生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:幸福な日々の為の自問自答

2021年01月28日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
数年前のお話ですが、知人に紹介され村上さんの長編小説<1Q84>を読みました。主人公の一人<青豆>さんが何故、あのような生き方をするのか、大切な恋人が道を踏み外していく哀しさを感じ、とても切ない心境になりました。本来は自分の人生に対して誠実に正直に生き抜こうとしている素敵な若い女性ですが、人間の愛と許し、永遠の魂のありかた、どんな罪深いことでも許される哲学、宗教もある事に気づかずに生きざるを得ない人生を歩むところが何とも哀れな感じです。小説とはいえ青豆さんの幸せと魂の安寧を祈りたくなります。抑圧の原型を上手に発散し、どんな厳しい人生でもいつも希望と情熱、愛と許しの哲学、宗教があることを事前に知らしめておきたい人でした。小説とはもうせ私たちの生き甲斐の心理学を青豆さんにだけは個人的にきちんと勉強しておいていただきたい、としみじみ思いました。愛とは何、生きる目的は何、生き甲斐は何、自分の魂、心、身体を大事にするとはどんなこと、難しい人生ですが、いつも希望と情熱をもつて生き抜きたいものです。小説の中の人物にこのような希望を託すると世間から笑われそうですが青豆さんの幸せとは何だろうと考えさせられました。今の新型コロナ禍で不安感におびえることはやむを得ないことですが、この小説を久し振りで開いた私の所感です。
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