関わらないという関わり方 2017年11月8日
悩んでいる人の話を長い時間聞いたり、一所懸命関わって気遣いしたり、関わらければ可哀想だとか申し訳ないと思っていたり、、、
自分の陰にある罪悪感と向き合いながら、本音は憂鬱になりながらも放っておけない人の関わりを続けている事例を誰しも経験しているはずです。
面倒くさい。
関わりなくないから関わらない。
人付き合いはほんとうに嫌いだから人とは会わない。
等と、断言して人と関わらない人は、そうそうお目にかからないように思います。
というか、人と関わりたくない人は、コミュニケーションする場には表れないので必然的に会わないのは当然かもしれませんが、家族や古い付き合いの人とでは、そういうわけにはいかない場合もあるかもしれません。
「放っておくわけにはいかない」関わりの中で、
悩む人との関わり方に困るのは、当然のことでしょう。
人との関りと自分自身とどう向き合うかは、生き甲斐の心理学の学びで具体的に学んでいかれていることと思いますが、「関わらない」という関わり方も、同じく学びの中で掴めるようになると、とても楽な心持になるかもしれません。
関わらない関わり方の抑制力は、結局は、傾聴訓練と同じ条件での学びの中から体得していくものなのです。
無視することと放っておくことは、違います。
私にも他者にも、必ず内なるこたえが身体の中に潜んでいるはずです。
外側から持ち掛ける側が持つ答えは、その人にとってのほんとうの答えではないことを心に留めておかないと、悩みを抱えている人と関わる側の方がマイッてしまいます。
関わらない関わり方を考える時に、
自分の持つ「間」のスケールを今一つ自覚しておくと良いかもしれませんね。。。
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