裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

焚火・・・今や気軽にできない遊び

2006年04月15日 | Weblog
一日庭仕事。雪解けの庭には大量のカラマツの小枝、落ち葉。焚火の煙が流れる。庭にこれらを燃やすファイヤープレイスがある。椅子を持ち出し、焚火を楽しむときもあった。今は都会に限らず、田舎でさえも、そう、キャンプ地でさえも野焼き禁止条例が施行され、規制が厳しくなり、焚火が簡単にできなくなってしまった。落ち葉焚きの風景が消えつつある。さびしいかぎり。(庭にて)
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トラディスカント⑤

2006年04月14日 | Roses
残雪が急激に減る。ツルバラの誘引。庭仕事が忙しくなる。トラディスカントを外気にふれさせるため屋外に出す。ワインレッドの美しさ、すばらしき香りにうっとり。しばし仕事を忘れる。(庭にて)
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ミズバショウ・・・雪解けの後に早くも

2006年04月13日 | Weblog
暖かい。雪解けの著しい庭に出ると、遠くで鶯の初音、じっと聞き入ってしまう。裏磐梯の小川のあちこちに小さなミズバショウの花が咲き出した。
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曲沢沼の雪解け

2006年04月12日 | Weblog
紅葉の美しい沼、曲沢沼。アマチュアカメラマンでにぎわう曲沢沼も今は静寂そのもの。ようやく急激な雪解けで水面を見せ、早くも数羽の水鳥がその水面に波紋を作っている。裏磐梯の遅い春もすぐそこだ。(曲沢沼にて)
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ツクシ、土筆・・・ツクシ誰の子スギナの子

2006年04月11日 | Weblog
雄国山山麓を行く。畦道におびただしいツクシ。幼いころ誰もがツクシ摘みに興じた経験をお持ちの事と思う。そしてそれが高価な山菜だと知らずに、無心に手の中にいっぱいに摘んだことだろう。かく言う私もずっと後になってそれを知った。そして袴を苦労して取り、レシピに従い、おしたし、卵とじ、ツクシご飯にして食べた事があった。だが美味しいという記憶はない。明治天皇はツクシがとてもお好きだったという。そして検便の際、(当時は寄生虫が多かったのだろう)ツクシの胞子を寄生虫の卵と見間違い、大騒ぎになったという逸話がある。(雄国山山麓、北山にて)
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春は足踏み・・・甲府沼 いまだ氷解けず

2006年04月10日 | Weblog
今日も気温上がらず、薄ら寒い一日。強い春の日差し、そして一日でも早い雪解けを願う。
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トラディスカント ④・・・ついに

2006年04月09日 | Weblog
トラディスカントが咲いた。雪から掘り起こし、暖かい窓辺に持ち込んでおよそ40日、早いものである。冬の弱い窓越しの陽光にもかかわらず、伸びやかに成長し、たくさんのつぼみをつけ、早くも花開くバラの強さに驚く。この香り、この美しさ。窓の外の残雪と生き生きしたバラの美しさの対比がなんとも楽しい。(窓辺にて)
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ホトケノザ・・・ごくありふれた野草 よく見れば

2006年04月08日 | Weblog
早春の日当たりのよい草原、そんな場所でごくごく普通に見ることのできる野草、ホトケノザ。だが、こうしてよく見ると実にかわいく、そして美しい。ホトケノザ、花の下の茎を囲む葉が仏の座、蓮華座に似ているところから付けられたとか。
種の散布には蟻の助けを借りている。ホトケノザの種にも蟻の好物、エライオソームができるのである。今日の裏磐梯は朝から霙、そして雪。とても寒い。外に出る事ができない。(四季の里にて4月4日撮影)
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ハイビスカス・・・ブッソウゲ、沖縄ではアカバナー

2006年04月07日 | Weblog
今年もハイビスカスがひそやかに咲く。日当たりのよい窓辺はバラで占領され、時々ついでに水を与えられる、そんなかわいそうなハイビスカスであった。数年前の晩秋、公園でもらった一枝、その一枝が挿し木で根付いたもので、大切にしなければならないのであるが。ハイビスカスはアオイ科フヨウ属の低木の総称。そしてハイビスカスといえばだれもがハワイを思い浮かべる。ハワイのハイビスカスの繁栄は沖縄のアカバナーの存在抜きでは語れない。アカバナーが、20世紀当初、沖縄からの移民によりハワイにもたらされ、そのアカバナーの血が入ることによって品種改良され、現在のハワイアンハイビスカスがあるというのだ。(窓辺にて)
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エライオソーム・・・この不思議な物質

2006年04月06日 | Weblog
美しい里山、みかも山を訪れる。カタクリは花の盛りを過ぎ、種を付け始めている。雪のある福島よりだいぶ春が早い。タチスボスミレ、ニリンソウが花盛り、とても美しい。ところでカタクリ、スミレ、ニリンソウ、いずれも種の散布に蟻の助けを借りているという。種の成熟とともにelaiosome(エライオソーム)というゼリー状の物質を作る。エライオソームは蟻にとっておいしい餌で、これほしさにせっせと種子を運び、巣の中でエライオソームだけを食べて種子を外に捨てる。ギブ&テイク、自然界は本当にうまくできてる。(みかも山にて)
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カタクリ・・・スプリング エフェメラルの女王

2006年04月05日 | Weblog
戦後、石油エネルギーへの急激な転換により、薪炭、薪などの供給地としての里山の価値が薄れ、里山の荒廃、消滅を招き、そこに生育するカタクリも激減する事となった。しかし近年、里山の美しい自然に注目が集まるにつれ、カタクリ、ニリンソウなどのスプリング エフェメラルの人気が高まり、保護活動や人工的に増殖したカタクリを野山に植える試みが行われ、観光名所が生まれるほどになった。これはカタクリの可憐な美しさを愛するものにとって非常に喜ばしい事である。(4月4日撮影)
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キクザキイチリンソウ・・・早春の妖精 Spring Ephemeral ・・・

2006年04月04日 | Weblog
穏やかな早春の光の下、明るい小川の流れる森を歩く。枯れ草の中、突然、スプリング エフェメラルに出会う。カタクリ、キクザキイチリンソウが静かにゆれていたのだ。早春のはかない命、Spring Ephemeral、木々が茂り、森が暗くなる晩春、地上でのはかない命を閉じる。そして地下での永い眠りにつく。そんな彼女らに、Spring Ephemeral。なんとふさわしい、そしてなんと美しい名前だろうか。(福島市の森にて)
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フキノトウ・・・今年もようやく

2006年04月03日 | Weblog
一日中、雪混じりの強い風。今年もまた庭の雪解けの一番早い場所でフキノトウを見つける。昨年とほぼ同時期である。こんないやな天気でもこの小さな春の発見で気分が明るくなるから不思議である。(庭にて)
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磐梯山・・・春の雨にかすむ

2006年04月02日 | Weblog
昨日はあんなにいい天気だったのに、今日は静かに春の雨が木々をぬらしている。
雪、晴れ、雨、この時期の天候の変化はめまぐるしい。雨にかすむ磐梯山がとても魅力的に見える。(蛇平にて)
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窓辺のバラ・・・トラディスカント ③

2006年04月01日 | Weblog
雪やみ、ようやく春の日差しが戻る。窓辺のバラはガラス越しの陽光を葉いっぱいに受け、とても気持ちよさそう。8日前に見つけたつぼみは、すでに色づき始めている。数えればつぼみは数十個ある。ここは無理しても咲いてもらおう。あと1週間もすればトラディスカントのすばらし花と香りを楽しむ事ができるのだ。(窓辺にて)
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