goo blog サービス終了のお知らせ 

裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽、人生を味わい尽くそうとする達人を目指す男の日常生活の記録

 

4月 残雪の五色沼の森を歩く

2017年04月02日 | 歩く・登る

早、4月。

都会ではソメイヨシノが咲きはじめ、今日あたりはさぞ花見で賑わっていることだろう。

こちらの桜が咲くのは5月、花が見たくなったら街に降ればいい。

4月中頃、まずは花見山に行こう、今は遅い春を楽しもう、雪に囲まれた生活の名残を楽しもうと思う。

昨日は森閑とした森の中、融けゆく湖沼の氷、名残の雪の風景を楽しんだ。

BGM  Ansermet conducts Bach's cantata   bwv130  Orchestre de la Suisse Romsnde  soprano Elly Ameling

 

 

コメント

イエローフォールへ

2017年02月28日 | 歩く・登る

快晴。放射冷却で朝の気温-15°c、冷え込む。

この天気、家にじっとしていることなどできない。

急遽、銅沼からカルデラ壁を眺めようと、裏磐梯スキー場に車を走らせる。

平日、リフトは動かず、駐車場から歩きになる。

正面に磐梯山、振り返れば眼下に桧原湖、そして吾妻山連峰、青空の下、素晴らしいパノラマが展開。

雪をかぶったカルデラ壁はアルプスの山を思わせるほど険しく猛々しい。

あまりに気持ちがいいので銅沼を越え、予定外、イエローフォールに足を伸ばす。

だが、思いつきの山登り、楽しい食事の準備ができなかった、ここに来たら陽春の下、美味しい雪上ランチ抜きでは話にならない。

遠くに村の昼を告げるチャイムも聞こえる、イエローフォール手前600メートル付近でUターン、下山する。

すぐにまた美味しいランチをたっぷり持って登ることになるだろう。

コメント

小野川不動滝へ

2017年01月18日 | 歩く・登る

久しぶりの青空。気温-3度c、暖かい。

今日はどこへ行こうか?と妻に。

結局大したことでない、不動滝でも行こう、ということに落ち着く。

凍りついた小野川湖、白い峰、西吾妻山がとても魅力的。

不動滝への道は最近のトレースはなく、スノーシューを持参して良かったねと。

ラッセルに相当な疲労、ようやく不動滝に登り着く。

瀑布を見ながらコーヒー、満足のひと時。

下山途中、4人の中年のパーティーと出会う。

今時驚くなかれ、全員ワカン(木製ワカンジキ)を履いている。

昔、お若い頃、バンバン雪山に登っていたのだろうな、と楽しい想像をする。(昔の雪山には必携のアイテムだった)

コメント

雪の森 今年も歩く

2017年01月05日 | 歩く・登る

中瀬沼の森を歩く、曇天。

10時半、気温-2℃、今日も真冬日だろう。

ここ数日コースを辿る人なし、軽いラッセル。

妻とおそろいで手に入れたばかりのダブルのトレッキングポールを使用。

特に雪上ではスキーを考えれば明白なことだがポールは両手に持つことが断然有利。

数年前、白馬岳に登った時、それを思い知らされた。

妻から借りたシングルのポールは雪上で小スリップを止めることはできず、再三のそれは疲労の大きな原因になってしまった。

長めのダブル・トレッキングポールを使ってリズミカルに雪上を歩く単独登山者、あっという間に苦難する私の脇を通り過ぎ、

更に足の筋肉の痙攣で動けなくなった私の傍を頂上を極めて下山する彼をまた見送ることとなった。

彼は日帰りで白馬岳の頂上を極めた・・・

中瀬沼見晴らし東屋でコーヒー。磐梯山、残念ながら姿見せず。

カーボンファイバー製、ダブルのトレッキングポールは使いごこちがとてもいい、手放せなくなるだろう。

コメント

クサモミジの尾瀬へ

2016年10月01日 | 歩く・登る

秋空の下、静かな尾瀬、久しぶりの逍遥は充実した一日となった。

4時半起床、5時前には家を出る。遊びとなれば苦にもならない。

紅葉の遅れている今年の尾瀬、だが、秋空を映し込み、水面を揺らす尾瀬沼、そびえる燧ケ岳・・・

さわやかな秋風にそよぐクサモミジの原をまっすぐ伸びる木道をたどる時、人はこれ以上何を望む必要があろうか。

ああ、6時間を超すトレッキングは運動不足の日常の老夫婦にはちょっとハードだった。

今日は足腰の筋肉痛に思わず声をたててしまう一日。

 

 

コメント

雄国山へ

2016年07月12日 | 歩く・登る

梅雨の晴れ間、快晴。

レンゲツツジ、ニッコウキスゲの季節はあっという間に終わってしまった。

花のない雄国沼はやめ、久しぶりに雄国山に登る。

雄国山周辺の森林化が進んでいることに改めて驚く。

ブナ、ミズナラ、カエデなどが茂り始め、360°の素晴らしい眺望が失わてつつある。

あと数十年すればレンゲツツジは消滅、さらに雄国沼湿原の乾燥化、そして森林化は加速度的にやってくるだろう。

湿原に潅木の侵入が毎年顕著になっている。が、自然保護という理由でこの進行阻止に全く手をつけることはない。

自然保護とは何か・・・考えてしまう。

コメント

鎌沼へ

2016年06月20日 | 歩く・登る

無性に山登りがしたい、今日は雨が降らないだろう、そう信じて鎌沼へ向かう。

曇天、強風、灰色の重い雲が激しく流れる。眺望はない。

ちょっと入れ込み過ぎた、スカイラインのゲート開門は7時、開門まで30分ほど待つ。

浄土平はひっそり、山を目指す人影全くなし。

我々2人、シャクナゲ、コイワカガミ、イワハゼ、コケモモ、チングルマ、ワタスゲ、

おなじみの高嶺の花々をしっかりと目に留めながら久しぶりの静かな山歩きを楽しむ。

美しい自然の中に身を静かに置き、展開する草花を眺める時、

真似事の人工的な美はすっかり色あせてしまう。

この山歩きで全く人に出会うことがなかった、こんなことは初めてのことだ。

今年も庭を流れる小川にホタルが飛び始めた。

一年が早い、時の流れがあまりに早い。

コメント

磐梯山へ

2016年05月10日 | 歩く・登る

雨の止んだ合い間、熱塩加納の花美氏から頂いた大量のダリアの球根を裏庭に植える。

氏の庭に咲く見事なダリヤに魅せられ、無理やり頂戴したものだ。

さらに種から育てたアグロステンマ、ヤグルマギク、泥だらけになって・・・

晴天の昨日裏磐梯スキー場から磐梯山に登った。

全く人に出会うことがない荒涼とした噴火口の地、火口壁を、名もない小さな沼沼を眺めながら。

コメント

肉体酷使

2015年09月30日 | 歩く・登る

晴天の昨日、浄土平、鎌沼の紅葉を楽しんだ。

今年の紅葉は一週間ほど早い。

ああ、天上の楽園、釜沼の紅葉の美しさ・・・

先日の尾瀬といい、吾妻山といい、数時間車を走らせればこんな素晴らしい自然に出会える幸せを心より感謝する。

そして今日、遊んでばかりいては罰が当たる。

そこであえて仕事に肉体を酷使する。今年の薪割り、全て完了。そして芝刈り。

6時近く、暗闇が迫る頃まで割った薪積み。春に伐採したカラマツの薪割りが特に体にこたえた。

最近経験したことがないほど疲労困憊・・・

コメント

尾瀬へ

2015年09月16日 | 歩く・登る

しばらくぶり、秋風、リンドウ、秋風にそよぐススキの駒止湿原に車を走らせる。

残念なことに先日の豪雨で駒止に登る道は全て通行止め。

急遽予定変更、駒止のずっと先、尾瀬に向かう。

御池ロッジで車を捨て、バスで沼山峠へ。

久しぶりの山歩き、深い森に伸びる木道の感触を楽しみながらゆっくりと歩む。

ゴゼンタチバナの赤い実、シラタマノキの純白の実、ああ山歩きはいいな、とつくづく思う。

真っ直ぐにクサモミジの大江湿原に伸びる木道、リンドウ、ウメバチソウ、イワショウブ、トリカブト、秋の花々・・・

雲に隠れ、頂きを見せない燧ケ岳、トルソ、これもいい。

尾瀬沼の辺で食べたつや姫のおにぎりの美味しさ・・・

しっとりとした尾瀬の秋の一日、小さな山旅を心より楽しむ。

コメント

雪の森へ

2015年01月08日 | 歩く・登る

今日も相変わらず吹雪模様。

正月太り解消のためスノーシューを履いて妻と五色沼の森歩き。

ここ数日森を歩く人がいなかったらしい。

ところどころトレースが消えている。歩きなれている道、戸惑う心配はまるでない。

森をたどる人、我らだけ、疲れたら立ち止まりテルモスに入れた熱々のコーヒーを啜る。

ゴーゴーと森を吹きぬける風雪の音、まるでジェット機のエンジンのような音、雪を踏む音、舞い上がる雪、

時折沼から白鳥、カモの鳴き声。

乾いた雪、きりりとしまった厳寒の大気、二人で広大な雪の森を独占、2時間ほどの雪の森の逍遥を楽しむ。

コメント (2)

秋深まる安達太良山を登る

2014年09月30日 | 歩く・登る

 

昨日は沼尻より秋深まる安達太良山を登った。数年前に登ろうとしたが胎内岩付近で美しい紅葉とおいしいお弁当にすっかり満足し、

あっさり諦め下山してしまったことがあった。

再チャレンジ、無事登山を果たす。

沼尻登山口7時40分、船明神山9時40分、安達太良山山頂10時30分、鉄山山頂11時15分、石楠花の塔11時40分、胎内岩12時30分、

沼尻登山口13時50分。

会津バラ会に出席する妻を猪苗代に送ったその足で沼尻に向かう。登山日和、快晴。

急いで家を出たのでカメラを忘れる。準備不足、撮影はiphone5sで済ます。美しい風景を前にして残念なことだ。

一気に急坂を登る。すぐに風景が展開するので気分がよい。紅葉が予想以上に進んでいる。

風が強い。硫黄川側、沼の平側にスパッと崖が切れ落ちているので時々肝を冷やす。

広大、荒涼とした沼の平の噴火口を見下ろす。あまりにも悲惨な御嶽山の登山者を襲った突然の噴火事故、

いつの日かいずれこの沼の平も・・・

硫黄の匂いいっぱいの沼尻温泉で登山の汗を流し、下山。

硫黄川、沼の平をぐるっと一周した山旅は快適無事に終わった。

コメント

那須茶臼岳

2014年07月23日 | 歩く・登る

昨日は8時前には家を出て那須に行った。那須にはよく出かけるが、山登りは初めての経験。

最近山歩きをしてない妻にちょうどいい茶臼岳を登った。

薄曇、登山には最適、ロープウエイを利用して山頂、峠の茶屋経由で下山、およそ2時間のハイキングを楽しんだ。だが・・・

火山とはいえ、あまりにも単調な、乏しい植生に残念ながら感動の少ない山歩きとなってしまい、なぜか富士山を連想してしまった。

夏の不毛なガラガラ砂礫の登山道、心和ます豊かな植生もなく、ただただ頂上目指しての単調な登り。

そんな登山道を多くの人がぞろぞろ列を作って登る、映像でよく目にするあの風景、私には到底理解できない。

何が何でも世界遺産登録、自然遺産がだめなら今度は文化遺産、その節操のなさ・・・ 

(世界遺産に登録されてからますます富士山嫌いになった気がする。この登録によって現状の新たな世界遺産登録行為そのものがばかばかしく感じられるようになってしまったし、悲しいかな新たな世界遺産そのものに興味がなくなってしまった。)

現状の富士山は登るに値しない山、遠くから眺めるだけでいい、と思うのだが。(これは山容だけの問題だけでない、オーバーユース、富士山の自然、人間、経済環境をも含めて)

茶臼岳から矛先がとんだ方向に行ってしまった、日本の象徴、富士をあまりけなすのはどうか、と思うので・・・

烈風吹きすさぶ厳冬の富士山に登った記憶がある。烏合の衆なし、商魂たくましい山小屋なし、これはまったく別物の富士山と褒めておこう。

(記憶の曖昧さ、確認のため古いアルバムを引っ張り出すことになってしまった)

冬富士山頂(測候所前にて昭和40年ごろか)頭痛で顔をしかめている

コメント

久しぶりの白馬岳

2014年07月11日 | 歩く・登る

念願の白馬岳に登る。

改めて指折り数えればなんと38年ぶりの登山ということになる。

最愛のリーベ、この頂に立った回数は10回以上だろう。

今年はなんとしても登るぞ、7月初旬、梅雨の明けぬ前の白馬に登りたい、7月11日以降は予定がつまり時間が取れない、このところずっと天気予報とにらめっこ。

7月6日、

意を決する。大型台風が接近している、が明日出発。

7月7日

車で家を出る、夕刻猿倉着、 猿倉泊 夜半激しい雨、だが、明日はどんな雨でも登る覚悟決める。

7月8日

目覚めればなんと予想だにしなかった快晴。

5時20分猿倉発 6時40分大雪渓登り始める 8時40分ネブカッピラ 11時40分縦走路 12時10分白馬山荘着

ネブカッピラを過ぎたころから疲労感。 そして左足太股の筋肉のツリ始まる。 激しい筋肉の痛み、10歩歩いて倒れこみマッサージ、筋肉硬直し足、 曲げることできず。さらに右足も。だがここまできたら登るしかない。

足のコントロール利かず、小雪渓途中で安全確保のためアイゼン着装。苦しいのろのろした登高続く。すでに最後の登山者、後ろには誰もいない。濃い霧に包まれ夕暮れのように暗い。何が何でも登らなければならない。

幸運にも足のツリ、治まる。苦難の末やっと尾根に出る。ここまでくれば・・・

風雨によろよろしながら山荘着、すぐにビール、ウイスキー、元気取り戻す。今日の泊り客は5組10人、実に静かだ。夕食後8時就寝。

7月9日

激しい風雨の音に時々目覚める。部屋を明るくする稲妻しきり、明日はどうしよう。どうしても下山しなければならない。

5時30分朝食。山荘の人によれはシーズン前、まだ登山道の整備ができておらず、残雪で道を失い、さらに急斜面での滑落の危険性大、台風の接近もあり、まごまごしていると2、3日下山できず缶詰になってしまう。

すぐに大雪渓を下ったほうがいいという。これで鑓温泉、栂池への下山は消えた。

吹き飛ばされそうな風雨をついて山頂に立ち、旭岳の鞍部に足を伸ばした後、素直に忠告どおり大雪渓を使って下山した。

この時期あえて登った理由は明白、新鮮な高山植物に出会いたかった、キバナシャクナゲ、オヤマノエンドウ、そしてイワウメに出会いたかった。

その目的はすべて果たした。

体を鍛えなおし、またいつの日か白馬、雪倉、朝日岳の山旅を心行くまで楽しみたいとおもう。実現できることを心底願う

コメント

磐梯山に登る

2014年06月26日 | 歩く・登る

 

快晴。

急遽磐梯山に登る。

目的は数十年ぶり、本気で白馬、雪倉、朝日のゆったりした山旅を楽しもうと思っている、そのトレーニングのつもり。

目的から能力いっぱいの速度で山道を歩く。立ち止まるのはカメラのシャッターを押すとき、山頂での長休み。

コースタイムを記憶しながら登るのも近年にないこと。

八方台登山口6時50分、お花畑8時00分、弘法清水小屋8時20分、山頂8時40分、山頂発9時12分、八方台登山口10時40分、

11時、帰宅。

初めてタチフウロウ、バンダイクワガタに出会う。その美しさに感動、何度もシャッターを切る。

IPHONEにDIY GPS導入、十分実用に耐えることが分かる。すでに白馬岳周辺のマップもIPHONEに入れてある。

これで山中の圏外でもGPSが使用できるだろう、心強い。

そして今、いつもどおり、弘法清水で汲んできた水で割ったグレンリベットを飲みながら山歩きの余韻を楽しんでいる・・・

コメント