Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

Auf Widersehen Jarolim HSV Hamburg 0-0 1FSV Mainz 05 28th April 2012

2012-04-30 | EURO Football
88分ピッチサイドに選手交替を告げる掲示が出された。14 と言う数字が出ているスタジアムの大観衆が立ちあがり拍手を送る。背番号14番チェコ人 MF David Jarolim が大歓声に応えながらピッチを離れる。Die Bundesliga 出場318試合目。うち HSV 在籍中では257試合目。来月17日に33歳になる大ベテランはかつて高原がこのチームに在籍した時からレギュラーだった。
この試合がHSV のホームゲームでの最後の試合であった。 見ていたこちらも胸が熱くなった。 
“彼の事はよく知っている。タカハラがここにいた時からプレーしていた。恐らく彼を憶えている日本人も多いと思う。”
隣に座っていた親子連れに声をかけた。 あぁそうか日本から来たのか...てな事を言われた。恐らく背番号15番孫興民を観に来た韓国人と思ったのかな...高原が去っても HSV に興味を持つ日本人と周囲の人達が少し尊敬の眼差し( と思う )を向けてくれた。



試合はその後2度ほどアウェーの Mainz が HSV ゴールに迫ったがゴールには至らずスコアレスドローで終わり HSV の1部残留が決まった。と言うよりも試合中に何度も16位の 1FC Köln が何度も失点を重ねたのを報じられ最終的には 1-4 で敗れた為15位以上が確定したのだった。

日本を出発し欧州滞在10日目。私は Düsseldorf から北に進み Hamburg に向かった。 今年4月のドイツは天気が悪く大変な寒さ。 ベルギーに移って更に寒さは増し、前年の同じ頃欧州訪問時は半袖で過ごした事を考えればこの寒暖の差は一体何が原因なのだろう...地球温暖化と言う迷信を何故多くの人が信じるのだろう...とそちらの方向に怒りをぶつけたくなった。
そして滞在10日目にしてようやく寒い思いから解放された.....
しかしDüsseldorf から Hamburg に向かう際に利用した Inter City Express こと ICE は遅れて Hamburg に着いたのは予定時刻を1時間も過ぎていた。

中央駅に着くや否や懇意にして貰っている現地で長期に渡り寿司テイクアウェイ店舗を経営されている日本人のGさんのお店に転がり込んだ。 昼食時間は過ぎているのに相変わらずの繁盛ぶり。 

“いつも、いつもすみません....“

と云いながら期待して来ている厚かましい私に早速きつねうどんとお寿司を振舞ってくれた。
日本ではなかなかうどんと寿司の組み合わせが無いが欧州では人気らしい。 おいしい“昼食”でエネルギーを再注入しGさんに御礼を申し上げ次の仕事先に向かった.....

仕事を終えてGさんのお店の閉店時間まで少し時間があったのである“レストラン”に入った。
店の前には黒板に „ LIVE HSV vs Mainz „ と書かれていた。この日は Die Bundesliga 1部リーグ第33節の9試合が一斉に午後3時半キックオフで開催された日だった。前節で香川真司の在籍する BVB Dortmund が優勝を決めたので次の興味は残留争いと UEFA Champions League 並びに European League の出場権争い。 熾烈なのは今シーズンも残留争い。私も愛する京都が何度もこの争いに“参戦”していたのでサポーター達の心境は痛いほど理解できる。
既に最下位 1 FC Kaiserslauterun は降格が決まっており, 17位 Hertha Berline SCは降格か良くて16位に上がり2部リーグ3位チームとの入れ替え戦に残留の可能性を掛けると言うのが現状。
前節では12位 Mainz, 13位 SC Freiburg, 14位 Hamburg, 15位 Augsburg そして16位 Kölnの6チームが引分けたので13位の Freiburg までが残留を決め、第33節前迄の残留を確実にする“15位以上争い”の該当チームの星勘定は下記の通りであった。

14位 HSV Hamburg 勝点35 得失点差 -21
15位 FC Augsburg 勝点34 得失点差 -14
16位 1.FC Köln 勝点30 得失点差 -30

Hamburg も 細貝のいる Augsburg もシーズン残り試合が2試合しかない事を考えれば16位のKölnが残り試合で連勝さえしなければ残留はほぼ決定的だが1日でも早く残留を自らの手で決めたいという気持ちは何度も云うが痛いほど解る....

店に入るとハーフタイム中ですぐにあの „ HSV Forever „ が場内に鳴り響きだし後半が始まろうとしていた。
店内はビール片手の大人達だけでなく子供も数人。勿論親同伴だけど。私はコーラとフレンチポテトを注文した。フレンチポテトをドイツ語でどう言おうかと迷っていたらそれらしきものが隣のテーブルの上にあったので“あれと同じものを1つ。”と注文した。

そして HSV のキックオフで後半が始まった。
HSVは前節 1-1 で引分けた1. FC Nürnberg 戦で23分にチェコ人正GK Jaroslav Drobny が相手選手と交錯して負傷し試合途中でベンチに下がりこの試合もベンチから外れ替って投入された GK Sven Neuhausがスタメン起用された。 
また前節は韓国人FW孫興民とスウェーデン人FW Marcus Berg の2トップだったがこの日はペルー人FW Paolo Guerrero とベテランクロアチア人FW Mladen Petric の2トップ。 Petric は前節では84分に孫興民と替って途中出場で起用されたが今シーズンで HSV のユニフォームを脱ぐ Petric のホーム最終戦でのスタメン起用にはシーズン途中、スイスの FC Basel からやって来た Thorsten Fink 監督の温情があったのか.... Jarolim のスタメン起用も前節彼と交替で出場したセルビア人ボランチ Gojko Kacar の試合中の負傷が無くても実現したかもしれない。 

一方前節 Vfl Wolfsburg と 0-0 で引分け残留を決めた Mainz は右SBだったチェコ人DF Zdenek Pospech を左サイドに置き31歳ベテランスロヴァキア人DFの Radoslav Zabavnik に替って Niko Bungert を右SBで起用された。そして1ボランチと言うよりもアンカーの位置に置かれたのが Eugen Polanski だった。前節では Polanski と コロンビア人 MF Elkin Soto の2ボランチだった。 
49分 HSV左SB Dennis Aogo がサイドを突破しクロスを上げるが中には誰もいなかった。
Mainz はエジプト人MF Mohamed Zidan にボールが入った時に彼のキープ力やパスからチャンスが創れていいたが既に残留を決めてていたせいか全体的にラインは引き気味。その為か HSV は人数を割いて相手PA付近まで攻め上がってこれるがそこから足元へのパスばかりでしかもその後もボールタッチが多いのですぐに Mainz DF 陣にマークされてしまう。もっとワンタッチパスを使って相手を撹乱しないと決定機は創れないと思う。
54分には2列目左の MF Marcell Jansen がドルブルシュートを放つが孫興民と Jansen のドリブル突破を結構頼りにされていた。55分 Mainz はボランチの Polanski を下げてオーストリア人MF Julian Baumgartlinger が投入される。 Baumgartlinger は前節も83分に Polanski に替って投入された。
Mainz は前節では Adman Szalai の1トップで2列目に3人のMFを並べたらしいがこの試合はカメルーン系ドイツ人FW Eric Maxim Chopou-Moting と ハンガリー人FW Szalai が2トップ。 中盤はトップ下に Zidan が入り、中盤左にSoto 、左には前節は Zabavnikに替って途中起用された Marco Caligiuri。上述した通り Polanski が4バックの前に入りダイヤモンド型の中盤を形成していた。 

60分と61分に HSV は連続してチャンスを迎える。孫興民が素晴らしい中央からのドリブル突破を見せ左サイドの Jansenにボールを送り Jansen はファーサイドにクロスを上げる。しかしフリーで飛び込んだ Guerrero と Petric らは僅かに届かない。
続いて中盤からの浮球のパスを抜け出した Petric がフリーでシュートを放つが GK Christian Wetklo の正面に。 Petric 絶好の惜別のゴールチャンスだったんだけど.... Petric は69分にも FW Guerrero が倒されて絶好の位置で得たFKを直接狙ったが壁に当ててしまった。 その度に周囲の人達は頭を抱えてしまう。だけど残留争いのなかこの状況では先制を許さないだけましか... 
そして73分大歓声を浴びてイタリア人FW Jacobo Sala と替ってベンチに下がった。 最終節アウェーの Augsburg 戦で出場機会はあるだろうか、そしてゴールチャンスは....だけど Augsburg は好調の細貝がいるぞ...( 関係無いか?) 



これで HSV はGuerrero と Sala の2トップとなり2列目左に Jansen はそのままで真ん中に孫興民そして右に Jarlom が上がり Tomas Rincon の1ボランチとなったがこれはその前に Mainz ベンチが行ったシステム変更に対応する為と思った。 

63分 Mainz ベンチは何故か攻撃の起点になっていた Zidan を下げて Yunus Malli を投入し、55分に投入された Baumgartlinger の1ボランチとなりその前に左から Soto, Malli, Caligiuri の3人が中盤に並び 4-1-3-2 の布陣となっていた。
これは守備を固める戦術かと思ったが中盤に厚みが出てしかもBaumgartlinger が攻撃時にはけっこう上がって来るので HSV PA付近でもボールが繋がる様になる。 65分には Malli が強烈なシュートを放つが HSV DF Denis Aogo に当たりCKに。72分には右サイドを崩し Caligiuri がフリーでシュートを放つがゴール枠を外してしまう。 
77分には Baumgartlinger からボールを受けた Malli が今度はシュートを撃たず左サイドの Soto にパスを出してしまった。 Malli は完全にフリーだったのに何故撃たなかったのだろう... と思った。 そして Mainz ベンチはその直後に Soto を下げて Nicholai Müllar を投入した。 これでまた Müllar と Baumgartlinger の2ボランチとなった。 そして HSV は孫をトップに挙げ再び Guerrero との2トップに戻し、Jarolim もボランチの位置に戻した。

その直後 HSV が連続して左サイドを突破しチャンスを創る。78分29秒には Aogo が上がり入れたクロスに Rincon がシュートを放つが惜しくもポストの左に外れて行く。 79分7秒、今度は Jansen が Müllar と競りながらシュートに持ち込むが弾道はクロスバーを大きく越えてしまった。
83分 HSV ベンチは Guerrero を下げて Robert Tesche を投入し孫興民との2トップに戻す。その少し前には Guerro の1トップにし2列目を左から Jansen – 孫興民 – Sala にしていた。 その直後いくらシステムを変更してもゴールが遠い HSV サポーター達から大歓声が沸き上がる。 SC Freiburg とのアウェー戦に臨んでいた 1FC Köln が 1-3 でリードされている事が場内アナウンスされた。 残り試合は5分足らず。この時点でKölnが勝点3を挙げる事はほぼ考えられなくなり、試合終了後両チームの勝点は3以上のままである事が確実視されたのだ。 細貝のいる Augsburg ( と言ってもこの試合は出場しなかったけど ) も上位を行くMönchengladbach とは 0-0 のこう着状態が続いていたがこちらも何とか残留を決められた瞬間でもあった。



その数分後、更なる大歓声と拍手が沸き上がり Jarolim がピッチを後にしそしてタイムアップ。 



一時は降格の危機に晒されていた HSV Hamburg は何とか残留を決めた。 まだ1度も降格をした事が無い名門チームとは言えここ数年はちょっと優勝争いから御無沙汰気味だ。 胸のチームマークの上に星印があるがそれは 1982-83 シーズンに勝ち取った Europe Champions Cup のタイトル。あの時はその後 TOYOTA CUP で来日したなぁ~..... あの時は Maghat が現役選手だった。かつて England の英雄 Kevin Kegan も HSV でプレーした。 そんな話を周囲の人達と少しして荷物を預かって頂いた G さんのお店に急いだ....



その夜は G さん宅で有難い日本そばとトンカツの夕食を御馳走して頂き色々な話をさせて貰った。
上海 - ハンブルグ間の直行便が就航する等ここハンブルグでも中国人移住者は増加の一途らしい。最近欧州ではアジアと言えば政治、経済の点ではもう日本では無く中国と思われて久しいがここ1年さらにその傾向は高くなっている。
現地で購入した28日付けの日本経済新聞で国連決議により日本の主張する大陸棚の“日本領域”が認められたと報道されたが(何故か朝日新聞には載っていないんだなぁ )中国がここハンブルグでも影響力を増す中、当地の日本領事館の年内閉鎖が決まったらしい。 Gさんから領事館絡みの色々な面白い話を聞かせて貰うのも楽しみだったのだけど当地に在留される邦人の方にとってはもっと深刻な問題に違いない。 
確かにここ10年で和食、特に寿司の人気はかなり上昇しその相乗効果で寿司ネタや日本食材の流通が飛躍的に良くなったらしい。昨年の震災前は日本産秋田小町が入手できるようになりそれが在留邦人の方達をはじめ和食ビジネスをされている方にとって非常に良い効果を齎していたらしいが....東電はここでも責任とってやれよ !!電気料金を上げるのであれば....
石原東京都知事の尖閣諸島購入発言はここハンブルグでも拍手で迎えられている。こう言う事もマスコミは報道してくれよ。

ならば解った。 ロンドン五輪後日本の若いタレントたちが一斉に欧州市場を圧巻すると思われるがここHSVでも高原以来の日本人選手が入団する事を願う。 そして欧州にサッカー観戦に訪れた日本人達は例え日本人選手がいなくても HSV の試合をここ素晴らしい Arena で観戦すべきだ。 Die Bunbdesliga で多くの日本人選手が話題になる、これだけは現在の中国がどう頑張っても出来ない事だし今後も難しい事だ。

なんて事を考えながら私は翌日 ICE で Suiss のGeneve に向かった。 車中 G さんに作って頂いたトンカツ弁当を頂きながら。トンカツ弁当を食べながら欧州を国際列車で移動しながら地元の新聞で日本人選手のプレーぶりを読むなんて俺は何て幸せなんだろう...  子供の時国際列車に乗る事が夢だったんだよなぁ~ 

それとも俺はただ厚かましいだけか???    Gさん本当にいつも御馳走様です。ありがとうございます。 



ACL日中対決 これが中国超級の実力なのか…. 柏 0-0 広州恒大   4th April 2012

2012-04-15 | Football Asia
先週発表された週間天気予報ではこの日も寒くなるとの事であった。 こりゃあ、キックオフ時間が変更となったキリンチャレンジカップ、アメリカ女子代表対ブラジル女子代表戦に続いて現場観戦中止かなぁ…と思った。
しかし前日吹き荒れた“春の嵐”から一転この日は“春の陽気”だった。

柏駅前には“広州恒大”サポーターがスタジアムまでの道程が解る様に臨時の案内所があった。 そこに貼られている地図を見て競技場までの道を調べているとボランティアだろうか中国人の若い女性に声を掛けられた。
“没有問題。我是日本人。”と大学時代に習ってまだ頭の中に残っている数少ない中国語で答え二度三度と頭を下げて競技場に向かった。 



前に来た時も歩いて行ったなぁ…あれは2009年衆議院選挙で民主党が政権を獲った日だった。 愛する京都が柏レイソルとのJ1リーグ戦を観戦して以来だった。あの時のレイソルはJ1残留に必至だった。試合は京都が押していた。試合結果は 0-0 だった。そのシーズン、柏はJ2に陥落してしまいサンガは何とか残留した。
そして約2年半後、京都はJ2に逆戻りそして今シーズンもJ2でのスタート。柏はすぐにJ1昇格を果たしそしてそのままJ1制覇。ACL 出場権も手に入れた。それにしてもいつになったら愛する京都のACL観戦が実現する比が来るのだろう…..

道中競技場に向かう多くの中国人達を見掛け国際試合の雰囲気がぐっと上がってくる気がする。
年々日本に渡ってくる中国人が増えているが広大な地域によって言葉も文化も料理も言語も異なる中国では地域間の、南北間の対抗意識も強いと聞いた事がある。 広東省の省都である広州は世界史の授業でアヘン戦争の発端となった都市。今では香港の奥座敷と言われているらしい。 この試合観戦に来た“広州サポーター達”の中には東北部や上海、北京から来た人達もいたのだろうか….
その広州恒大も柏レイソル同様2010年中国甲級リーグで優勝を納め中国超級に昇格したシーズンに優勝を果たしAFC Champions League 初出場を決めた。柏、広州、いずれかがACLで優勝すれば 1978-79 の Europe Champions Cup で優勝した Nottingham Forest と同じだ…と言っても例えが古いか…



最も注目される選手はアルゼンチン人MF Dario Leonard =Conca 。2008年にはかつての浦和レッズの中心選手、ワシントンと共にフルミネンセでプレーし。 リベリタドーレス杯準優勝の立役者に。 2009,2010年と連続してCBF MVP を受賞。
そして2011年に移籍金 €1000万 ( 約1億1574万円 ) 年棒US$1040万 ( 約8億3,740万円 ) という記録的破格な金額で広州恒大に移籍して来たMF. アルゼンチン代表に入ってもおかしくない逸材らしい。 更に 2011年中国超級 MVP のブラジル人MF ムリキ。 ワントップには Cleverson Gabriel Cordova ことセルビア人 FW のクレオ。 ブラジル国籍も持っているが2013年からセルビア代表でプレーできる資格があるらしい。 Liverpool も食指を出したらしい。
MF 29.郜林、ボランチの⑯趙旭日は AFC Asian Cup そしてワールドカップ予選メンバー。CB コンビは北京五輪メンバーだった⑥馮瀟霆と 2004年AFC Asian Cup のベストイレブン⑩鄭智。右 SB 孫祥はかつての上海申花の中心選手で2007年 AFC Asian Cup, ワールドカップ南アフリカ大会予選のメンバー。当初予想スタメンだった李健華に替って起用された 右 SB は韓国人の⑯趙源熙。水原、光州、蔚山でプレーし Wigan Athletics にも所属した。
タレント揃いのイレブンだった。 3月30日に行われた中国超級のアウェーでの上海申花戦 ( 1-0 で広州の勝利 ) は主力を休ませたのかこの試合に続いて柏戦に出場した選手は5選手だけ。 郜林、鄭智そしてクレオは途中出場だった。
柏は右SB に今シーズン北九州から移籍して来た福井諒司が負傷の橋本に替って今季初スタメンに抜擢された。 



試合は広州のキックオフで始まりそのままアウェーの広州が押す展開。 いきなり⑯趙源煕がドリブルできれこみ、その後も⑨クレオが⑮コンカとのパス交換で抜け出しシュートに持ち込み柏DFに当たりこぼれたところを29.郜林が拾って放ったシュートは⑤増嶋に当たりもう一度こぼれたところを⑪ムリキがシュートを撃つが④酒井が身体を入れて弾道をゴール枠からそらす。 広州は⑥馮瀟霆 ⑧秦升、29郜林らの長身が目立つ。そして⑪ムリキを起点とする左サイドサイドからの崩しが目立った。 
5分にはクレオからボールを受けたコンカがオーバーラップして来た右SBの孫祥に送り再びコンカに縦パスを送る。コンカが中に入れようとすると増嶋が身体を張ってクリアー。6分17秒、④酒井の⑪ムリキへのチャージがファールに取られる。広州の韓国人イジャンス監督はイエローカードをUAE人のアリハマド主審に促す。コンカが蹴ったFKからクレオがシュートを撃つが大谷に当たってゴール枠には至らない。12分49秒には福井が郜林へのチャージにイエローカードが出される。 
14分には波状攻撃を受け最後はクレオのシュートを③近藤が身体を入れて弾道をそらせる。17分51秒、ムリキが左サイドを上がったSB孫祥に送り絶妙のクロスを入れられるが増嶋がヘッドでクリアーしコーナーに逃れる。



広州は自軍GKの際はDFラインがセンターライン付近まで上がり、ボランチから前が攻撃時は高い位置をキープし柏ボールになると中盤以降が素早く守備陣形を敷き常に数的優位を保つ。劣勢の柏は⑩レアンドロのボールキープだけが頼り。そのボールキープも次第に持つ時間が長くなり還って他の選手にボールが出なくなって来た。
私が座っていた位置は前半、広州ゴール側付近だったので試合は視界から遠方で展開されていた。



しかし20分を過ぎると徐々に目の前で試合が展開されてくる。 酒井、レアンドロが相対するムリキ、秦升らに競り勝つようになり右サイドをどんどん切り裂いて来た。 24分には酒井が孫祥を外して中へ入れると工藤がヘッドで落としワグネルが放った強烈なショットはポストの右へ外れて行った。これが柏の最初のチャンスらしいチャンスだった。
“サ~カイッ !!サ~カイッ!!やってやれ!!”と言う柏サポーター達からの声援回数が徐々に増えて来る。
目の前でも何度も酒井が相手選手を外すシーンが演じられる。さすが球技専用競技場。迫力ある。



そしてワグネルを中心に左サイドからの突破も目立って来た。しかし工藤、田中と言ったFWになかなかボールが渡らないのでシュートシーンは演じられない。広州は劣勢時でもDFラインを下げて来ない。しかしGK楊君との間にスペースがある様に見えるのでそこに放り込んで走り込めば…と見ている方には簡単に思えるのだけどそうはいかんのだろうなぁ….
40分を過ぎるとレアンドロが2列目の中に入り酒井、ボランチの栗澤が2列目右に上がって来る様になりまた広州選手の脚が止まって来たせいか柏の攻勢が続いた。42分には田中が左サイドから福井、ワグネルの崩しからシュートに持ち込んだがGK楊君の正面に。 その後も何度か柏は広州ゴールに迫るもロスタイムが無かった前半は両軍ゴールを挙げられないまま終わった。

今シーズンのACL Group H は他に昨シーズンACL準優勝の全北現代(韓国)そして Buriam United ( タイ ) が同組。4カ国全て昨シーズンの国内リーグ覇者。 こうやって見てみればもっとなぜこういう組み合せになったのか不思議だ。 
そうしてこれまでこの Group の台風の目になっているのが Buriam United 。柏、広州を連破しこの組の首位に立っていた。
これまでタイと言うよりも東南アジアのチームがここまでやるのは記憶が無い。 一度このチームのゲームを観戦したいんだけど….

両軍交替選手無しに始まった後半、前半終盤に続いて柏の攻勢を期待するが再び広州が試合を試合する。
クレオのワントップだった前半とは異なりムリキが上がり2トップに。そしてダリオが右に郜林が左にそれぞれ両サイドに置かれた。
そしてボランチ秦升、趙旭日は相変わらず前後に精力的に動いていた。 
48分21秒にはムリキがこぼれ球を拾って柏ゴールに迫るが近藤がクリアー。49分29秒には郜林がこぼれ球を拾い放ったショットはGK菅野の正面に。58分ワグネルのクリアーボールをクレオが拾い繋いで右に送り趙源煕が入れたクロスをクリオがヘッドで後ろに落とすと郜林が切り返して上手く酒井のマークを外しシュートを放つが増嶋が飛び込んでブロック。 60分15秒には郜林からのクロスを受けたムリキがシュート体勢に入るが酒井、増嶋が身体を張ってストップ。 その直後にはムリキのドリブルシュートを近藤が何とかブロック。 広州の連続攻撃に柏DF陣がかわるがわる身体を張って失点を防ぐ。



劣勢のホーム柏レイソルは66分 FW 田中を下げて茨田を入れて工藤のワントップにし2列目を3人に増やす。茨田は昨シーズンのJリーグ優勝を決めた最終戦の浦和戦ではボランチのポジションだった。
70分頃には広州ベンチは長身の郜林がトップに上がりムリキが左サイドに入る。 これで前線にはクレオ、郜林の長身選手が並んだ。


 
73分柏ベンチは工藤を下げてリカルドロボを投入する。 サポーター達からは“進めリカルドロボ、立てリカルドロボ”と私が幼少の頃大好きだったジャイアントロボのメロディーに乗せた声援を送る。 あぁもっとこのメロディーを聞きたいなぁ~と思った。



77分そのリカルドに酒井からクロスが入るが馮瀟霆と競り合いながら放ったヘッドは惜しくも外れる。 
80分大谷が福井に送ると郜林の競りながらもワグネルに送る。この時郜林の手にボールが当たったようだけどアドヴァンテージをとったのか?そしてワグネルが中に入れるとそこに走り込んだ福井の放ったシュートは惜しくもポストの右に外れて行った。 ちょっと福井へのボールが足元に入り過ぎていた。 
残り10分を切り、終了時間が近づくとアウェーの広州は勝点1を守るかのごとく中盤が前に出て来なくなった。それでもムリキ、コンカのドリブルは脅威。柏の方ものそれを恐れてかなかなか攻撃に人数を掛けられない。そして何度か広州ゴール前に迄迫るシーンもあったがゴールは決まらずタイムアップとなった。





広州としても次節はホームで柏を迎え撃つ。このアウェー戦で勝点を計算出来ると思われたのではないか…..
それにしても広州恒大は強かった。 アウェーでありながら終始優勢に試合を進めていた。東アジア地区ナンバーワンの下馬評は正しい様だった。

翌週、柏は札幌を2-0 で破った。そして茨田がロンドン五輪候補合宿に愛する京都サンガの宮吉らと共に召集された。
ベガルタとの練習試合では宮吉のゴールで五輪候補チームが 1-0で勝利を収めた。
Jリーグ王者の柏は日本を代表して次節はアウェーで広州相手に勝点を稼いで欲しいんだけど…
広州はホームで Buriram United に 1-2で敗れている。 柏にもチャンスは充分にあるだろう。

そして春の陽気がようやく続く様になった….

柏レイソル:21-菅野孝憲;4-酒井宏樹、5-嶋竜也、3-近藤直也、26-福井諒司;10-レアンドロ・ドミンゲス、7-大谷秀和、15-ジョルジ・ワグネル、28-栗澤僚一;18-田中順也 ( 65分 20-茨田陽生)、19-工藤壮人 (72分 25-リカルドロボ )
  
広州恒大:1-楊君;32-孫祥、10-鄭智、6-馮瀟霆、16-趙源熙;8-秦升、37-趙旭日;11-ムリキ、15-ダリオ=コンカ、29-郜林;9-クレオ

柏駅にまで行く途中子供の時大好きでよく見た“ジャイアントロボ”の主題歌を何度も口ずさんだ。 






天候は寒かった。試合は熱かった。 浦和 1-1 川崎 31st March 2012

2012-04-04 | 京都サンガ J-League
天気予報を当たらない事を願った。朝から突風が吹き荒れていたけど家を出た時はまだ雨は降っていなかった。
競技場に着くまではもつだろう。そして試合が終わった頃には雨が止むだろう….
スタジアムに到着すると本格的に降り出した雨はチケットを購入しさぁこれから場内に…と思った瞬間にあっという間の豪雨となり折からの強風と重なり嵐になった。 早く場内に“避難”しないと…必死に競技場に向かって走る。チケットをしっかり握りしめて。
場内の廊下には観客席から“避難”して来た人達が多く犇めいており鮨詰め状態。 濡れ鼠の私はまず着替える為にトイレを探した。そして雨具代わりに持参して来たジャージーに着替えた。これを持ってきて良かった…しかしあと10分早く家を出た方がもっとよかった….

20年目のJ-League 。あの国立競技場で開催されたマリノス対ヴェルディの試合を観戦以来何試合J-League の試合を観たかなぁ….今シーズンの第4節となる浦和対川崎の試合は日程が発表された時から楽しみにしていた。
今シーズンの浦和は昨シーズンとは異なり久し振りの“まずまず”のスタート。開幕戦の広島戦こそ落としたが次の前年度リーグ王者の柏を破り続く札幌も降して2連勝。 息子に言わせれば槙野の加入と阿倍の復帰で守備ラインが安定しその分柏木がトップ下の役割に従事出来ているのが昨シーズンとの違いらしい。  一方、昨シーズンは9連敗を喫した川崎。 前節はセレッソに敗れたが開幕から新潟、鹿島相手に連勝。 今シーズンは違う、という印象をそれぞれのサポーター達に与えたのではないかな?
しかし2007年は共にACLに出場し上位に進出を果たしたチーム。 昨シーズンの低迷が本当に信じられないのだった。



浦和は原口がベンチスタートで矢島がスタメン。ワントップにはデスポトヴィッチではなくポポ。ちょっと怪我をしたらしい。
私が注目する長身193cmのCBスピラノビッチはベンチには入ってなかったなぁ…3バックを敷いているのでちょっと出番は…とは息子の分析。 もう教わるばかりだなぁ…



川崎は右SBにはアジア大会、五輪予選に出場した實藤ではなく田中祐介。このスタメン起用が的中した様に試合後思った。
2列目右にはかつて浦和ででも活躍した山瀬が。サポーター達から拍手が起こるかブーイング飛ぶかな…
稲本そして井川はベンチスタートだった。  フロンターレと言えば愛するサンガが散々やられたジュニーニョ、レナチーニョの印象が強い。それは相対するレッズのペトロヴィッチ監督も同じではなかったか.. ペトリビッチ氏はサンフレッチェ広島監督は9度対戦して3分6敗。 しかし昨シーズン浦和は降格に危機のずっとさらされながら対川崎戦は2連勝。そしてここ5試合負け無しらしい。この試合どちらの“持っているジンクス”が生きるのだろうかと思った。 
そして何よりも私がここに来た目的“中村憲剛”がどんなゲームメークをするか。それが楽しみでここまでやって来たのだった。



川崎のキックオフで始まった試合は開始早々梅崎が左サイドを上がって浦和がチャンスを掴み掛けるが川崎の方が連動した動きを見せ得点の可能性を見せていた。 レナトの中盤からのボールキープも効いていた。 阿部がいなかったらとっくに失点していたのでは無かったか? 2分35秒にはレナトが倒されて得たFKに小松が走り込むがここは阿部がコーナーに逃れる。
浦和は6分15秒に柏木がシュートを放つまでパスが足元にしか行かない気がした。それでも先制したのはホームのレッズ。
10分に中央でボールを受けた柏木がワンタッチで左サイドを上がった梅崎に送り中に入れたところをポポが上手く頭で合わせて川崎ゴールネットを揺らした。





大歓声が沸き上がる。最初のチャンスを得点に結びつけるところ昨シーズンとは違うのかもしれない。 
相手ゴール前近くになるとワンタッチパスが増えるのか…と思った。
しかしその後、主導権を握ったのは川崎だった。特に左SB小宮山の攻撃参加は顕著で浦和ゴール前までボールを持ってくることも何度か。その度に坪井と平川が2人がかりでマークに入る。失点直後のキックオフからもドリブルで上がりファーサイドに送るとそこに小松が槙野と競りながら飛び込む。 
そして憲剛が時折繰り出すミドル、ロングパスがサイドチェンジに繋がる。24分には素晴らしい波状攻撃を見せるが攻撃時には白いユニフォームの川崎の選手達が人数をかけて一気に上がってくるので浦和は守勢に回らざるを得ない。 そしてここまでセカンドボールを拾われると…
浦和も30分、32分にチャンスは掴んだがゴールは生まれない。30分にはポポのスルーパスが柏木に通りフリーになったがトラップが僅かに大きくシュートが撃てなかった。32分には啓太のスローインを左サイドでいち早く受けた柏木が中に送ると逆サイドに流れそこに走り込んだ平川が中に折り返し矢島が放つが柴崎に当たってコーナーに。ここは平川が撃っても良かったか….
いずれも相手のスペースに走り込む動きから生まれたチャンス。 前線でこう言う動きが、特に相手の両サイドの裏に入る事が出来る展開になれば…と思った。
このチャンス以外は川崎が主導権を握る時間が続く。そして天候も計算に入れてか田坂、柴崎がミドルを放つ。だがGK加藤順大のキャッチは安定していた。
35分からはちょっとファールの多い展開となったがカードは出なかった。 小松が阿部を倒し、梅崎を連続して倒した時はカードが出るだろうと思ったけど…そして浦和リードのまま前半は終わった。



後半に入り川崎ベンチは元浦和所属の山瀬がベンチに下がり矢島卓郎が投入されトップに入り小松が山瀬のいた左サイドに回った。この選手交替がぴたりと当たった。45分30秒には小松が左サイドから中に入れ矢島卓郎のヘッドを引き出すがここは加藤順大がパンチで防ぐ。 後半立ち上がりは憲剛が右サイドによりそこから攻撃の芽を創る。またレナトのドリブルも勢いを増す。 ジュニーニョ、レナチーニョと川崎はドリブル突破の出来る外国人選手を探すのが上手いのか?
51分15秒には森下のロングフィードが小松に渡るがここは槙野がマーク。54分、レナトからボールを受けた小松が中の矢島卓郎に送るが梅崎がクリアー。 55分38秒には憲剛から右サイドを上がった田坂にパスが通りセンタリング気味のシュートを放つが加藤順大が弾き出す。 劣勢に続きの浦和を見て同点にされるのも時間の問題と感じる。



すると梅崎が左サイドをドリブルで突破しファーサイドにクロスを送るとそこに矢島慎二が飛び込んだが合わなかった。そしてこれが後半浦和の唯一のチャンスであった。
56分、浦和ベンチはMF矢島慎二を下げてマルシオ=リシャルデスを投入する。中盤でボールをキープする為か。



しかし遂に川崎が同点ゴールを挙げる。 58分、左サイドから小宮山が中に入れる、一旦は坪井がクリアーするも柴崎が拾って右側に攻撃参加した森下に送る。森下は前線に入れ小松がヘッドで折り返したところ中央からフリーで矢島卓郎がヘッドで浦和ゴールに捻じ込んだ。 浦和DF陣も揃っていたんだけど完全に振り切られ小松、矢島には着けていなかった。



同点に追い付かれた浦和はなかなか相手PA付近と言うよりも相手コートに入れない。 60分40秒には柏木からのパスをインターセプトしたジェシがそのままサイドを突破しようとしたところを槙野がファールで止めてイエローカードが出る。 浦和のDFラインは3バックなのでその両サイドの端を突かれているのか、後半は特にタッチライン付近を何度も破られていた。
そのリスタートからジェシがヘッドを放つがクロスバーを越える。  劣勢続きの浦和は62分啓太を下げて山田暢一を入れる。 今度は中盤と言うよりもタッチライン際の守備を安定させる狙いか。 
山田暢一が投入されてもなかなかプレーが始まらない。誰か倒れたのかと思ったらジェシのシュートの時にゴールカバーに入った阿部が勢い余ってゴールネットを外してしまった。 この間ストレッチをする選手らがいたが浦和にとってはありがたいインターバルだっただろう。 71分、浦和ベンチ前で原口がペドロビッチ監督に呼ばれている。だれと替るのだろうとピッチを見ていると、槙野ミスパスが小松に拾われドリブルで上がると阿部が後ろからチャージに入る。ボールがこぼれて今度はレナトが拾ってドリブルシュートに持ち込む。ここは加藤順大がナイスセーブで防ぐが、家本主審が阿部に走り寄る。あぁイエローが出されるかな…と思うと家本主審は胸ポケットからイエローカードを出した。3分前にも阿部はイエローを受けており、これで退場になってしまった。
阿部もイエロー覚悟のバックチャージだったのだろう。憲剛が駆け寄りすぐに腕からキャプテンマークを外して柏木に渡した。



浦和ベンチはこの退場を受けて原口ではなく濱田を投入しポポを下げた。





濱田と槙野のどちらを最終ラインに入れるのだろう…とその6分後今度は槙野が2枚目のイエローカードを受ける。 正面からドリブルで突破され様としたレナトを手で引き倒してしまった。ただレナトもファールを貰う様なドリブル突破だった。 このイエローは槙野をはじめレッズの選手達も納得いかないと言った表情。
当然判定は変わらずこれで浦和は残り十数分間を9人で凌がねばならなくなった。 



2人少なくなったレッズをサポーター達は川崎の選手がボールを持つと大ブーイングを飛ばしレッズイレブン(いやナインか?)を鼓舞する。 85分、川崎ベンチは小松を下げて小林を投入する。 前線で上背のある小松、矢島に手を焼いていた浦和DF陣だったのに、しかも長身の阿部、槙野が退場してしまったのになぜ小松を下げたのだろうとこの時思った。中盤またはDF選手を下げての小林投入でも良くはなかったか? その直後に川崎は波状攻撃を見せるが梅崎、坪井が必死のクリアー。 平川、梅崎はもうDFラインに入っているみたいだった。 





もし中盤でボールキープして時間を稼げるリシャルデスがいなければ敗戦を喫しただろう。
ロスタイムに入るとサポーター達から“ We are REDS !! “ のコールが繰り返される。 この大歓声が相馬監督の指示の声をかき消してしまったらしい。 ロスタイムは5分と表示される。 浦和にとっては長すぎると感じられただろう。 
91分平川が一気にドリブルで右サイドを上がり最後は柏木が粘ってCKを取る。シュートコーナーを送り時間を稼ぐ。このプレーで2分間時間を稼げたことは大きかった。



94分55秒、柴崎からボールを受けたジェシが右の田中に送り更に前の田坂に繋ぐ。そして田坂がクロスを上げようとした時の家本主審の試合終了を告げるホイッスルが鳴った。 今度はプレーが終わる前に笛を鳴らされた川崎の選手達が主審に抗議をする。
勝点1を分け合った両チームだけど2人すくないチームを相手に川崎は絶対に勝点3を挙げるべき試合であっただろう。 そして浦和にとっては勝点を死守した試合結果だった。

そして審判団が退場する間レッズサポーター達からは大ブーイングが浴びせられた。 



退場者を出す前から浦和は劣勢続きだった。 あのまま11人で戦っていても勝点1以上稼げたか解らない。次節鹿島を相手にどういう布陣で臨むのだろう。
川崎は本当に惜しい試合を勝てなかった。次は好調のFC東京だ。今度はスタメンから矢島、小松を並べるのだろうか….

帰りはすっかり雨が上がっていた。 日本にJ-League がある喜びを感じながら帰途に着いた。 

しかし4月がすぐそこに来ているのになんちゅう寒さや….と言う事の方が強く思った…..