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浪江町・請戸地区

2013-04-12 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2013年 4月12日(金)22時05分57秒

4月4日と9日、警戒区域から避難指示解除準備区域に再編され、立ち入りが可能になった浪江町の請戸地区とその周辺に行ってきました。
写真は4月4日に請戸漁港から北側、棚塩地区を見たものです。
この日は本当に波が荒かったですね。
棚塩地区は東北電力の浪江・小高原子力発電所の建設予定地でしたが、先月28日、東北電力は建設を正式に断念した旨の発表をしましたね。

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浪江・小高原発を断念 東北電 計画から45年、新設撤回は震災後初

 東北電力は28日、本県で進めていた浪江・小高原発(浪江町・南相馬市)の新設計画を取りやめると発表した。建設計画の公表から45年。東京電力福島第一原発事故で地元の反対が強まり、建設は不可能と判断した。原発事故後、原発の新設断念は初めて。海輪誠社長は「地元の反対の声が大きく、国のエネルギー政策を見極め判断した」と語った。建設計画地は地元と協議し、地域振興につながる利活用を進めていく考えを示した。
 東北電力は28日に国に提出した平成25年度の供給計画に浪江・小高原発の「計画中止」を明記した。
 海輪社長は仙台市の本店で記者会見し、地元の浪江町議会が「誘致決議を白紙撤回する議案」、南相馬市議会が「誘致決議を破棄し、建設の中止を求める議案」をそれぞれ決議したことを理由に挙げ、「立地を推進することは適切でない」と総合的に経営判断したと説明した。
 建設計画地の利活用については「将来、地域が発展するような利用を計画したい」と述べ、地元から要望が出ている原子力発電以外の発電所や工業団地などの要望を踏まえながら協議を進めていく考えを示した。
 浪江・小高原発は東北電力が昭和43年1月に建設計画を公表。浪江町と南相馬市小高区に約150万平方メートルの用地取得を進めてきた。民有地のうち約98%の用地取得を終えたが、一部に根強い反対があり、計画発表から45年たっても取得が完了していなかった。
 さらに東日本大震災の津波で予定地の一部が浸水し、全域が避難区域に含まれた。原発事故で県が「脱原発」を表明するなど計画は暗礁に乗り上げていた。
(後略)
http://www.minpo.jp/news/detail/201303297478


式内社の苕野(くさの)神社は本当に海の近くですね。

http://www.jinjahoncho.or.jp/reconstruction/000071.html
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/02/post_3245.html

この読売新聞の動画は去年2月19日のものですが、一年後の今も全く同じ状況です。
ただ、放射線量は非常に低くて、近くの請戸集会所前に設置されていたリアルタイム放射線量測定装置の値は毎時0.07マイクロシーベルト。
一年前でも別に防護服を着る必要など全然ない数値だったでしょうね。

http://www.yomiuri.co.jp/stream/m_news/vn120220_3.htm

※写真
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6781

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