五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

月刊太陽1988年奈良特集

2014年05月10日 | 第2章 五感と体感
月刊太陽のバックナンバーを10冊ほど頂きました。
いずれも1980年代から1990年代の「太陽」です。

邪馬台国特集あり、歌舞伎特集、祇園祭特集あり、、、
この雑誌、やっぱり質の高さはぴか一だな、という思いでページを捲っております。

頂いた太陽の中で、一番のお気に入りは、1988年の奈良特集です。

写真家故入江泰吉氏の撮影によるものです。

大和のあぜ道に石仏があり、畑や田んぼを結ぶ道をテクテク歩き、私自身ひとりで大和の風情をたっぷりと満喫していた時期の頃の写真が掲載されています。
今は風情も変わり、整備された路や屋並みも変わり、雑草に覆われ朽ち果てたような石仏に出合うことは滅多に無くなりました。

あの頃の風情を伝えたいと思ってもなかなか伝えきれないものがありましたが、まさに1980年代までの里山の風景の写真は、私が欲しいと思っていたものでした。

奈良の新薬師寺の近くに入江泰吉写真館があります。

改めて写真の有難さを感じ、奈良を撮り続けた入江泰吉氏の作品の前に立ちたくなりました。

年に一度か二度は訪れないと奈良病にかかる私は、そろそろ病の兆候が出始めています。鹿のお迎えがやってきて「おいで、おいで」と言われているのが聞こえます(笑)

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不安な領域と自分の役割

2014年05月09日 | 第2章 五感と体感
不安に感ずる事柄は、まず自分の事か他者の事かを分けて意識化してみる必要がありそうです。

自分の事。
自分の家族の事。
友達の事。
学校や職場の事。
社会全般の現象の事。
地球の事。
宇宙の事。
神々の事。

他者の事を心配していても、それは「自分自身が不安感を感じている」のであって他者の心身に成り変わって心配していることではないことを先ず理解できるかどうか、思い巡らしてみることが大切です。

成り変わることのできない他者に対して、自分はどのくらいの関わりを持っているのか。
自分と他者との関係性において、どんな役割を感じているのか。または、どんな役割なのか。
そのことを思い巡らし、整理するだけで、混乱したもやもやの不安感は解消されるかもしれません。

初めての環境で一日の大半を過ごし始めて一カ月が経ちましたね。
入学やクラス替え等の色々な環境に身を置き、段々と周囲も見えてきた頃でしょうし、自分の傾向も意識化出来てきた頃でしょう。
毎日送り出す保護者に関しても心配が解消された人も居れば、益々心配が増してきた人も居らっしゃることでしょう。

お子様は学校で緊張してきた分、家に帰り緊張が解れれば、我儘にもなるでしょうし、甘えたくもなるはずです。
(家で緊張している分、学校で自分を解放していることもあり得ます。)

お子様が学校と家でバランスを取っていることをちょっと思い出してくださると、ダラリとした我が子を叱咤する気持が抑えられるかもしれません。

バランスを取るのは当人自身です。

暖かく見守る役割のほうが、ちょっとした修業が必要かもしれません^^。

来週から26年度保護者勉強会が始まります。再会と新しい出会いを心待ちにしております。


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自分を縛るものが悩みなのか不満なのか

2014年05月08日 | 第2章 五感と体感
風習。慣習。教育。躾け。家族。家系。自分の性格。

何らかの概念を柱にして私達は考え、思いを湧かせ、行動しています。

自分を縛るものに「縛られている」いう思いがあるとしたら、縛られているものを放棄する自分をイメージすると、大抵「せねばならない」「そんなことできるわけない」という考えが湧いてくるようです。そういうことを考えること自体に罪悪感を感じたりするようです。

そんなことできるわけない

という考えは、どこから湧いてくるのでしょう。

「そんなことできるわけない」
という考えは、本当に縛られているのか?もしくは、何らかの逃避なのか?

親の言葉に支配されてきたとしたら、それを解き放つのは、親の言葉という狭い範囲のモノであることに自分自身がほんとうに気付かない限り、解き放つには時間がかかるかもしれません。

大人になっても自由になれない自分を親のせい、家族のせいにしていたとしたら、こんな辛い事はありません。

自分の傾向から解放されるには、自分の傾向を知ることが解決の始まりです。

たとえば、ユングの6つのファクター、「グレートマザー。老賢人。アニマ。アニムス。トリックスター。シャドー。」
これらから自分の傾向を知ろうとすると、いくつかの傾向が見えてくるかもしれません。

自分が何に支配され、何によって解放されていくのか。もしくは、何によって解決できるのか、悩んでいるのであれば、ちょっとした専門用語が自分に何らかの助けをくれたりします。

但し、解決できず悩んでいれば、のお話です。

悩むことは出発点です。

「怒り・不満」なのか
「悩み」なのか
「愚痴」なのか

怒りや不満の状態では、まだまだ先は長そうです^^;もし、それがただの愚痴であれば、毎回愚痴を聞かされる者は、心が刺さる思いでたまったものではありませんが。。。

他者は変えられません。自分が解決したくてほんとうに悩んだ時が学びの時、解決の時であるやもしれませぬ。

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気分転換

2014年05月07日 | 第2章 五感と体感
大型連休が終わりました。
私は普段訪れない場所や懐かしい場所を歩き、東京と神奈川を中心に生活しているといえども案外決まったところしか歩いていないことを意識化した連休となりました。

連休中、家族の世話や三食のご飯を作り続けた人は、ようやく家族が学校や会社に出かけ、息をつく一日ともなりそうですね。

日常とは違う日々を過ごした疲労感は、仕事の疲れとは違います。
日常と違う事をすることで、日常の行動を再構築することができます。
軌道修正するには今週いっぱいかかりそうですが、日常と違う事をすることは、自分の心身に新しい空気を入れてリフレッシュできるということです。

休日に息をひそめて家に籠っていても日常の疲ればかりが意識化され、新しい空気が入ってくることとはちょっと違う様にも思います。

日常とは違う事をする「気分転換」はとても大事なことです。

連休遊び過ぎて疲れてはいても気分転換ができていると、日常の生活に戻る感覚を得るのも早いかもしれません。

さて、今日は連休明けの水曜日。
いよいよ夏休みに入るまで祭日の無いロングランの時期に突入です。
自分のペースを荒立たせることないよう呼吸を整えながら上手に乗り切っていきたいものです。

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大國魂神社くらやみ祭

2014年05月06日 | 第2章 五感と体感
府中と云えば「競馬場」。競馬場があるゆえ施設が整っていて子育てしやすい市であることを耳にしていたので、最近では子育てしやすい街というイメージも私の概念に加わっています。その府中に、大國魂(おおくにたま)神社があります。
大國魂神社と競馬場が御隣同士にあり、その二つが京王線とJRの駅に挟まれています。ですので、どちらの駅からも二つの場所は行きやすいのです。

武蔵国大國魂神社の創建は西暦111年。古層の香りがぷんぷん漂う神社です。
645年大化の改新によって武蔵国府が置かれた事によって国司が国造に代わり奉仕するようになり、武蔵の国一帯の神社を一つにまとめ祀ることとなったことが武蔵総社である由来だそうです。

一宮 小野大神 東京都多摩市
二宮 小河大神 東京都あきる野市
三宮 氷川大神 埼玉県さいたま市
四宮 秩父大神 埼玉県秩父市
五宮 金佐奈大神 埼玉県児玉郡
六宮 杉山大神 神奈川県横浜市八朔町 

本殿は、一棟三殿の配置になっており 東西に上記六宮が祀られ、中殿は大國魂大神、御霊大神、国内諸神が祀られています。

品川の荏原神社が執り行い4月29日にお水送りし、祀りが始まります。
つまり、東京湾の聖水が使われているというわけです。

荏原と云えば、4世紀あたりから古墳がつくられ、東京都の大古墳群の品川寄りは荏原大古墳群と呼ばれています。

そして、くらやみ祭のクライマックスでは6社と本宮併せ、全部で八神の御輿が出ます。その上、人が10人は乗れるであろう大きな太鼓が五つ。それらが夕刻18時~本殿を発ち、神社の周りを巡ります。
お御輿の担ぎ手は、白丁(はくちょう)と云われる白装束を着る為、よそ者が袢纏持って駆けつけるわけにはいきません。
そうであるゆえ、荒っぽくなく、安心してお御輿が練るのを楽しむことができました。

武蔵の国の担ぎ手の男衆は、武蔵の独特の雰囲気があり、身体が大きく、しっかりとした顔立ちの方が多く、今まで気にした事も無かった傾向を目にしたことに、私自身も驚きました。私が住む横浜は相模の国でありながら、横浜に数多くある杉山神社とは切っても切れない縁があるということで、武蔵の国との境目に住んでいることも意識化することとなりました。

5日は御輿のあと、22時半に流鏑馬が行われ、
本日6日は、朝の4時~御輿が出て、本殿に納められるのが7時半。

まさに、くらやみの中でお御輿が担がれ、祀りを終えるのです。

巨大な太鼓を叩く音は、魂が打ち震えるくらいの響きようでした。

武蔵の国の神社の皆様も身体の大きな人が多く、装束姿もカッコ良く、、、。

身近な場所で、こんなに壮大な祭があるとはびっくりという思いで帰路に着きました。

大太鼓と御輿が練る3時間はあっという間でした。


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バルテュス展所感

2014年05月03日 | 第2章 五感と体感
古典から模索が始まるのは、どの時代も同じ傾向にあるようですが、どんなジャンルにおいても古典の表現を学んでいない人は、明らかに薄さを感じます。
歴史が好きとか嫌いとかの問題で無く、古典を学ぶ情動が湧いてくると自分の作品にそれが投影され、厚みを含んだ芸術が生まれていくものなのだと思っています。

バルテュスは、私にとって現代の画家として生きながらにして伝説的な画家でありました。
芸術家の両親から生まれ、その後、母親はリルケの恋人となり、バルテュスは想像と現実両方を兼ね備えた生育歴を辿ります。

個人の美の追求は、他者から見れば理解に苦しむものもあるかもしれません。

今回のバルテュス展は、20年前の展覧会とは違い、とても練られたものとなっています。
一つの作品に関するエスキースや情報が丁寧に展示されており、バルテュス自身を知る上でとても勉強になる展覧会です。

私個人的には、バルテュスの想像の中に入り込んでしまったような面白い感覚を得ながら、展示を拝見しました。
作品という結果のみを見ることも大事でしょうが、作品の背景を垣間見ながら作者と共に想像を漂う事ができる時間はとても楽しい時間です。

ピエロ・デッラ・フランチェスカの模写から始まる展示は、ちょっと昔の美大生が必ずといって良いほど通る通過儀礼のようなものと重なり、現代の画家バルテュスに親近感を感ずる一つであるかもしれません。

幻想の画家シャガールと同じく、作風のイメージは他者が決めるものではありません。
本人のリアリティが作品を生んでいくわけで、ただし、そこから社会へ独り歩きしていくことで他者のイメージが画一化されていくことも自然な成り行きでありましょう。

バルティス自身の情動を知る上で、とても勉強になった展覧会でした。

今回の展覧会もキューレターの方々の実力を見せてもらったように感じました。
ここ数年、規模の大きい美術展に書物の編集と同じものを感じています。今回も一冊の本を読み終えた様な感覚があります。
そうであるからゆえ、展覧会の見せ方次第で、鑑賞者の印象が左右されます。

「現象=作品」の背景にあるミステリアスなものをどのあたりから鑑賞者に放り投げるか、という課題もこれからのキューレターに課せられそうです。

奥様節子さんは、バルテュスの生前は、雑誌などに頻繁に着物を着た姿で登場されていました。きっとそれで御存じの方も多いかもしれません。現在も変わらずお綺麗です。デザイナーのお嬢さまもいと美し。
バルテュス自身の袴姿のお写真も素敵でした。十字軍の騎士の様な?パッショニストのような?祭服姿も妄想の域に入り込んだダリと同じような滑稽さを感じ、展示最後の写真の数々は、とても楽しかったです。

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休むことは大事なこと

2014年05月02日 | 第2章 五感と体感
連休と連休の狭間の平日の電車は、通勤、通学の人に混じり、他方からの観光客でごった返しています。
特に駅構内や周辺は、いつもの動線が乱れ、上手く歩くことができなくなります。
私の行動範囲は、今の時期全てこんな感じです。
駅の中をいつも通りに上手く進めないと、ちょっとしたストレスを感じます。小さなことですが、小さなことこそ上手くいかないといつもよりも疲れを感じるもののようです。

新学期が始まり、クラスにも慣れ、そろそろ一カ月の緊張が解れる頃です。

緊張が解れてくると、疲れが意識化されてくるようです。

5月はそんな時期かもしれません。

学校に送り出す保護者も、そろそろ緊張感から解放される時期です。
持ち物を整えたり、提出書類等に追われたり、弁当を拵えたり、起床時間が早くなったり。。。
サポートする側も環境の変化に慣れるには時間が必要です。

もし、連休中にお休みできるのであれば、「ほんとうに休む」ことに集中してみるとよいかもしれません。
「ぐだぐだ、だらだら」は、一日もやれば充分です(笑)

緊張した脳含めた身体と心をだらりとさせると、その中に新しい空気が入ってきます。
詰まった脳みそと身体に新しい空気が入ってくると、「休んだ」という体感を得ることができます。

一つの事に捉われていると、本人も辛いでしょうが、それを見ている周囲も同じストレスに追い込まれていきます。

家族でゴロゴロ。。。
皆でゴロゴロ。。。
適当にゴロゴロ。。。

軌道修正する時間は、次へのエネルギーを養います。

お身体を大切に。
養生してくださいませ。


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