「生き甲斐の心理学」での「自己実現」は3つの意味をもっています。(1)自分は何の為に生きているのだろう?(2)自分の生き甲斐は何か?(3)自分の心と身体と魂を大事にしているか?以上の3つを何よりも大切に考えています。この自己実現を考えだすと、日常生活でのストレスの大半が消滅していくとも言われています。この3つを楽しみながら考える事自体が生き甲斐となってきますし、この3つを考える事自体が人類発生以来の幸福への道なので、人の大脳が心地よく刺激されだし、周囲の風景も全て意味を持ってきます。通勤電車での嫌な人々も、自分と同じ魂を持ち、模索し、苦しみ、愛しあい、挫折して生きているんだなあ、と思えば、足を蹴飛ばす必要もなくなります。何となく地球上で生きる同志のような気持ちも出てきます。自己実現は自分で探し決める領域ですが、ふと、この自問自答をしていくと、キューっと身が引き締まる快感を感じるはずです。ギリシャ時代のプラトンやアリストテレスは、この自己実現への道を考えるだけで人類は幸せになる、と言っています。答えが直ぐ見つからなくても、この言葉を意識化するだけで、正中線が生まれ、生きる方向が明確化されてくるようです。
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