五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

自分を測る

2014年05月26日 | 第2章 五感と体感
一つの事に執着していると他が見えなくなります。
作品の制作にしても、音楽を奏でるにしても、特殊な仕事を引き受けたと時も、一つの事に集中しないと成せない事もあります。

一つの事に集中して、周りを遮断するのは、自分にとって遮断する意味があるからなのだと思います。

自分自身の内的な傾向にしても同じことが言えるかもしれません。
一つの事に集中し、自己実現を図ることは一方では健全なことですが、ある一方では、一つの事を執着するあまり、自分を縛りつけ不安感を増長させていくということもあり得ます。

健全な自分であることを保つためにはどうすればよいのでしょう。

そんなときに使ってみるとよいのがカールロジャーズのプロセススケールです。

1.感情と個人的意味づけ

2.体験過程

3.不一致

4.自己の伝達

5.体験の解釈

6.問題に対する関係

7.関係の仕方

「私」という対象に「私自身」が執着しすぎることで、周りに影響を及ぼしていることに気付いていないかもしれません。

1から7のストランズの意識化を測ってみることで、自分が「ある問題について」どのくらい感じ取っているか、意識しているか、言語化出来ているか、行動できているか。。。つまり、自分の状態を測ることができるのです。これが現実吟味力に繋がっていきます。

自分が現実に起こっていることに対しての吟味する力、又は状態を知るためにこのストランズを一つ一つ検証してみるだけでも、自分を知るきっかけになるはずです。

自分をほじくるのとは違います。今の状態を測ってみるだけでよいのです。

今の自分の状態を感じ取ったり、意識化するだけで、何かが解決する場合もあるはずです。

昨日の我が家での勉強会では、皆さんとプロセススケールを意識してみました。

どんなに学びを続けていても、日々起こることや、歳を重ねれば重ねるほど起こる身体症状のあれこれと常に向き合っていかなくてはなりません。
そのたびごとに、自分の感情に振り回され慌てふためいていては、自分が疲れていくのは当然で、それと同時に周囲が迷惑していきます。

自分自身の健康チェックにもなるプロセススケールは、今や私にとっても大事なツールです。


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