Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

日韓戦 敗北の事実を受け止めよ

2006-03-06 | World Baseball Classic
世の中には絶対負けたくないライバルを作ると言うことは非常に大切だ。何も敵愾心をむき出すと言うことではない。試験の点数,スポーツの出来等、競争する相手がいなければ人間なんて弱いもの、すぐ自分に妥協してしまう。昨夜の日韓戦を観ていてその大切さが身に沁みた。試合は日本が序盤に松中の内野安打で先制し、川崎のソロホームランで2点をリードする優位な展開。次の1点目、日本が追加点を挙げるか、韓国が1点を返すかが大事であったが勝敗の分岐点となった4回裏が全てであっただろう。1死2,3 塁と先発キム・ソンウを攻め立て2番手ボン・チュングンを引きずり出す。ここで前打席で本塁打を放った川崎がバッターボックスへ。2ストライク1ボールからの4球目を打つも、ショートゴロ。岩村が本塁に突入するもタッチアウト。そしてイチローを迎えるが最後は5球目の外角のストレートを見送り四球となり満塁に。続く西岡が1ボールからの2球目、外角のストレートをとらえると、鋭い打球がライトへ。しかし、韓国のライト、イ・ジンヨンのダイビングキャッチが追加点を阻む。 そしてその直後にはイ・ビョンギュ がライトへ犠牲フライを上げて韓国は1点を返した。この2イニングの攻防が勝敗を分けた。7回表の韓国は、1番イ・ビョンギュからの好打順。日本は4番手、左腕の石井を投入。イ・ビョンギュを空振り三振に討ち取ったが続くイ・ジョンボムには初球をセンター前に運ばれ続くイ・スンヨプのライトスタンドへ飛び込む逆転2点本塁打に繋がった。打たれる前の4球目のアウトコースのきわどいところをボールに取られたのが影響し、次のやや中に入ったところを打たれた。しかし、打ったイスンヨプは流石韓国の大砲と言うひとふりだ。第一打席では投手ゴロ、第二打席では2死満塁の好機にサードフライ。第三打席にも二死1塁3塁の好機に二番手藤田に三振に切って取られ、いいところがなかったのだが最後の見せ場で結果を出した。彼がジャイアンツの選手で本当に良かった。以降8回は具台晟が最終回は朴賛浩が登板し2イニングを無安打リレー。イスンヨプの本塁打で逆転し朴賛浩が最後の打者をイチローで討ち取るという韓国にとっては最高の勝ち方でWBCアジアラウンドを終えた。大喜びの韓国選手達とレフトスタンドの韓国応援団。韓国の選手達の方がはっきりとこの試合に勝ちたい、という意思、レフトスタンドの応援団や国民を悲しませてはならない、と言う使命が強かった。最近は日の丸の為にと言うと無知な左翼連中が“軍国主義の復活”と学校でもはばを聞かせているがそんな事から改めないと国際試合では勝てないと再確認した。このさい日本も徴兵制を試行し“勝てば徴兵免除”とする事が韓国に勝つ最善策なのかも知れない。 翌日の韓国スポーツ紙の見出しは想像通りであった。

凡鉉(チョ・ボムヒョン)バッテリーコーチ=この前はいつ日本に勝ったのか記憶が定かでない。監督やコーチングスタッフ、選手、応援団全員が心をひとつにした結果だ。今日をきっかけにこれから日本との試合では恐れることなしにいい試合ができるだろう。
金在搏(キム・ジェバク)コーチ=日本が韓国野球を見くびりすぎたのではないかと思う。米国ラウンドでも現在の好調さで韓国野球の実力を見せてやる。李晋暎(イ・ジンヨン)のダイビングキャッチが全選手の闘争心に火をつけた。

そしてイチローに矛先が向けられる。

3対2という僅差リードで迎えた9回裏、勝利まであとアウトカウントは1つだけ。日本の誇るイチロー(33/シアトル)が荒い息遣いで打席に入った。 時速142㎞のストレートが真ん中に入ってきた。待ってましたとばかり、イチローのバットが唸った。しかし、すぐに内野フライとわかる平凡な打球。遊撃手の朴鎮万(パク・ジンマン)が3塁手後方に移動しながら余裕をもって捕球。その瞬間、3塁側のベンチで息を殺しながら見守っていた韓国選手たちは一斉に歓声を上げた。10イニング無安打・無失点セーブ。韓-日戦で歴代最高の名勝負を「メジャー100勝」朴賛浩(パク・チャノ)は見事に締めくくった。 これまで朴賛浩とイチローは韓日両国を代表するメジャーリーガーとして対決するたびに関心を集めてきた。メジャーリーグで朴賛浩はイチロー相手に通算24打数8被安打(0.333)3四球2奪三振を記録している。メジャーリーグ5年連続200安打を放っているイチローであることを考えれば、さほど悪くない成績を収めているわけだが、そこからくる自信が溢れていた。

と最後の打者になった詳細を。それから

「“向こう30年は日本に手は出せないな”という感じで勝ちたいと思う」と息巻いていたイチローは、朴賛浩を相手に「穴があったら入りたい」ハメになった。     との付け加えも忘れない。さらに、 

イチローは試合後のインタビューで選手団の雰囲気を問われると「屈辱的だ」と答えた。笑いが消えた顔には、これまで見せてきた傲慢さも消えていた。 イチローは敗因について「得点のチャンスは何回もあった。すべて活かすことはできないだろうが、もう少し活かすべきだった。あと1点だけでも追加点を挙げていれば、試合の様相は変わっていたはず」と悔しさを現わした。     と、彼が悔しがってくれることを強調している。

だが、最後はこの日ご観戦された皇太子御夫妻にまで

5日のWBC韓日戦は、日本の皇太子夫妻が出席し注目を浴びた。皇太子が東京ドームを訪れるのは今回が初めて。 この話を聞いたペ・ヨンスなど韓国の選手らは「日本がこの試合に相当力を入れているみたい」と話した。

これを国辱と考えることは右翼的なのだろうか?それともこれを左翼的に受け入れねばならないのだろうか? 日韓友好を思ってご観戦にとは韓国のマスコミは誰も思わないのが現状なのだと言うことは少なくとも理解せねばならない。

だが、敗戦は国家意識の差だけでは無い様だ。相手は徹底して日本投手を研究してきたらしい。そした韓国は徐在応(ドジャース)、金炳賢(ロッキーズ)の二人を温存。本塁打後、イスンヨプの「1-2から直球がボールになった。打者有利のカウントで、日本では変化球勝負してくる」とスライダーを狙い打ったと打ち明けたのは里崎の配球を研究し尽くされた証拠だが、本来なら大会が終わって言えばいいのに… また先発の渡辺俊介もわずか3安打に封じた一方で、3死球を与え、「すべて抜けたシンカー。同じ失敗を3回やった。自滅です」と、1失点での5回途中“KO”シーンを悔やんだが韓国サイドは右打者が右狙いを続ける下手投げ対策を徹底。打ち崩せはしなかったが、意思統一されていた。だからこそシンカーを内角へ落としたかったが、これが抜けてしまって3死球を与えた。 渡辺自身は15日の2次リーグ第3戦(日本時間16日、アナハイム)での韓国との再戦で、リベンジを誓い、王監督は「投手陣の再編は試合前の時点では考えていなかった。この結果をふまえて12日までよく考える」と、ローテーションの再編に含みを持たせた。韓国は右の大砲の金東柱が離脱し、クリーンアップは左打者が並ぶだけに、3番手で好投した杉内、ひじの張りで1次リーグは登板回避した和田毅の両左腕に先発を切り替える可能性が高い。   昔はサッカーだけが五輪に出られないと言われた。イコールサッカー以外は日本が韓国に負けることは稀であった。(ただ韓国もソウル五輪前24年間はサッカーで五輪には出ていなかったが。)男女バレーボール、男女ハンドボール、男子バスケット、男子ホッケー、この10年間の韓国との対戦成績は? 女子ソフトボール、女子サッカー,女子ホッケー日本が球技で勝てるのは女子の種目だけか?男子はアイスホッケー(これは球技じゃないか?)か? スポーツで負けたと言っても経済状態が下降するわけではないし生活レベルに影響するわけではない。しかし、それは敗者が言うことではない。やはり負ければ悔しい。アメリカで3月13日から二次ラウンドが始まるが当地には日本人、韓国人は多く在留する。彼らの顔を上向かせるような結果を期待する。何人の日本選手達がこの日観戦に訪れた日本の子供達が昨夜の敗戦後レフトスタンドから繰り広げられるアリランを初め韓国の歌やワールドカップでも聞かれた“テ~ハミングッ”の歓声をどんな思いで見たり聴いたか考えただろう?

日韓対決 宣銅烈とイチロー

2006-03-05 | World Baseball Classic
「イチローは本当に礼儀正しい」
日韓決戦?となる WBC のアジアラウンド最終戦。既に日韓両国はアナハイムで行われる2次リーグ進出を決めているが、販売部数拡張を先のイチロー発言に端を発した対日扇動報道に依存するマスコミが上記の見出しを掲げている。 大会前の2日の出来事だったらしい。

 2日、東京ドーム3塁側ベンチ前。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)韓国代表選手らの打撃練習を見守っていた宣銅烈(ソン・ドンヨル)投手コーチに、誰かがこっそりと近付いた。
 「宣さん、お久しぶりです」
 聞き覚えのある声だ。日本代表の看板打者のイチローが、多くの記者たちを伴って宣コーチのもとへあいさつに来た。互いの近況を尋ね、歓談した。もちろん報道陣のカメラのフラッシュが一斉にたかれた。
 イチローが笑みを浮かべながら「体重がずいぶん増えたようですね」と問い、それに対して宣コーチは大笑いしながら「あの時より10kgは太った」と答えた。7~8分間の談笑の後、イチローは深々と頭を下げ、その場を離れた。
宣コーチのいう「あの時」とは、韓国野球委員会(KBO)広報委員として活動していた2000年代初めのことだ。
当時、韓火イーグルスのアリゾナ春季キャンプを訪れた宣コーチは、現役引退後初めてイチローに会った。ハンファがイチローの属するシアトル・マリナーズのピオリア・キャンプに参加していたためだ。その時もイチローは先輩の宣コーチに自分から声をかけた。宣コーチが中日でプレーしていた当時、所属チームやリーグこそ違ったが、気心の知れた仲だった。 「あいつは本当に礼儀正しいヤツだ」

宣銅烈といえば中日ドラゴンズでリリーフエースを担った韓国球界屈指の至宝だ。1991年シーズン終了後初めて韓国プロ野球選抜チームが来日したと時にもエースとしてやって来た。そして2回目に選抜チームがやって来たときは日本チームのその無気力振りにわれながら失望した。“一試合30万円しかもらえない”と語った選手も。しかし30万円貰えるのであれば、もっと練習をしてプレーするべきだろう。そんななかシーズン中と替わらないプレーをしたのはイチローであった。そんな彼を国境を越え、野球の後輩の礼儀正しさに接した宣銅烈は憶えているに違いない。 また懐かしい名前も「世界中の選手たちと競う野球大会でいい成果を上げてほしい」 というのは60年代から70年代に日本では大木金太郎という名前で親しまれたレスラー「頭突き王」金一(キム・イル)だ。
金氏は、この日午後、韓国選手団が滞在している東京ドームホテルを訪れ、最後の公式練習を終えた金寅植(キム・インシク)監督、宣銅烈(ソン・ドンヨル)投手コーチらコーチングスタッフと、朴賛浩(パク・チャンホ/サンディエゴ・パドレス)を始めとする選手たちと面会した。 日刊スポーツ主催の「金一の日本大長征」の一環として、先月27日に日本に到着した金氏がスケジュールの合間をぬって訪問したもので、金氏はこれに先立ち、先月27日、アントニオ猪木と再会し、師として仰いでいた故力道山の墓を訪れた後、力道山の未亡人、田中敬子(64)さんに会ったりもし昨日韓国に帰国した。もう77歳だ。 そして日本の運営の良さを紹介する記事も。 

日本は練習試合終了後に開かれる公式インタビューで、韓国語・日本語・中国語・英語の4ヶ国語の同時通訳をする公式通訳機を用意している。取材陣は同時通訳機を通して、リアルタイムでインタビュー内容を伝えることができる。 試合終了後に不満をぶちまける監督の感情や選手達の表情が生々しく、他言語を使う取材陣にも伝わる。通訳を通しているとはいえ、選手達と取材陣はわずか2~3秒待つだけで直接質問と受け答えができる。また他の質問をすることもできるため、言葉の壁からくる誤解の解消を期待されている。
 東京ドーム地下2階のメディアルームで行われるインタビューは、タバコ1箱ほどの大きさの通訳機を通して無線でグラウンドの一部や観客席上部にある放送席でも受信することができる。試合終了間際で移動しにくい取材陣にとってこの翻訳機は、今大会での最高のヒット商品として歓迎されている。

と、最新鋭?の翻訳機を紹介。しかしそれも

第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のアジア予選開催国としてのプライドからなのか、それとも野球に対する強いプライドからなのか、日本はWBCにただならぬ情熱と誠意を傾けている。

と言う行からの紹介だ。 日本で開催されるスポーツイベントでの運営の良さは世界でも定評があるのだが。
しかし4年前の日韓ワールドカップでは空港や駅、バスターミナルでのボランティアのレベルは韓国の方が上であった。 流暢に日本語を話すオモニ、アボジ達が丁寧に交通機関の乗り継ぎ等を教えてくれ、宿泊先も手配してくれた。そこに日韓の長い歴史を感じた。

そして最後に シマムラマサツグ(25)さんという日本の方が“韓国チームの応援団長は日本人青年”と言う見出しで紹介されている。シマムラさんは1日、東京ドームで日本プロ野球千葉ロッテマリンズとの練習試合をしたWBC韓国代表チームの応援団長を務めた。らしい。

プロ野球サムスンライオンズのユニフォームを着て、今は解散したOBベアーズ(斗山(トゥサン)ベアーズの前身)の帽子をかぶっていたからだ。「サムスンのファンなのか、斗山のファンなのか」という質問には「ロッテジャイアンツのファンで引退したパク・ジョンテ選手が好きです」という予想外の答えが返って来た。しかし間もなく「本当は千葉ロッテが一番好き」と打ち明け、バッグの中から千葉ロッテのユニフォームを出して見せた。敵陣の応援団長をしていたのだった。 「千葉ロッテの応援団はたくさん来ているのに、韓国は今日応援する人がいなかったので」
シマムラさんは「応援の声が聞こえてこないと選手たちはやる気が出ないし、球場が寂しげに見える」と話した。95年韓日スーパーゲームの時に韓国の野球を初めて見たというシマムラさんは、2002年にソウルで韓国語の語学研修を受けたことがあるという。 韓国代表チームではイ・スンヨプとク・テソン選手が一番好きだというシマムラさんは、「それでも5日の韓日戦の時は日本代表チームを応援するだろう」と話した。そして再び観衆に向かって大きな声を張り上げた「みなさんご一緒に。チェ・ヒソプ頑張れ!」

韓国では日本女性が韓流ブームに乗って韓国人男性にぞっこんと紹介されているが、伝統的に日本女性は韓国男性に憧れるものとされている。 日本男性がチェジウやキムテヒら韓国女性に興味を示すことはあまりよくはおもっていないらいしい。70年代から80年代にキーセンに明け暮れる日本人男性が氾濫したせいか? 
今日の日韓対決はあらゆる意味で興味がある。韓国は初戦の台湾戦で徐在応、金炳賢、具台晟、朴賛浩 といったメジャー経験者(朴賛浩は今もメジャー)をつぎ込んだが、そのうち何人かは日本戦にでてくるか? 勝負がどうついても、異常な扇動報道がなされないことを祈るよ。

タイ、インドネシア Asia Champions League 失格

2006-03-03 | Football Asia
週末から開幕する第14回J リーグ。そして来週の水曜日3月8日からはアジアチャンピオンズリーグが開幕する。日本からはガンバ大阪とヴェ゛ルディ東京が参加する。ガンバはともかく、ヴェ゛ルディは 2004年度の天皇杯の王者。昨年は残念ながらJ2に降格してしまい、一時降格したら他のチームを ACL に派遣するとまで言われたが結局ヴェルディが出ることに。しかしACLに出場権があるアジア各国28チームの中で既に失格となってしまったチームが。タイのProvincial Electricity Authority ,Thailand Tobacco Monopoly インドネシアの Arema Malang と Persipura Jayapura イエメンのAl Hilal from そしてオマーンの Dhofar の4チームが失格となってしまい既に対戦組み合わせが決まっていたので、これら失格にされたチームとの対戦は全て3-0 で相手チームの勝ちと計算される。これによってヴェルディの汲み分けられた Group G は蔚山現代との2チームだけになり、準々決勝進出に前進したというよりもグループリーグを6試合戦わねばばらなかったのが2試合で済むようになった。 J2は全日程44試合もあり、北は北海道から南は九州までチームが存在しており決して楽な戦いではない。そこにACLもとなれば日程をこなすだけでも大変ではないか?と思われるのが当然だ。 だがそのヴェルディに吉報?が入ってきた。 だが、インドネシア、タイといった東南アジアの国々にとってはこのACLへの出場権は金銭的にも選手達への動機付けにも日本では想像できない程大きく、この決定に打ちひしがれている。Provincial Electricity Authority  Prapol Pongpanich 監督は” AFCのこの決定はアジアのサッカーの発展を妨げるものだ。もし我々が間違っていたのなら罰金を果たすべきだ この大会に向けて多くの時間と資金を投じた我々に2,000~ 3,000 万バーツ ( 約 6,000万バーツ~ 9,000万バーツ ) の補償を求める“とコメント。 またTobacco Monopoly の Pakpoom Kiatsrichart 監督は” FAT ( タイサッカー協会 ) が何とかしてくれないか“との希望を出している。確かにTabaco Monopoly はブラジル人 MF ホセ カルロス ダ シルバ を昨シーズンに獲得しシーズン優勝を果たしてこのACLに臨むはずだった。 しかし、FAT の反応は彼らに冷たい、というかAFCに忠実だ。それはこの失格理由を聞けばわかる。大会規則 32G1 に記されている締切日までに提出すべき書類を出していなかったためという理由だ。基本的なことだが登録選手の名前だけでなくパスポート番号や顔写真を明記、準備するところを名前しかかかずに提出したらしい。AFC事務局長の Bin Hammam 氏はではこういうことも出来ないチームは大会に参加する資格無し、と切り捨てたのだ。これまでのアジア独特の?杜撰な体制を是正していきたいともコメントしている。 おそらくUEFAではこういうことが原因で Champions League 失格するなんて考えられないだろう。 この大会に向けて準備をしてきた現場の選手、監督、コーチ達には大変気の毒な決定であるが、これを教訓に来年はタイ、インドネシア(あとベトナムとマレーシア)で開催される Asia Cup の運営がスムーズに進行する事を祈る。

ドイツがイタリアを苦手なのは?

2006-03-02 | EURO Football
日本がボスニア代表と引き分けた翌日の今日、3月1日、欧州を中心に世界各地で16試合の代表A マッチが行なわれる。ワールドカップに出場するアジア代表の中では、韓国がアンゴラとイランがコスタリカと、そして本来はアジアカップ予選で日本と対戦する予定だったサウジアラビアはポルトガルと対戦する。また今日はアジアカップの予選も9試合行なわれる。主なところでは クウェートがバーレーンと,イラクが中国とそれからカタールがウズベキスタンと対戦する。欧州、南米の列強も好カードが目白押しだ。ワールドカップで日本と同組のライバル達の中ではセレソンはロシアとアウェーで。クロアチアはホームでアルゼンチンと。一方オーストラリアサッカールーはこの日対戦予定だったアジアカップ予選のレバノン戦が延期となった。今年1月シドニーの海水浴場でラバノン系の移民と地元の白豪成年たちとの衝突があったが、それに危惧した為ではないらしい。しかし、対戦していたらその試合結果の影響は少なからずシドニーでは出ていただろう。 イングランドはウルグアイをホームに迎える。そんな中、世界が最も注目する試合はおそらくフィレンツェで行なわれるイタリア対ドイツの国際Aマッチであろう。この対戦は2003年8月にシュツッツガルトで行なわれて以来2年7ヶ月ぶりとなるが、その時はイタリアが 1-0 でホームのドイツを破っている。過去この両国は27回対戦しているがイタリアの12勝7敗8分、得点はイタリアが38、ドイツが32だ。 そしてイタリアはワールドカップ、欧州選手権でドイツに負けたことが無い。両者はこの舞台で過去6回対戦しているがイタリアの2勝4分けだ。その2勝はいずれもワールドカップ。1970年メキシコ大会の準決勝は延長戦で4-3とドイツを降した。転倒して脱臼しながらもバンテージで腕を固定して最後までプレーしたベッケンバウアーが印象的だった。そして1982年スペイン大会の決勝戦。満身創痍のドイツに対して2次リーグに入ってからパオロ=ロッシが復活し、アルゼンチン、ブラジル、ポーランドを撃破して勢いに乗るイタリアとの戦いは試合前から見えてきたのかもしれない。それでもイタリアはアントニオーニが怪我で決勝には出場できず、開始7分にはグラチアーニが怪我で退場。そして24分はPKのチャンスをカブリーニがワールドカップ史上ただ一人PKを失敗したキッカーとなる。だがドイツにも若き日のリトバルスキーのドリブル突破以外は攻め手が無く前半を終えたが56分にはバンビーノ・デ・オロことロッシが得点王となる大会6点目を決めて先制。68分にはマンオブザマッチに輝いたタルデリが追加点80分に若きヒーローアルトベリが駄目押しの3点目を挙げた。その2分後74年西ドイツ大会の優勝メンバーの生き残りブライトナーが意地のゴールで一矢報いるが、勝敗に関係なし。最後は名将デアルゾット監督がベテランFWカウジオを終了1分前に送り出す花道を演出。イタリアが44年振りの栄冠に輝いた試合だ。そればかりか、ドイツは1939年11月26日にベルリンで 2-1 とドイツが勝って以来197710月にベルリンでルムメニンゲ(後に浦和レッズでプレーしたミヒャエル=ルムメニンゲの実兄)とフィッシャーのゴールで 2-1で降すまで38年間イタリアに勝ったことが無かった。西ドイツワールドカップで2回目の優勝を収めて3年後、1977年の西ドイツは世代交代が完了し翌年に控えたアルゼンチン大会に連覇の期待が掛かっていた。圧巻だったのは6月からの中南米遠征。6月5日アルゼンチンをフィッシャーの2ゴール等で 3-1 と降し、8日のウルグアイはD.ミュラー、フローエのゴールで 2-0 と連勝。12日リオでのブラジル戦もフィッシャーのゴールで先制、最後はブラジル10番リベリーノに直接フリーを決められ引き分けたが、アウェーで南米の2強 アルゼンチン、ブラジルに負けなかった。めざましい活躍を見せたのは FCシャルケ04に所属するクラウス=フィッシャー。その二日後メキシコシティーでは疲れのせいかメキシコ代表と 2-2 で分けたがここでもフィッシャーが2得点。この遠征4試合で5得点。上述したイタリア戦でも得点を挙げゲルハルト=ミュラーの後継者として期待を背負うことに。しかし、ワールドカップでの西ドイツは2次リーグに進出したが6試合で勝利をしたのは1次リーグのメキシコ戦のみ。2次リーグで当たったイタリアとは 0-0 で引分けたが試合内容はイタリアが主導権を握っていた。そして2次リーグ最終戦は隣国オーストリアに47年振りの白星を献上しフィッシャーも結局無得点。その2年後西ドイツはイタリアでの欧州選手権に優勝するがフィッシャーはその約半年前に大怪我を負って参加できなかった。しかしその2年後のワールドカップスペイン大会の準決勝フランス戦、フィッシャーは伝説のオーバーヘッドで同点ゴールを挙げた。 それから24年。今日の試合、ホームとは言えトッティ、カッサーノ、がッツーゾが抜けたイタリアは苦しいだろうが,FWはジラルディーノと組む遅咲きの29歳ルーカ=トーニに注目だ。それからモナコに渡ったビエリはいつ投入されるのか?デル=ピエロは定位置獲得をアピールしたいだろう。ザッカルド、グロッソの両サイドはザンブロッタ、ボネーラとのポジション争いにアピールしたい。一方のドイツはGKカーンが怪我で不在だが、アーセナルのGKレーマンが健在だ。1次リーグで敗退した欧州選手権以降世代交代も進みポドルスキー、ボロウスキー(二人ともポーランド系)ら若手が出てきた。そしてバラック、クローゼら前回のメンバーも充実している。ダイスラーが心身共に完治したかが課題だが。クリンスマン監督はゲームキャプテンにボルシアドルトムントのメッツェルダーを任命。またクローゼと組むツートップにはシャルケ04のアサモアが有力らしい。 ネスタ、カンナバーロを崩せれば自信になるだろうが。クローゼは先の Champions League で 所属クラブ Werder Bremen のメンバーとしてJuventus を破ったのが自信になっているだろう。だが試合は勝負に徹する激しいもにのは成り難いのではないか?ただ最後に述べたいのはFWの得点力ではドイツが優っている。イタリアはパオロ=ロッシ、サルバトーレ=スキラッチの様なゴールハンターがここ10年以上不在だ。それがワールドカップで好成績を残せていない遠因となっているのではないか?EURO2000 準優勝の好成績は決勝戦までの5試合で2失点のカンナバーロ、ネスタ、ユリアーノ、マルディーニとGKトルドのPKをストップした守備力。トッティは確かに輝いていたが。アルゼンチン大会以降イタリア、ドイツはワールドカップでは1度ずつ優勝を収めている。が他にもドイツはワールドカップ準優勝が3回、欧州選手権優勝2回、準優勝1回と好成績を残すが、それはルムメニンゲ、フェラー、クリンスマン、バッラックと特筆すべき Angriffier ( FW ) が輩出されてきたからだ。3月1日のフィレンツェでの試合は今後の両国の改善点を洗い出すチャンスであろう。
ドイツ Kicker 誌が予想したスタメン等は以下の通り。

Stadion: Artemio Franchi (Florenz) (Florenz)
Schiedsrichter(審判団): Iturralde Gonzalez (Spanien), Assistenten: Lopez Villate (Spanien), Diaz Perez del Palomar (Spanien), Vierter Schiedsrichter: Trefoloni (Italien)
イタリア代表
Aufstellung (先発): Buffon - Zaccardo, Nesta, F. Cannavaro, F. Grosso - Camoranesi, Pirlo, De Rossi - Del Piero - Toni, Gilardino – Trainer(監督): Lippi
Reserve: Amelia (Tor), De Sanctis (Tor), Barzagli, Materazzi, Oddo, Pasqual, Perrotta, Iaquinta, Vieri, Barone

ドイツ代表
Aufstellung: Lehmann - A. Friedrich, Mertesacker, C. Metzelder, Lahm - B. Schneider, Frings, Ballack, Deisler - Asamoah, Klose - Trainer: Klinsmann
Reserve: Hildebrand (Tor), Jansen, Huth, Owomoyela, Borowski, F. Ernst, Hanke, Podolski, Schweinsteiger

WBC 開幕直前 イチロー発言韓国では?

2006-03-01 | World Baseball Classic
そうかと思えば同じ朝鮮日報紙上では後日にイチロー発言に過敏に反応する必要はあるのか?とのコラムが。

“イチロー発言に対し、韓国代表チームの選手たちの反応は手厳しかった。彼らが口にする言葉の一言一言が記事の種となる。 ところが、一歩引いて冷静になって考えれば、この上なくむなしくなる。これまでも何度なく繰り返されてきた、お馴染みのパターンなのだ。いつどこで会ったとしても両国の間には常に何かが割り込んで来る。 (中略) 約120年前、脱亜入欧(アジアの狭い垣根を脱し、ヨーロッパすなわち先進国の隊列に加わるとの意味)を唱えた日本らしく、野球の目もアジアではなく、メジャーに向いている。 アジアは狭い。野球の世界ではなおさらだ。アジアトップは当たり前なのだ。世界トップになってこそ関心を引ける。 野球専門週刊誌「週刊ベースボール」の最新号(2月27日付)を見て驚いた。「日本はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝できるか」というアンケートに、おおよそ39.4%が「できる」と答えている。 すごい自信の現れだ。メジャーリーグの最強打者イチローや松井秀樹(ニューヨーク・ヤンキース)、黄色人旋風を巻き起こした野茂英雄を育て上げただけに、プライドを持つだけのことはある。 だとすれば、彼らが韓国を話題に上げる際、「最大のライバル」という単語を付けてくれるだけでも、恐れ多い立場なのだ。 ”と。

確かに韓国は今大会では日本の最大のライバルかもしれない。日本代表チームの鹿取義隆投手コーチも23日、読売新聞とのインタビューで、アジア予選の対戦チームのうち、韓国を最大のライバルとして挙げた。韓国を最大の難敵として挙げた理由は、金炳賢や朴賛浩(パク・チャノ)ら大リーグ選手が7人も含まれているからだ。 また、日本代表チームの王貞治監督は「33番の(パク・ヨンテク)の俊足には気を付けなければならない」と話した。23日、韓国代表チームの練習を見守った後、もらした感想だ。 韓国の戦力に対し、鹿取コーチは「昨秋のアジアシリーズはサムスンという単独チームだったが、今回はそれぞれのチームのレベルの高い選手が参加している」と評価した。 また、「各チームのレベルの高い選手たちが、母国を代表するという高い意識で戦ってくるため、覚悟して戦わなければならない」と話した。

鹿取コーチは韓国代表チームの海外派投手の中で金炳賢を最高とした。「横投げの金炳賢はいい投手だ。朴賛浩も実績がある。今回は65球という球数制限があるので、どの投手も最初から全力で放ってくるだろう」と予想した。 「韓国-日本はアジアラウンド最後の試合。力のある投手に全力で向かってこられると、そう簡単には点が取れない」と分析した。 韓国打線については、「思い切りのいい打者が多いという印象だ。初球の入り方を間違わないようにしないといけない。どちらにしても1、2点を争う試合になるのではないか」と予想した。

一方の金寅植(キム・インシク)韓国代表チーム監督もマスコミの被害者かもしれない。朝鮮日報では“金寅植監督もイチローの挑発が内心不快だったようだ。先日(22日)「“向こう30年は日本に手は出せないな”という思いになるほどの勝ち方をしたい」というイチローの言葉を伝え聞いて、見た目には平然とした態度で笑い飛ばした金監督だった。しかし、金監督は23日午前中のブリーフィングでは「昨夜のミーティングで選手たちに、“イチローの言葉はちょっとひど過ぎるが、いつまでも気にしていないで、聞かなかったふりをして無視しろ。イチロー1人と我々30人が戦うつもりか。何の価値も無い言葉に敏感に反応するな”と注文した」と語った。金監督はまた、午前中いっぱい不快感を露にしていた選手たちに「考え方によっては、意識的な発言かも知れない。静かにしていることが最善策だ」と言いながら、気持ちを落ち着けるよう求めた。「百戦練磨の兵」らしく、金監督は選手たちの士気を考え、イチローの言葉を肯定的に転換する機知も発揮した。金監督は取材陣に対して「30年と言ったが、イチローは韓-日の実力差がせばまることに危機感を覚えたようだ。我々のペースでベストを尽くせば、日本に勝てる可能性は十分ある」と語った。

もし金監督が一流というよりもごく普通の常識のある監督であれば、マスコミの扇動するイチロー発言などには乗らないであろう。来日1年目のイ=スンヨプが最後まで調子が出なかったその原因は彼がバッティング練習中にコーチ達を押しのけてケージの前にまで押しかける韓国のマスコミ陣もその1つと言うことを教えたほうがいいかもしれない。自社の発行部数しか考えないのは日韓共通かもしれない。1980年日本で野球の世界選手権が行われた。当時の日本代表には今のジャイアンツの監督、原辰徳氏(当時東海大学)や今や四国の独立リーグで有名な元西武、ダイエー所属の石毛(当時プリンスホテル)らがいた。日本はキューバに次いで2位であったが、韓国には敗れた。そして翌年、韓国で開催された同大会では優勝を賭けた日韓直接対決になった最終戦、韓国が劇的なサヨナラ勝ちで優勝を収めた。(キューバは国交の関係上韓国入りせず。)公開種目として登場した1984年ロス五輪(日本は優勝した)1988年ソウル五輪(日本は銀メダル。準決勝で韓国を破る。)では韓国は日本の後塵を拝し、1992年のバルセロナ五輪ではアジア地区予選を突破できず。(日本は銅メダル)1996年アトランタ五輪はコールド負け(日本は銀メダル)ようやくシドニー五輪では銅メダルの韓国が日本を上回った。しかしアテネ五輪では日本、台湾に破れてアジア予選を突破できず。野球は2012年のLondon 五輪からソフトボールと共に省かれてしまう。地元 London 五輪の関係者は”£5000万(約10億円)の節約“と喜んでいる。したがってアジアの国が世界に誇る球技、野球の発展の為にこの World Base ball Classic の成功を祈る。

WBC 開幕前 イチロー vs 韓国

2006-03-01 | World Baseball Classic
3月3日から始まるWorld Classic Baseball のアジア地区大会。日本ではあまり報道されていないが、韓国では相当に注目をされているらしい。その原因は日本の至宝イチロー、というよりも韓国のマスコミだ。朝鮮日報によると

“WBC日本代表チームの主将であり看板打者のイチロー(シアトル)が韓国を数段下と評価する露骨な発言をした。”と新聞報道されたからである。

事の発端はイチローがが2月21日、福岡ヤフードームで練習を終えた後、
「今度のWBCで、戦った相手が“向こう30年は日本に手は出せないな”という感じで勝ちたいと思う」とコメントした事が翌日のスポーツ報知やスポーツニッポンなどの新聞を通じて報道されたからだ。
しかし、これだけでは何も韓国の事に言及しているとは思えない。しかし、このイチローの発言に朝鮮日報の解釈は

“直接名指しこそしなかったものの、今度のWBCアジアラウンドの相手国が韓国、台湾、中国であることから、事実上、韓国に向けての発言と受取られる。日本代表チームの戦力がアジアNo.1であるという自信とともに、韓国や台湾などが日本を克服するには力不足だという考えを表明したものだ。”

と言う事らしいがどこをどう押せばイチローが韓国を数段下と露骨に評価しているのだろう???更にその発言の背景を尋ねるために韓国委員会(KBO)イ・ジンヒョン広報チームがイチローに韓国記者団のインタビューを「日本野球機構(NPB)を通じて要請したが、不可との答えが返ってきた」と話した。一選手が応じるわけ無いだろうが??しかし、韓国のマスコミはそうは受け取らない

“インタビューが不発に終わったことにより、やるべきことは韓国代表チームが日本を撃破して、イチローに韓国野球の成長とレベルを見せつけるだけだ。日本戦まであと9日。必勝の覚悟がいつにも増して必要な時点だ。”と扇動を止めない。この扇動報道は選手達にも影響を及ぼしているらしい。下記は朝鮮日報紙で紹介された韓国代表選手の李炳圭とイ・ボムホそして李晋暎の会話だ。

李炳圭「(イチローは)野球はあんなに上手いのにマナーは守らないとねえ。あいつら(日本代表チーム)どこに泊まってる?」
イ・ボムホ「(同調するかのように息巻きまがら)俺たちと同じホテル(シーホークホテル)の14階に泊まってますよ」
李炳圭 「(ひざをポンと叩いて)よし、今度会ったらビシッと一言言ってやる」
李晋暎「(ニヤリと笑いながら)でも兄貴、日本語ができないじゃないですか」
李炳圭 「(肩をいからせながら)何てことは無い。ただ、怒った顔で話せばいいことさ。野球をやる人間なら勘がいいから、話すことが全部わかるはずさ。俺たちと同じ宿所だと?でも、どうして一度も会えないんだ?どうして俺のところにあいさつに来ないんだ?」
イ・ボムホ「(あきれたように)イチローのほうが兄貴より年が上ですよ。今年33歳ですよ。むしろ兄貴のほうから行かなくちゃ」イチローは1973年生まれ、李炳圭は74年生まれだ。
李炳圭 「(ちょっと考えあぐんだ末に)イチロー、あいつはどこの李(イ)氏だ?イ・チロ(イチローを韓国語風の読みに変えたもの)だろ。族譜(一族の系図)持って来い。俺のほうが(族譜上)上に決まってる。すぐ来るように言え!」 李炳圭のこじつけにイ・ボムホと李晋暎は言葉を失う。本当に交わされた会話だとしてもなかなか笑える。また先発投手陣の1人孫敏漢(ソン・ミンハン)は

「ピッチャーがいいピッチングをすれば試合に勝てる。しかし、野球は個人スポーツではない。イチローが全打席でホームランを打ったからといって、いつも勝てるものではない。うちのチームをなめているようだが、必ず勝ってみせる」とし、日本戦に強い意欲を燃やし、また、「試合を有利に進めていくために、イチローだけはしっかり抑えた」と語り、「30年という言葉が出てきたが、30年間選手生活を続けたいもよう」と、皮肉まじりの言葉も付け加えたとか。

そして国際大会の経験の豊富な李炳圭(イ・ビョンギュ)は
「これまで日本の野球が我々より上だと思ったことはない。韓国と日本は同じようなレベルなので、いつでも勝てる」と声を荒げて語り、国際大会で何度かあたったが、大したことはないという説明。さらに、「どうせなら、アジアラウンドでは2位ではなく1位で本戦に行きたい」とし、「ベストメンバーで臨んでいるので、充分日本に勝てると思う」と語ったらしい。日本在籍3年目のイ・スンヨプは「これまで日本で培った経験を仲間に伝えたい。日本にしばらく勝っていないが、今度の大会でぜひ勝ちたい」と話したらしい。シドニー五輪の1次リーグと3位決定戦で松坂を打ち込んだ実績は本人よりもマスコミの方がよく憶えているようだ。

ボスニア・ヘルツェゴビナは仮想クロアチアか??

2006-03-01 | 日本代表
日本人の多く在住するドイツの大都市 Dusseldorf から ICE 等の特急列車で約1時間はしると Dortmund 中央駅に到着する。そこから更に郊外電車で10分程走ると Borssia Dortmund のホームグランド Westfalenstadionが見えてくる。ここの観客席は傾斜が急なので地元サポーターの歓声がその何倍にも響く。日本のサッカー雑誌では“ここのサポーターは熱狂的だ。アウェーチームのサポーターはもとより、選手自身もここではやりたがらない”と紹介されていた。数年前に Champions League の試合観戦に訪れた事があったがその迫力に圧倒されたものだ。しかし、サポーターは総じて紳士的で直ぐ近くにビジター側のサポーターがいても彼らを攻撃する集団は見当たらず、不幸にしてその試合は Dortmund が敗れたがさしたるトラブルも無く中央駅に帰れたのを覚えている。 そのワールドカップでの舞台にもなる Westfalen で日本時間の今夜我が代表は ボスニア=ヘルツェゴビナ代表とのテストマッチを行なう。 このボスニア代表は“仮想クロアチア“ との触れ込みだ。確かに両国とも旧ユーゴスラビアの一角を占めていた。しかし、チームのレベルの違いはもとよりプレースタイルがかなり異なるのではないか? ボバン、プロシネツキ、シューケルらを擁して臨んだフランス大会3位は欧州でも抜きん出た個々の技術力の融合が好成績を残したが、今のクロアチアは若い選手が中心でテクニックよりもスピード等が重視の戦術に見える。クロアチアのシステムは 3-4-1-2 だが今日対戦するボスニアは 4-3-3 または 4-4-2 のオーソドックスなシステムで華麗な中盤のパスワークを身上とする旧ユーゴやむしろ8年前のクロアチア代表に類似する。サハン=サリハミッジ( バイエルン=ミュンヘン ) エルビル=ボリッチ ( イスタンブールスポル ) が合流しない中、中心となるのは HSV Hamburg 6シーズン目の セルゲイ=バルバレス 。高原が加入する前のシーズンにはチームが13位で終わる中 22ゴールを挙げBundesliga の得点王となった。しかし、彼の特徴はその得点力ばかりでない。攻撃的な選手としては類稀な守備力でチームを救っている。自軍のセットプレーの時ばかりでなく、対戦相手のCKや FKの時にはそのヴァイタルエリアに入り守備に貢献する。所属するHSV では Doll 監督は今季 AJAX から Van der Vaart を獲得し、バルバレスが昨シーズンまで任されたポジションに起用され、バルバレスは前線でのツートップの一旦を担うようになった。シーズン開幕後はこのシステムが機能していており、首位バイエルンに迫っていた。(そのおかげで高原がピッチから弾かれた ) しかし Winterpause 前に Van der Vaart が怪我で離脱。バルバレスがトップ下に何度か入ったが Doll 監督は昨年末に再び AJAX から獲得した De Joung を Van der Vaart のいたポジションに据えてバルバレスをFWで起用したりと安定した位置で起用されず、それが Winterpause 後の HSV の星の取りこぼしに繋がっているのではと思われる。HSVの選手はパスを足元に貰いたがるが高原は動きながら流れてパスを受ける動きが身上だ、彼の動く先によくバルバレスから良いパスが送られていた。ボスニアは先のワールドカップ予選では第7組に振り分けられ、6大会連続予選突破のベルギーを上回ったがセルビア・モンテネグロ、スペインに次いで3位に終わった。スペインとはホーム、アウェィで引分けたがセルビア、ベルギーにはアウェィで敗れ、リトアニアにホームで引分たのが痛かった。今回の日本戦に召集されるボスニア代表はワールドカップ予選経験者13名がエントリーされ“BAKA:バカ”の愛称で親しまれるスルスコビッチ監督が引き続き指揮を取り、2年後の欧州選手権本大会出場を目指す。所属先もトルコ、イラン、ロシア、ベルギー、イタリア、ドイツ、ブルガリア、クロアチア、セルビア,オーストリアと多国籍?だ。これはボスニア紛争に端を発した内戦から周辺諸国に逃れその地に定住し国籍をそのままに定住先のクラブチームでキャリアを積み始めた事に寄与する。またイタリアの Juventus に所属する Sweden 代表のイブラヒモビッチの父親はボスニア人だ。Bundesliga 所属選手がバルバレス以外にも二人(バイラモビッチ:シャルケ04、ミシモビッチ:ボーフム)がおり、ボスニアの準ホーム?と言えよう。その上欧州はシーズン中なのでコンディションは国内組よりはずっと良い。その上、チーム力も2月に対戦した、アメリカ、フィンランドよりも優る。しかもフィンランド代表並に長身ぞろいで180cm以下の選手は2名のみ。バルバレスは188cm、もう1人のFWミシモビッチも180cm。4バックのDF陣も左サイドのムシッチ以外は180cmを超える長身揃い。先発が予想される日本の2トップ久保181cm、高原も180cmだが、欧州勢と戦う時はサッカーもラグビーも高さ対策は大きな課題だ。そして今回注目の欧州組は誰が先発で起用されるか?中田、中村は外せないだろうが、稲本、が使われるか?小笠原、福西の二人が先発入りするか?ゼロックス杯に出場した小野は途中出場だろう。そして大黒、松井はどのタイミングで投入されるのか?それとも柳沢が優遇されるのか?またオリンピックマルセイユからFCバーゼルに移籍を果たした中田浩二は?3試合連続出場で上り調子であるので、忘れられない様にアピールをしたいところだが。欧州組に期待するのはシーズン中ということでコンディションではボスニア勢と対抗出来うるのではと言うこと。それからGK。ここは都筑にテストの機会をと思うのだけれど。 試合には在留邦人の人達が応援に詰め掛けるだろう。 国内組はJリーグ開幕前に弾みを、欧州組みで出場機会の少ない選手もレギュラークラスも内(代表)外(所属先)に向けてアピールして欲しいものだ。