五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

善意と抑圧の関係

2015年07月09日 | 第1章 意識と知覚
善意と抑圧の関係2015/07/09

「私は善い行いをしている。」
この概念における自分自身の現実吟味力は、果たしてどうなのだろうか。

「今、私は、私にとって善いと思う行いをしている。」
私の場合、この方が、軌道修正しやすいので、今、自分が判断して善いと思うことは「今、現在の自分の思いを肯定的に捉えて」行動するようにしています。

もしかしたら、一週間後、この行為が反省に変わるかもしれないからです。

自分の善意は、自分の防衛機制と深く関係しているように思います。

自分が他者のために良かれと思ってすることは、自分自身の罪悪感や不安感、後悔を学習したことによる防衛機制の回避的な現象とも云う事ができるようです。

自分の善意が他者を混乱に導くことに繋がったり、関係性が悪くなったり、同じようなトラブルが続いたりすることは、自分の不安感に気付いていないからかもしれません。
自分自身の抑圧的な不安感を意識化していない状態だと、バランスを取るために無意識に他者に向けてゆくようです。

自分の善意の行為を「そのことで他者が混乱する想像も出来ず、善意だと信じて疑わない場合」、長年抑制してきた不安感を意識化するのは、とても難しいかもしれません。

昨日、「某異文化の場所」を体験してきました。
良いとか悪いとか、そういう問題ではなく、信じて疑わない中に潜む抑圧的な不安感は、自分が馴染んできた文化の中に居る時は感じにくいものでしょう。異文化の中で生き抜こうとするときに初めて自分と対峙することができてこそ、健全な心身の動きであろうと思いました。

人の持ち備える逞しさは、誰しも平等に与えられているはず、と、妙に確信し、有意義であった昨日の体験を回想しています。

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