五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

夏休みの記憶 

2015年07月22日 | 第2章 五感と体感
夏休みの記憶 2015/07/22

夏休みに入りましたね。小学生や中学生が私服を着て平日に電車に乗っている光景は、心温まる和やかさを感じます。
お母さんと一緒に電車に乗っている子、友達と楽しそうに語らっている子等、色々です。
昨日、帰路の電車で、本を読んでいる小六ぐらいの男の子の横に座りました。
横に座り、ちらちらとその子の気配を楽しんでいる内に、「ああ~夏休みだな~~」という思いが、ふつふつと湧き出し、自分自身のあの頃が懐かしく思い出されました。
私が小学生の頃は、電車にクーラーなど入っておらず、もちろん、家にもありませんでした。暑さを凌ぐために扇風機を回し、暇を持て余すと松林の中に立つ市立図書館に涼みがてら本を読みに行きました。
図書館の机の上に沢山の辞書を置き、勉強しているお兄さんやお姉さんに微かな憧れを抱きつつ、大人に交じりながら小説のコーナーの背表紙を眺めるのが、自分にとってのプチ大人気分の楽しみ方でもありました。

昨今の子供たちは、親に指図される忙しい夏休みになりがちでしょうが、「暇を持て余す時」を真剣に大事にして欲しいものだとしみじみ思います。
「暇を真剣に大事にする」という意識は、大人が思うことです。暇を持て余す、という意識は、大人になってから意識化する事であり、暇な自分の取り扱いは、暇である自分自身でないと生まれない感覚です。
解放感ある暇は、多くの想像が芽生えます。
自分で考える力もそこから湧き出すように思います。
指示され、スケジュールに自分を当てはめるのは、もう少し先の役割であっても良いかもしれません。
小さなタブレットに集中することよりも、空を見て、雲を見て、風を感ずる感性を磨くことのほうが、生き抜く力に繋がるはずです。

小学生の頃の夏休みをほんわりと懐かしめる記憶が、大人になって生かされることは間違いなさそうです。

お知らせ:東急セミナーたまプラーザ校での講座は、7月31日金曜日となります。第四週ではありませんので、お間違えありませんよう宜しくお願い致します。

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