人間諦めが肝心と言う人もいれば、執念があれば何事も成就すると考える人も。しかしどうやら韓国では前者の考えは皆無の様だ。 本日下記の様なニュースが報道された。
韓国野球委員会(KBO)の辛相佑総裁は22日、平和放送のラジオ番組に出演し、今年10月以降に韓日野球国家代表チームの再戦を行いたいと語った。 辛総裁はつかみかけたWBC優勝カップを逃し国民が残念がっているという司会者の言葉に対して、「KBOの次元で両国のプロ野球のシーズンが終了する10月以降に再戦する方向で検討したい」とし、「韓国にはドーム球場がないので日本側の意思が重要だ」と話した。 辛総裁は「今回惜しくも優勝を逃したが、実質的には韓国に2対1で負けたことを日本もよくわかっている」とし、プライドが傷ついた日本は再戦を断る理由がないだろうと語った。
このニュースは朝鮮日報にも掲載されたらしい。そして日本でも伝えられているだろう。日本に負けたというよりも優勝したのが日本という事が受け入れ難いのだろう。 今秋本当に日韓両国は再びあいまみえるのだろうか?まさかドーハで行われるアジア大会にガチンコでの勝負をと示唆するのかな? 決勝戦後、下記の様な論評も同紙には掲載された。
気の抜けたビールと言っても過言ではないだろう。
米国が企てたシナリオとは全く違う方向に進展したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が21日(韓国時間)、日本とキューバの決勝戦を残すのみとなった。ところで最も高まるべき決勝戦に対する関心が覚めやっている雰囲気だ。 当然決勝まで生き残ると思われた米国が脱落したためだ。もちろん、米国が脱落した背景には韓国の善戦があったわけだが、主催国の脱落はやはり大会に対する関心をそぎ落とす形となった。 波乱の主人公となった韓国が決勝進出できなかったことも、終盤の熱気が冷えやってしまった一因。 韓国が米国と日本を相次いで倒し、米メディアはその新鮮なショックをニュースとしながら話題に事欠かなかった。話題の主人公だった韓国が舞台裏に退いて以降、これ以上驚くべきニュースは見られなくなった。 米国野球はキューバを通じ大恥をかいた。米国との交流が絶たれているキューバは、今大会に参加すること自体が不透明だった。米財務部が就労ビザ問題を取り上げ、キューバ代表チームの入国を拒否したためだ。 米メディアが大騒ぎしたことで大会参加が可能となった。キューバはWBCを通じて獲得した収益金のすべてをハリケーン「カトリーナ」の被災地に寄付するという公約も掲げた。 貧しいキューバが金持ちの米国を助けるという皮肉な状況の中、大会が幕を開けたのだ。 そのようなキューバが決勝まで勝ち残った。米国は2000年シドニー五輪の時、トリプルAの選手が主軸となった代表チームを構成し、決勝でキューバを破って金メダルを獲得した。 以来キューバ野球をワンランク低く見てきたのは事実だ。今回のWBCを通じすべての考えを改めるべきだろう。
矛先はアメリカに向けられた。しかし、韓国が準決勝で消えたからとは言え決勝戦の熱気は下がったとはいえない。キューバを低く見てきたとも思えない。低く見られてきたのは大会そのもので、低く見続けたのはアメリカと言うよりもメジャーリーグ機構だろう。正直、松井も井口も城島も出たかったのではないか?もしこの時期にチーム不在であると彼らの居場所が保証されない事を危惧したのだろう。松井にいたってはヤンキースのスタインブレーナーからかなり圧力が掛かったに違いない。ジーターやA.ロドリゲスの様にチーム内で自分の居場所を確立しておれば松井はイチローの様に出て来たに違いない。 しかし、米国マルティネス監督がメキシコ戦後に語った“今や日本や韓国から学ぶことも多い時代”とパワー重視のメジャーリーグに警鐘を鳴らし、60年代の様に、日本や韓国が示したとおりスピードと基本の重要性を気付かせただけでも収穫かもしれない。マルティネス監督は球場もストライクゾーンも狭くなっているとも語っている。それは朝鮮日報も下記の通りのコメントを残している。
1か月にわたって繰り広げられた熱き戦いに終止符が打たれた。 野球の辺境韓国は母国米国、アジアの盟主日本を負かし、中心部まで進軍した。韓国は今大会を通じて世界野球の潮流に触れたほか、位相を向上させた。 それでは、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が韓国野球に残したものは何だったのか。 大きな収穫はスモール・ボール(small ball)だ。読んで字のごとく小さな野球、基本に充実な野球が功を奏した。手堅い守備、安定感のあるマウンド、機動力、相手の弱点に付け込み、チームプレーを重視するスタイルだ。 これまでスモールボールはつまらない野球、スケールの小さな野球と見下されてきた。しかし、集中力を生かし、チャンスをものにする野球のスモールボールは、野球の版図を塗り替えた。 韓国や日本など細かなプレーに強い国がいい印象を与えた。 これに反し、これまで米国が誇ってきた伝統的な野球は徹底的にくだかれた。米国をはじめ大リーグの選手たちが主軸をなしたメキシコ、ベネズエラ、プエルトリコは最後まで混乱が続いた。
続く
韓国野球委員会(KBO)の辛相佑総裁は22日、平和放送のラジオ番組に出演し、今年10月以降に韓日野球国家代表チームの再戦を行いたいと語った。 辛総裁はつかみかけたWBC優勝カップを逃し国民が残念がっているという司会者の言葉に対して、「KBOの次元で両国のプロ野球のシーズンが終了する10月以降に再戦する方向で検討したい」とし、「韓国にはドーム球場がないので日本側の意思が重要だ」と話した。 辛総裁は「今回惜しくも優勝を逃したが、実質的には韓国に2対1で負けたことを日本もよくわかっている」とし、プライドが傷ついた日本は再戦を断る理由がないだろうと語った。
このニュースは朝鮮日報にも掲載されたらしい。そして日本でも伝えられているだろう。日本に負けたというよりも優勝したのが日本という事が受け入れ難いのだろう。 今秋本当に日韓両国は再びあいまみえるのだろうか?まさかドーハで行われるアジア大会にガチンコでの勝負をと示唆するのかな? 決勝戦後、下記の様な論評も同紙には掲載された。
気の抜けたビールと言っても過言ではないだろう。
米国が企てたシナリオとは全く違う方向に進展したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が21日(韓国時間)、日本とキューバの決勝戦を残すのみとなった。ところで最も高まるべき決勝戦に対する関心が覚めやっている雰囲気だ。 当然決勝まで生き残ると思われた米国が脱落したためだ。もちろん、米国が脱落した背景には韓国の善戦があったわけだが、主催国の脱落はやはり大会に対する関心をそぎ落とす形となった。 波乱の主人公となった韓国が決勝進出できなかったことも、終盤の熱気が冷えやってしまった一因。 韓国が米国と日本を相次いで倒し、米メディアはその新鮮なショックをニュースとしながら話題に事欠かなかった。話題の主人公だった韓国が舞台裏に退いて以降、これ以上驚くべきニュースは見られなくなった。 米国野球はキューバを通じ大恥をかいた。米国との交流が絶たれているキューバは、今大会に参加すること自体が不透明だった。米財務部が就労ビザ問題を取り上げ、キューバ代表チームの入国を拒否したためだ。 米メディアが大騒ぎしたことで大会参加が可能となった。キューバはWBCを通じて獲得した収益金のすべてをハリケーン「カトリーナ」の被災地に寄付するという公約も掲げた。 貧しいキューバが金持ちの米国を助けるという皮肉な状況の中、大会が幕を開けたのだ。 そのようなキューバが決勝まで勝ち残った。米国は2000年シドニー五輪の時、トリプルAの選手が主軸となった代表チームを構成し、決勝でキューバを破って金メダルを獲得した。 以来キューバ野球をワンランク低く見てきたのは事実だ。今回のWBCを通じすべての考えを改めるべきだろう。
矛先はアメリカに向けられた。しかし、韓国が準決勝で消えたからとは言え決勝戦の熱気は下がったとはいえない。キューバを低く見てきたとも思えない。低く見られてきたのは大会そのもので、低く見続けたのはアメリカと言うよりもメジャーリーグ機構だろう。正直、松井も井口も城島も出たかったのではないか?もしこの時期にチーム不在であると彼らの居場所が保証されない事を危惧したのだろう。松井にいたってはヤンキースのスタインブレーナーからかなり圧力が掛かったに違いない。ジーターやA.ロドリゲスの様にチーム内で自分の居場所を確立しておれば松井はイチローの様に出て来たに違いない。 しかし、米国マルティネス監督がメキシコ戦後に語った“今や日本や韓国から学ぶことも多い時代”とパワー重視のメジャーリーグに警鐘を鳴らし、60年代の様に、日本や韓国が示したとおりスピードと基本の重要性を気付かせただけでも収穫かもしれない。マルティネス監督は球場もストライクゾーンも狭くなっているとも語っている。それは朝鮮日報も下記の通りのコメントを残している。
1か月にわたって繰り広げられた熱き戦いに終止符が打たれた。 野球の辺境韓国は母国米国、アジアの盟主日本を負かし、中心部まで進軍した。韓国は今大会を通じて世界野球の潮流に触れたほか、位相を向上させた。 それでは、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が韓国野球に残したものは何だったのか。 大きな収穫はスモール・ボール(small ball)だ。読んで字のごとく小さな野球、基本に充実な野球が功を奏した。手堅い守備、安定感のあるマウンド、機動力、相手の弱点に付け込み、チームプレーを重視するスタイルだ。 これまでスモールボールはつまらない野球、スケールの小さな野球と見下されてきた。しかし、集中力を生かし、チャンスをものにする野球のスモールボールは、野球の版図を塗り替えた。 韓国や日本など細かなプレーに強い国がいい印象を与えた。 これに反し、これまで米国が誇ってきた伝統的な野球は徹底的にくだかれた。米国をはじめ大リーグの選手たちが主軸をなしたメキシコ、ベネズエラ、プエルトリコは最後まで混乱が続いた。
続く