ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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知らなかった韓国語2つ ①アウク ②トゥクチョンサ

2010-07-14 23:41:11 | 韓国語あれこれ
 申京淑の小説「어디선가 나를 찾는 전화벨이 울리고(どこかで私をよぶ電話の音が鳴って)」。この数日ずっと読みふけっています。たぶん明日読み終えます。

 この小説中の言葉で、知らなかった単語の中で2つだけ紹介します。
 1つめは<아욱>。食事の場面で出てきます。冷蔵庫から아욱を取りだして아욱국(粥)をこしらえるのですが、この아욱がわかりませんでした。辞書を引くと冬葵。これも知らなかったので、いろいろ見てみると、この野菜がきれいに写ってる写真と調理法が載っている<ウェルビン(wellbeing)ライフin Korea>というサイトが見つかりました。

 小説では、たまたまあった干しエビも入れています。アウクは「ちゃんとゆがかないとピリッとした辛みが残る」とありました。韓国のサイトでも見てみたところ、下の写真のようなもののようです。

     

 冬葵は日本ではどの程度知られているのでしょうか? 10人くらいに聞いてみたところ、知ってた人は1人でした。

 2つ目の言葉は<특전사>。아욱とは全然違う分野です。
 兵役に就いた青年が、「특전사に選ばれた」とあります。特別戦士あたりかな?と見当をつけて調べたら特戦司でした。大韓民国陸軍特殊戦司令部(특수전사령부)の준말(略語)なんですね。

 特戦司のHPを見ると、海中や雪上での訓練、パラシュート降下等々の映像、<忠誠・名誉・団結>という<部隊訓>、<絶対忠誠・絶対服従・百折不屈の闘志・魂を分かつ義理>という<特戦精神>等々が紹介され、また<世界最強特戦司>と称しています。
 小説から察するに、一般国民の認知度も高いようです。またその内部ではかつての日本軍にもあったような新兵に対するイジメがあるようです。この件についてはいずれ別記事にします。

 昨日の記事でアメリカの海兵隊の訓練の厳しさについて書きましたが、どうもアメリカだけのことではなさそうですね。

 日本のウィキペディアにも特殊戦司令部がありました。
 その説明文中、同様の性格をもった部隊として日本の陸自にも2007年中央即応集団が創設された、とあります。国民の皆さんはどれくらい知っているのですかねー。私ヌルボは知りませんでした。

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