1人旅関係の記事はいくつかupしてきました。
 今回は、現地で買い込んできた本の紹介。全部で14冊ですが、正確には買った本が12冊。それで重さも分量もほぼ限度と思っていたところ、知り合いの韓国人女性から2冊いただいてバッグの容量及び体力の限界にきっちり到達しました。ふー。

 自分の買った本を公開するというのは、駄本だと馬鹿にされそうだし、カクチョー高そうな本はイヤミっぽいし、そうでなくてもヌルボの人となりが推し量られたりされそうなので恥ずかしさがあります。しかしここはたんに記憶力減退の激しい自分自身の備忘録といった感じで記録を残しておきます。

 全14冊の内訳は、韓国語学習書2冊、漫画5冊、思想・文学雑誌2冊、紀行・映画評論・人生・文学史の学参・クイズ各1冊です。

 今回は、韓国語学習書2冊を紹介します。

①イ・ギョンウン、チェ・ヒジョン「4コマ漫画 韓国語:擬声語・擬態語)」(ハングルパーク)
 [이경은, 최희정「4컷 Cartoon 한국어: 의성어 의태어」(한글파크)]
 ※参考:→教保文庫
      

 いやー、この本は衝動買いして大正解でしたね。
 平積みされている韓国語テキストの中で、漫画の表紙の本書はすぐに目に入りました。子ども向けの学習書の場合はふつうなんですけどね。
 内容は私ヌルボの苦手な擬声語・擬態語。
 슬슬(スルスル)(=そろそろ、후끈후끈(フックンフックン)=ほかほか、부글부글(プグルブグル)=ぶくぶく[湯が沸く]、부들부들(プドゥルブドゥル)=ぶるぶる[震える]あたりは日本語と似てますが、多くは相当に違うので、いちいち憶えるのが大変。

 この本の特徴は、実際にありそうな場面での使用例を4コマ漫画で示しています。
 しかも、登場人物は会社員の父・専業主婦の母・大学生の長女・高校生の長男・幼稚園児の次男・母の妹の会社員という家族を中心に、近所の人や職場の同僚というように、全体の連関性があるんですよ。

     
       【登場人物の紹介ページ。左ページが家族、右がその周辺の人たち。】

 この本の中から具体的に1つ見てみます。

     
    【1つの言葉について、漫画(左)とその説明(右)の2ページで構成しています。】

     
 長女「うーん、美味しそうな匂い。ママ、今日のおかずは何なの?」 ママ「ソンウが試験で食欲が落ちてるみたいだからカルビにしたのよ」

     
    長女「ソンウはいいわね。ママが特別に料理も作ってくれて・・・」 長男「ありがとう、ママ」

     
 次男[(깨작깨작.ケジャケジャ)]「・・・」 ママ「ジヌ、美味しくない? なんでさっきから料理をモゴモゴ食べてるの?」

     
 次男「ぼくはピザが食べたい!!」 ママ「ジヌはインスタント食品ばっかり好きだから大変だわ」 長女「あら、美味しいカルビもあるのにピザとは、何でまた?」

 ・・・ということで「깨작깨작」がいやいやながら物を食べている音であることがわかります。一応「モゴモゴ」と訳しましたが、ぴったり一致する訳語は思いつかず。

 右ページの説明も簡潔で要を得ています。

    

 「意味」、「派生語」、「用例」6つが簡潔に記されています。

    

 出てくる単語の意味が日本語でも書かれています。
 最後の<돋보기(トッポギ.虫めがね)>では、「깨작깨작」によく合う動詞が「먹다」(食べる)であること、元来は「깨지락깨지락.ケジラケジラ」だが、この略語の方がよく使われることが書かれています。

※2013年1月21日の追記
 この本、一昨日(1月19日)職安通りのコリアプラザに行ったら平積みされてました。(ステマみたいだな。) 関係ないけど、土曜の昼近くなのに意外なほど人出が少なかったなー・・・。

②延世大学校韓国語学堂「外国人のための韓国語文法練習 日本語(高級)」(延世大学校出版部)
 [연세대학교 한국어학당「외국인을 위한 한국어 문법연습 일본어(고급)」(연세대학교출판부)]
 ※参考→教保文庫
     

 先月(12月)出たばかりのテキストです。
 体裁も内容も教育振興研究会「韓国語文法練習」とよく似ていて、TOPIK韓国語能力試験対策ということで実戦的練習問題も豊富。しかしソチラが全部ハングル書きなのに対して、これはタイトル通り日本語入り。初級・中級・高級の3レベルが各1冊で、姉妹編として「韓国語語彙練習」も刊行されています。
 2012年は、元旦に「今年は検定試験を受けるぞ!」と公言したのに受けずじまい。今度こそこのテキストできっちり勉強して挑戦するぞ、と買った時には思ったのですが、どうもそれは一時の気の迷いだったようで、新年早々のハングルサークルで私ヌルボの何倍も向学心旺盛なメンバーにあっさり長期貸与ということにあいなりました。

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