夢心地に屋根を滑り落ちる雪の音を何度か聞いた。
そして明け方にはFFストーブが点滅、ああ、排気筒が埋まってしまった・・・
今日も除雪の労苦から始まるーゥ
窓を開ければ40ｃｍほどの新雪、雪は十分、もういらない。
今朝も空腹の野鳥たちの餌やりから・・・
雪の天気予報がはずれ、快晴。
このチャンスを生かせねば・・・家の掃除もそこそこに家の周り、駐車場の除雪作業。
きれいに除雪され、すっきり家の中から庭を眺めるのは気分がいい。
作業後の雪だらけの凍った手袋、帽子、靴は薪ストーブのそばに置く。
薪ストーブは料理を作るためのレンジとして、濡れた衣類その他を乾かす乾燥機としてでも存在する。
ストーブトップには湯を沸かし、パンを温め、シチューを煮込むためのクッキンググリドルを備え、ウォーミングシェルフには濡れ物を乾かすためのミントラックが付いている。
薪ストーブは暖房のためだけだなく実に実用的でたくましい道具でもある。
カーテンを開ければ今日も雪。
ツララ伸び、ボイラー室の扉は雪と氷で塞がりつつある。
またいやな除雪をしなければならない。
だが今日はそのつらい作業から逃れて町に下る。
郡山の如法寺に初詣。
如法寺は境内に数多くの古碑のある由緒ある名刹。今日一月七日は七日堂参りとあって参道は露天商と参拝人であふれ大混雑、
参拝するために寒風吹き荒れる参道に30分ほど並び、やっと本堂前に。
手をあわせ、いろいろの事、真剣に祈る。
おみくじを引き今年を占う。妻、吉。私、第96番大吉。
このおみくじにあたる人は、よろず、つつまやかにして、人を大切にして、仕事に勉強すれば、家内しあわせきわめてよろし・
のぞみごとかなう・争いご事勝ちなり・売買吉・・・
あたってほしい。
一日小雪、風強く、雪煙を激しく巻き上げ、吹き抜ける。昨夜からの積雪30ｃｍ、昼の気温－4℃の真冬日。
夕方、一時青空、夕日うっすらカラマツ林を抜ける。
今日は一日完全休養日。風の音を聞きながら映画三昧、ハードディスクに撮り貯めた映画を観る。
まずは2001年宇宙の旅。
この映画が公開されたのは1968年、テアトル東京で当時はシネラマであった。
私が初めて観たのはずっと後のことで銀座マリオンで2010年との2本立てで観たと記憶している。
その後も家でVHS、DVDで数十回繰り返し観ているお気に入りの映画。
モノリス、地球外高度知的生命体の存在、宇宙人、いやそれを超えた神の存在の暗示、
宇宙に浮かび地球を見下ろす巨大なスターチャイルドは輪廻転生,因果、仏教思想をも含む・・・
FS映画の枠をはるかに超え、形而上学的領域にまで高めた金字塔的作品。
だが今日はそんなことは一切気にせず、ただただハイビジョンの映像の細部に目を配り、DVDでは何度観ても気づかなかった、細かい仕掛けの新たな発見多数、映像の美しさに激しく感動する。
改めてこれが40数年前に製作された映画とは・・・
今度は是非、シネラマで観てみたいと思う。無理とは分かりつつ・・・
今日も真冬日、寒い日が続いている。
ポーチ屋根に取り付け雨水を垂れ流すチェーンが凍りつき氷の棒になってしまった。
例年は冬が来る前に取り外していたが・・・
このまま氷が成長すれば重さに耐え切れずちぎれ落ちる？ことになるのか。
取り外すことができるかできるだろうか、気温が上がってほしい・・・
ちょっとした買い物の途中、五色沼に立ち寄る。
賑わう毘沙門沼はなく、ただただ静か。
厳しく冷え込んだとき、吹雪の五色沼の森を彷徨ってみよう思う。
穏やかな風景を眺めながら吹雪の中、まつげを凍らせ散策する姿を想像している。
気温低いものの風なく、降雪もないまずは絶好のスキー日和。
ちょっと疲れた、があと数日、楽しんで働こう、と自分に言い聞かせる。
ふと眺めた窓の外の風景、軒先のツララ伸びる、伸びる。
2011年が皆様にとて輝けるすばらしい年になるよう心よりお祈り申し上げます。
深い新雪を漕ぎ、あえぎあえぎ甲府沼へ。
2011年初めての磐梯山と対峙・・・
