将来の夢が将来への不安で帳消しになる場合があります。老後のこと、病気のこと、職業の事、家庭にこと、政治、経済、色々の将来への不安があります。地震、津波等考えていく必要はあるでしょうが、この将来への不安感が案外、貴重な夢を破壊していきます。明日の事は分かりません。ここで私の場合は愛である神様に委ねる信仰の恵みがありますが、70億の人類はそれぞれの文化と政治環境があり、明日以降の不安感をどう処理したらいいか、中々難しいところです。生き甲斐の心理学では将来の不安感をどのように処理しているかといいますと(1)自分は何の為にいきていくか(2)自分の生き甲斐は何か(3)自分は自分の魂と成育史と身体をどのように大事にしていくか、この3つの哲学形成で勝負をかけます。この3つをそれなりに確立しないと将来の不安感は解決出来ません。将来の不安感は哲学が必要です。心理療法では無理です。自分は何の為にいきていくのか、これを楽しみながら思索する習慣が重要で、ハムレットのような深刻ではかえって自分を駄目にしていきます。楽しみながら共に思索する学友が必要なようです。私達の通信教育はその為に存在しています。
:<比較宗教学の視点からの心の旅:73>
備考:広く理論を学習したい方は左記カテゴリーの第1章から11章の好きな章をクリックして楽しみながら勉強して下さい。6年間、書き綴った2275回分の記事が同時に読めます。
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