風なく気温-1°c、暖かい。気温上昇で屋根の雪も落ちた。
絶好の除雪日和。
駐車場、家周りの除雪に4時間。
これで家の中、雪に塞がれ暗くなた部屋が明るくなり、
薪ストーブの前に座ってゆったり雪の森を見ることができる。
明日は久しぶりに塩竈神社に初詣、遠出してみようとも思う。
屋根からの落雪で家周りが埋まりつつある。
ダイニングルームの窓から外の景色はすでに見えない。
除雪作業、嫌でもやらなければならないのだが、なかなか・・・
老夫婦のいつもの生活。
7時起床、朝食、朝のルーチン、第一、第二のラジオ体操、掃除、野鳥餌やり、ポーチから薪、散歩・・・
今日は静かな中瀬沼を歩く。東屋で磐梯山を眺めながらコーヒー、レーズン・ウイッチ。
森を抜ける風の音、だが気温-3°c、暖かい。
平穏、これ何より。
元旦
飲食に飽きた。
腹ごなしに次男家族、犬のココと五色沼の森散策。
出会った雪の森を辿る人、正月というのにたった2組、実に静か。
朝食を食べながら、居間の窓越しに吹雪の裏庭をぼんやりと眺めている。
明日も一日吹き荒れるのだろう。気分は重く、どこまでも沈み込んでゆく。
気晴らしに好きな音楽でも聴いて過ごすしかないだう。
平均律を一日中、Afanassiev、Schiff 、Ashkenazy、Richter・・・気がふれたようにバッハを聴き続ける。
12月25、26、27日
義兄の葬儀、釜石に行く。やはりダメだった。
辛い3日間、最後の兄弟を失った妻の深い悲しみ・・・
死は遅かれ早かれ平等に訪れる、これ以上いたずらに嘆き悲しみ落ち込むはやめよう、と思う。
12月23,24日
孫娘のピアノ発表会、長岡に行く。モーツアルト、K545ソナタとハチャトリアン、トッカータの2曲、
いずれも想像していた以上に見事に弾きこなす、中学受験も、よく頑張た、大いに褒めてやろう。
積雪3、40cm。
アプローチ、ほとんど埋まってしまった車、駐車場、私道、
出かけるための除雪に1時間半を要した。
雪だるまが作れそうな湿った重い雪。
除雪機がそんな雪を飛ばすためにディーゼルエンジンが喘ぎ、黒煙を吐き出す。
スピードを出すことができず、思わぬ時間がかかり、不快極まりない。
明日は家周りの除雪か・・・ああ、先が思いやられる。
雪のない道を、今日は足を伸ばして須賀川の翠ケ丘公園のひだまりを歩く。
気温は12°c、歩くと軽い汗を感じるほど。青空、無風、絶好の散歩日和。
広大な丘陵地に散らばった六十首を刻んだ万葉歌碑を探し、読みながらのブラブラ歩きはとても楽しい。
花の香り、あ、桜が咲いている、冬ザクラだろうか?数十本の桜並木・・・
君がため 浮沼の池の 菱摘むと 我が染めし袖 濡れにけるかも
柿本人麻呂
昼近く妻と秋元湖まで散歩。冬ごもりの運動不足解消のため、毎日歩きたいのだが。
気温-3°c、今日も真冬日で終わろう。
森閑とした秋元湖、風無き水面にぐるり取り囲んだ山々を映し込む。全面結氷はまだ先だ。
箕輪スキー場が見える。
ゲレンデではたくさんのスキーヤー、ボーダーがパウダースノーを楽しんでいることだろう。
家の森を抜け甲府沼に。沼は既に全面結氷、真白き雪原に化すはもうすぐ・・・
小雪舞う中、福島市に買い物。家を出るにも車の除雪作業から、
いよいよ、という思いだ。
土湯峠の箕輪スキー場はすでに初滑りを楽しむたくさんのスキーヤー、
あすの週末は大賑わいだろう。
窓ガラスを流れる雨、この雨はやがて雪に変わるだろう。
雪待つ森の歪んだ風景を眺めている。
ヨーヨー・マのハイドン、チェロ協奏曲が流れている、この穏やかな安らぎ、
最近、ハイドンの深い森を彷徨い続けている。膨大な交響曲に、弦楽四重奏曲に・・・
昨日は日帰りで片道330km、義兄の病気見舞いに釜石に行った。
雨の高速道路の長距離ドライブは妻が3分の一ハンドルを握ってくれたとは言え、心底疲れた。
今日はハイドンを聴きながら、だらけた一日を過ごしてもいいだろう。
激しい雨、時折雪が混じる。
こんな日は家にじっとしているに限る。
自室の窓越しに森を眺めている。
ナナカマドの赤い実、暗い冬枯れの風景の中に青い葉を残しているのはサマースノー、
つるバラの冬囲いがまだ終わっていない、明日は天気が良いらしい、終わらそう、と思う、が・・・
赤々と燃えるFFストーブの前、今は音楽に安逸に流れる時に身を任せている。
小春日和。
太平洋の渺茫たる海原を見たい、久しぶり、いわきに車を走らせる。
フラワーパークに立ち寄り、咲き残りのバラ。
心地よい陽光の下、持参したおにぎりを頬張り、落ち葉敷き詰めた木の実の小道、サザンカ咲く園内散策。
そして向かう新舞子浜の浜辺、今や震災津波の爪痕は全くない。
青い海原、砕け散る波、どこまでも続く誰もいない白い砂浜、潮騒、海鳴り・・・
白い砂に埋まれたハマボウフウがあちこちにある。あ、花が咲いている。
調べればそれはハマボウフウではなくハマニガナの花であった。
紅葉が始まるこの時期、決まって日光に行きたくなる。
昭和31年、小学6年生の修学旅行の日光で観た紅葉のあまりの美しさ、
その時受けた激しい美の感動の刷り込みに未だに支配されているためか・・・
明智平からのケーブルカー、60数年ぶりに乗ってみる。
展望台から華厳の滝、中禅寺湖俯瞰、小6の時観た同じ風景を再び今、老人の目で眺めている。
そして竜頭の滝、湯滝、戦場ヶ原、湯の湖いつも通り・・・
車のエアコン故障、この暑さではエアコンなしでは地獄だ。
修理を依頼していたが代車の都合でやっとその日だ。
会津若松のディーラーに車を運ぶ。修理は夕方までかかる。
さてどうしよう、代車だが日光にでも行くか。
久しぶりの東照宮、気温33°c、汗だくの参拝。
半数以上が外国人、観光地はどこに行っても外国人。
暑さのためか、さしたる感動はない。
楽しみはいつも立ち寄る今市、上澤梅太郎商店のラッキョウ、その他数種類のたまり漬けを買うこと。