ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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そうだったのか! 韓国人のアタマの中の韓国地図

2013-10-25 21:48:25 | 韓国関係の雑情報
 何かの目的で新聞の過去記事を見ていたら、全然関係のない別のおもしろそうな記事が目に入って、つい読みふけったりすることがあります。

 インターネットでも同様で、今回の記事もそのたぐいです。

 <赤い鷹の日本のぞき見(붉은 매의 일본 엿보기)>という韓国ブログに、「日本人の友人が韓国の中学校で受けた衝撃(일본인 친구가 한국 중학교에서 받은 충격)」というタイトルの記事がありました。(→コチラ。自動翻訳→コチラ。)

 その内容はというと、韓国の中学校で「韓国の地図を描いてごらん」という先生の指示に対して、生徒たちは北朝鮮も含めた朝鮮半島全体の図を描くというのです。

 つまり、下の図ですね。

         

 それを見て、日本人(の生徒?)は驚いたとのこと。

 日本人だと、韓国の地図といえば下のような図をイメージするのではないでしょうか?

         

 あ、これは少しずいぶん雑ですが、私ヌルボによる略図です。
 描き方のコツ(笑)は、
  ①左向きにすわったウサギを思い浮かべながら一応朝鮮半島全体を描いておいて、(中国の山東半島・遼東半島から描くのがミソ。)
  ②真ん中へんで38度線を描いて、
  ③38度線と交叉させて左下から右上に現在の軍事分界線を描いて完成。
  ④少していねいに、済州島を描く場合もあります。鬱陵島は省略。
 ※朝鮮半島全体をウサギとみることについては以前から大きな問題(!?)とされている。「トラとみるべきだ!」との強い反論があるのですが、この件についてはまたいずれ。

 で、記事によると、ブログの管理人(韓国人)も同じく朝鮮半島全体を描くとのこと。
 友人の日本人が、今度は「韓国の人口はどのくらい?」と訊ねると、「以前は4千500万くらいだったが、最近5千万人を超えた」と答える。
 日本人が重ねて質問。「なぜ地図は北朝鮮まで描きながら、人口は北朝鮮を含めないのか?」

 これに対して、ブログ管理人氏は「なるほど、言われてみればそうだなー」という反応なんですね。
 人口の他にも「韓国の特産物」という場合も北朝鮮は含まれていないそうです。

 自動翻訳では、この「韓国の特産物」という部分がなぜか「韓国料理」と訳されています。
 しかし、私ヌルボ思うに、「韓国料理」「韓式店(韓国料理店)」の場合の「韓」は「韓服」「韓屋(韓国伝統家屋)」等々と同様朝鮮半島全体をイメージしているのではないでしょうか?

 このブログ記事、タイトルに「衝撃」とあるので見てみたのですが、そんなに衝撃的な内容ではありませんでした。
 しかし、韓国人自身の韓国イメージを知る上で、なかなか興味深い記事ではありました。

 あ、そういえば、以前韓国人ネイティブの先生から聞いた話を思い出した!

 韓国の天気予報で「中部地方」といえばどのあたりだと思いますか?
 韓国の真ん中辺といえば、私ヌルボが6月に行った聞慶(慶尚北道北西部)方面かな、と思ったら間違い。朝鮮半島全体からみての中部地方というわけで、具体的には「ソウル特別市、仁川広域市、京畿道、江原道、忠清北道、忠清南道」が該当します。
 国際結婚でソウル在住の方の<ソウルなう☆韓国生活ブログ>というブログにも関係記事がありました。(→コチラ。)
 これもやっぱり「朝鮮半島全体が韓国」というイメージが前提になっているんでしょうね。いや、イメージというより国としての理念の問題?

 今度韓国人にあったら「韓国の地図を描いてみて」と言ってみようかな?

 韓国とは直接関係ありませんが、ことのついでに日本の略図をヌルボなりに描いてみました。

       

 いやー、恥さらしですねー。(笑) 沖縄・佐渡・淡路等の皆さんゴメンナサイ。能登半島・伊豆半島等々の皆さんも。北海道の方が九州より大きいことは知っているんですが・・・。

 恥の上塗りで世界略図も。

       

 大体は一筆で描けますね。左上の赤丸からスタートして・・・。

 台湾・フィリピン・インドネシア・ニュージーランド等々の島国の皆さん、インドシナ半島・アラビア半島その他多くの半島で暮らしている皆さん本当にゴメンナサイ。
 ではこのへんで失礼します。
コメント (5)
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