キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

長男の質問2

2024年06月15日 | Weblog
ベルモットは輸入しにくいのか?
これってワインにそのメーカーなり家独自の薬草を入れて作る滋養強壮剤みたいなもので、日本の酒税のカテゴリーでは甘味果実酒になることが多い。
ハードリカーに薬草などを入れたのはリキュールとなる。
レシピを公開して誰でも作れるとなると買ってもらえなくなっちゃうから、薬草や製造方法を秘伝にする。
原料と製造方法を明示しないと日本の税関では通関できないから、メーカーに問い合わせても答えてくれないんだな。
それと彼らも分からないものを下請けから仕入れていたりするから、掌握してないケースもあり、公開しようにもできないってことになり、通関が出来ない。
イナリヤトで輸入した親友ディエゴのベルモットも、使っている原料がハッキリしなかったので、我々の自己消費が条件で通関した。
お陰でこうやって時々楽しんでいるが、日本じゃ僕だけが飲めるんだと思うと大いに優越感を感じ、実に愛いやつじゃと思う。

先日の小林製薬の紅麹なども、健康や滋養強壮を謳っていると思うが、成分を特定するのって酷く大変だから問題が起きて後で慌てることになる。
まあ、こういったことを避けるために原材料や製造工程がハッキリしないものは市場に出さないってことになるんだな。
紅麹の場合は培養するときに青かびが発生して、その毒素が腎臓などにダメージを与えたって解説してたけど、ホントかな?って思う。

薬酒に良く使われるのがニガヨモギで、かなり広範囲なことに効能を発揮する。
この万能成分のツジョンにより神経麻痺なども起こるが、なんでも少量なら薬、多量だと毒になる。
20世紀初頭のフランス、ニガヨモギが入ったアブサンを多量に飲み、イッチャッタ詩人が多かったの記憶にあるでしょ。
今では成分を気持ち希釈してパスティスなんて銘柄で売ってるから、人生に疲れた折にはぜひお試しあれ!!!
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