キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

最澄の仏教改革

2024年05月29日 | Weblog
昨夜は割と叩く寝たような気がする。
僅か10時間前くらいのことが思い出せないのは老化によるものなのか、まあ、人間死が近くなってあまり精神がくっきりしていたら怖くてしょうがない、生きているのか死んでるのか分からないうちにあの世へ行くのが望ましい。
今朝は4時ね目が覚めて割とすっきりしていたので日野美歌「横浜フォールインラブ」を聴きながら小室直樹を読んだ。
小室節が気持ちいいんだろうなあ、ついこの本に手が伸びてほかの読みかけの本があるのに読み続けている。

我が家の宗派は天台宗だが、この比叡山というところインチキ仏教を始めたことで有名で、最澄が戒律をやめちゃったもんだから、腐敗して妻帯する僧侶が山全体に住んでいた。
それが我慢非ず信長が焼き討ちで皆殺し、まあ、日本人の戒律嫌いを感受して、最澄は仏教を広めるために、仏を信仰すれば後は何でもいいことにしたもんだから、神道を袖にして広まり、親鸞、日蓮に続いている。
これは最澄による宗教改革で、日本以外の仏教でこのようなものは無い。

キリスト教には戒律があると思っていたけど、実はないんだな、戒律らしきものは教会や神父が作ったものらしい。
昔は聖書はギリシャ語で書かれていて、聖職者はそれとラテン語が必須で、聖書を教会が独占していた。
信者には権威付で秘蹟なんてインチキなことを教えていたわけで、ルターやカルバンが出て聖書が各国の言語に翻訳され、初めて聖書に触れ、何だよということになった。
日本でも西洋でも聖職者というものは知識を独占して権威を保ちたいもんだから、聖典を分かりやすい言葉で信者に教えることをしなかった。
未だに葬式で訳も分からず長い時間お経を聴いているじゃない。
こけおどしに荘厳な建物や像や絵を準備して平伏させ都合のいいことを話していたんだなあ。
本書には他にもっと面白いことも書かれているんだけど長くなるからまた後で。

6時半に起きて、シメジと豆腐と隠元の味噌汁を作り、鯵の干物とメカジキ煮を焼き、
長い胡瓜2本を糠床から出し、ひじき煮を温め、冷蔵庫から烏賊刺しを出して食べた。
朝飯というのはいくら食べても太らないような気がするのでつい喰い過ぎるが、一日の食事で一番美味いような気がする。




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