Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

西川は大丈夫。柿谷、蛍そしてフォルランは…. 浦和レッズ 1-0 セレッソ大阪  17.05.2014

2014-05-25 | 京都サンガ J-League
シーズン開幕前にJ1リーグの日程が発表された時にこの試合を見に行こうと決めた。“ワールドカップ休み”に入る直前のリーグ戦の試合。もうワールドカップメンバーは決まっている。恐らく柿谷は入るだろう。それからフォルランも…..
そして発表されたメンバーには山口蛍も入っていた。
レッズからはGK西川が選出された。彼のポジションは第2GKか第3GKか?
原口は残念だったけど、もっと残念だったのはかつてレッズでプレーした細貝が漏れた事。 
青山が選ばれたけど、北京五輪と反対の結果となった。 だけど細貝が何故選ばれなかったのだろう? 
専門誌によると長谷部の状態が完全で無い為とか、細貝が入ると4目のボランチ選手で攻撃的な選手が遠藤のみになってしまうからとか述べられていたけど。世界の列強相手では守備偏重でも良い様な気もしたけど。
だけど代表の主将長谷部はかつてのレッズの中心選手だ。

レッズ対セレッソ。 その前身はレッズは三菱重工でセレッソはヤンマーディーゼル。 ヤンマー対三菱と何て言うと70年代を知る私らの世代はすぐにゴールデンカードと思いつく。 天皇杯を始め、当時数少ないサッカーのテレビ中継の中でこの試合が放映されるとすごく嬉しかったのを覚えている。
ヤンマーにはあの御大、釜本がいた。そしてネルソン吉村、ジョージ小林、今村、阿部・・・・三菱には杉山が。彼の引退試合となった天皇杯決勝戦はテレビでみた。それから落合、森、大仁。GKは横山。その後に田口…。
今、さいたまスタジアムの様な素晴らしいスタジアムでリーグ戦で50,000人以上の観客が集う様になったけど、それは金も貰えない低迷していた日本リーグ時代にプレーをしてサッカー界を支えて先人の積み重ねのおかげだ、って言っても古い奴だと思われるだけか・・・・



出張帰り後の初週末。朝から体が重かったが5月晴れのスポーツ観戦日和。だけど風がやや強く、さいたまスタジアムに向かう自転車のペダルを漕ぐのに苦労する。 おかげで競技場に着いた時はスタメン発表が終わったキックオフ5分前だった。 そして着席したの Main Upper A席はピッチ上の選手が豆粒程にしか見えないところだった。
この前、愛するサンガを観戦した三ツ沢とは大違い。同じ入場料金なのに。これこそ大スタジアムの泣き所。チケット購入時に座席の場所を確認できないかなぁ~。 いつもそう思うんだなぁ~。

ここでの観戦は今シーズン2回目。レッズのスタメンは前節大宮戦ではスタメンだった平川に替わって中盤右サイドに梅を起用。 レッズは前節から柏木をボランチから前のポジションに上げて原口とトップ下を組み、青木が阿部とボランチを組んでいた。
一方セレッソ大阪は前節5月10日の仙台戦にはその4日前にACLで広州恒大戦で大敗した時に採用した5バックシステムから 4-4-2 に戻して臨んだが 0-1 で敗れ、このレッズ戦には5月13日のACL広州恒大戦と同じ3バックのフォーメーション。ただアウェーの広州恒大戦は柿谷、南野はベンチスタートだったのを始め浦和戦でもスタメンだったのはGKキムジンヒュン、DF藤本、山下の3人だけでフォルランは広州に帯同をしていなかった。

最終ラインを山下、藤本、ゴイコ・カチャルの3バックにフォーメーションを替えて臨んできた。そしてボランチにはワールドカップメンバーの山口蛍と攻撃的なポジションに置かれる長谷川アーリアジャスールが起用され扇原はベンチスタート。 仙台戦ではサイドバックだった酒本(右)、丸橋(左)が中盤に。 前線はフォルランがワントップに入り、柿谷と南野がトップ下に入った。 ポポヴィッチ監督の苦悩がわかる。これが2位にレッズと10位のセレッソとの違いか……
それとも5月6日から12日間で広州遠征を含めた4試合に臨む為のローテーションか・・・・



4日前の広州戦では昨シーズンまで愛するサンガでプレーした安藤淳がスタメンだった。浦和戦はベンチスタートだったけど途中出場を期待した。

レッズのキックオフで始まった試合は立ち上がりから地元の浦和レッズがボールを繋いでセレッソゴールに迫るシーンが続く。
セレッソはこの選手達でこのフォーメーションを試すのは慣れていないせいかボールが繋がらない。 期待のフォルランは那須が厳しくマークする、4分40秒にはフォルランのマークに後方から着いた那須が倒されてホイッスルが鳴る。するとフォルランは倒れている那須をまたいで何やら那須に言葉を“浴びせる。” 
9分13秒には梅から受けた柏木が梅に戻し、梅はシュートに持ち込むがGKキムジンヒュンが左に倒れ込んでキャッチ。11分22秒には阿部の浮き球の縦パスに梅がフリーで抜け出すがシュートは撃てなかった。
13分8秒、ゴールキックをトラップした柿谷から原口がかっさらいそのままドリブルで前に上がる。 昨年東アジア選手権の韓国戦で2ゴールを挙げて一躍代表入りを確実にしたが、決勝ゴールは原口が左サイドを切り裂いて放ったドリブルシュートのこぼれ球を柿谷が蹴り込んだシュート。息子は今でもあの得点の7割は原口のものだと今でも信じている。
その原口は14分にも槙野とのパス交換からシュートを放つがポストの右に外れて行った。 期待はそれほどしていなかったけど原口とて“ロンドン五輪世代”の大迫や柿谷そして斎藤学がワールドカップメンバー入りし、心中燃えないわけがないだろう。7か月後の Asian Cup では豊田陽平と共に代表メンバー入りして欲しい。



15分、丸橋からフォルランにパスが通りドリブルを始めるとレッズサポーターからは一斉にブーイングが。そしてそのドリブルを阿部がストップすると更なるボルテージで大歓声が上がる。 その1分後にはフォルランのポストプレーから柿谷が強烈なミドルを放つが槙野に当たってゴールには至らない。21分今度は南野がドリブルで上がって来るが阿部がストップし逆に阿部が大歓声を背に受けてドリブルで上る。 22分53秒には丸橋から南野にパスが通るがここは森脇がマークに着く。セレッソ期待の攻撃陣、フォルラン、柿谷、南野は立ち上がり厳しいマークに遭い思うようなプレーが出来なかった。
28分27秒、フォルランがまたも那須を倒すがこの時はフォルランは立ち上がった那須の肩に回した。
レッズは27分辺りから槙野が前線に顔を出すようになってきた。29分26秒にはワンタッチパスを繋いで左サイドを上がった槙野に。槙野はクロスを入れるが中央の興梠にも右サイドの梅にも合わなかった。
35分26秒、柿谷がドリブルで上がり右サイドに流れたフォルランに送るがタイミング合わずにボールが流れる。 するとまたレッズサポーターからは大歓声が上がった。 
セレッソは自慢の攻撃陣にそれからその間でのボール繋ぎが良くなかった。それだけレッズ中盤の出足が良かったという事か。
しかし36分を過ぎると長谷川が比較的高い位置を取るようになる。 攻撃力の高い長谷川が前に出て来た事でセレッソが高い位置でボールが回るようになった。




 
しかしレッズサポーターをひやりとさせるシーンは39分に右サイド酒本からのクロスを受けた丸橋がゴール前に迫った時くらいでそのまま両チーム無得点のまま前半が終わった。 レッズサポーターとしてはゴールが見られたはず・・・・と思う前半ではなかっか・・・・・

ハーフタイムに入るや否や、もっと見易い座席を求めて北側の方に向かった。
端の方に数席並びで空席があったのそちらに行きピッチに視線をやる。なかなかいい眺め~、ともったのも束の間席に座ると、目前には手すりがありそれがもろ後半のレッズゴール前の視界に入ることが分かった。それで空いていたのか・・・
まぁ全く見えないわけではなくさっきの最上段の方の見にくい位置よりはずっといいかと思い結局試合終了までそこで観戦する事とした。





後半開始直後は柿谷、南野がドリブルを見せる。52分にはフォルランのポストプレーから南野にボールが入るがマークが厳しくシュートに持ち込めない。
後半に入ってもセレッソはこの3人が頼りか・・・ 



レッズは原口のドリブルが目立つ。57分は柏木のシュートをお膳立てし、63分には興梠にチャンスを創る。どちらも得点にはならなかったがワールドカップ以降は是非代表入りして欲しいと期待する。



60分を過ぎると両チーム先制ゴールを求めて1対1の当たりが少しずつ厳しくなる。 61分には柏木が南野を倒すがノーホイッスル、62分には興梠がボールを受けたところを倒されたがこの興梠のポジションがオフサイドに取られてレッズサポーター達からは大ブーイングが起こる。 63分には原口が左サイドをドリブルで上がり中に入れるが興梠がゴイコ・カチャルと交錯して両者倒れる。しばらく試合が止まっている間に多くの選手が水分補給を。この日は気温が高かったからなぁ~。




65分今度は再び柿谷がドリブルで右サイドを上がる。そして逆サイドの南野に送り南野もドリブルからシュートを放つが惜しくもファーサイドを狙った弾道は右に外れる。
69分再び柿谷と南野でチャンスを創る。レッズのCKのこぼれ球を拾った柿谷が一気にドリブルで上がって来ると逆サイドの南野に振り、と南野も早いドリブルを見せる。そして森脇のマークを上手く外してシュートに持ち込むがそのショットはGK西川がパンチでストップ。 そのこぼれ球を繋いでフォルランに渡るがオフサイドのフラッグが上がった。



劣勢続きだったセレッソであったがこの連続のチャンスにセレッソサポーターは大いに沸き上がった。
この試合アウェー側の自由席は完売だった。セレ女達はたくさん詰めかけたのかな・・・

71分、先にレッズベンチが動く。 梅が下がって関根が投入された。南野がいるセレッソの左サイド対策か。



その1分後、レッズPAのすぐ外でボールを受けた柿谷を槙野が倒してホイッスルが鳴る。 セレッソサポーターからは大歓声だ。フォルランなら直接狙える距離。そのフォルランがボールをセットする間も槙野は主審に抗議をするが勿論判定は変わらない。西川が壁の位置を指示する。レッズサポーターからは “ Allez 西川~!”との声援が上がる。 



FK の弾道が良く見える位置に座っていたのでどんなFKになるかと私もセレッソサポーター同様じっと目を凝らすが、フォルランのFKは壁に当たってしまい、周囲のセレッソサポータたちの落胆の声が漏れて来た・・
フォルランは何やら抗議していたけど・・・・
75分レッズベンチは興梠を下げて李忠誠が投入される。 忠誠はスタメンの位置を勝ち取ったと思われたけど青木がボランチに入り、柏木が2列目に上がった事からまたベンチスタートとなってしまった。ここは結果を出したかったところだっただろう。




その直後右サイドからのスローインから酒本を経由して丸橋に渡るが今度はマークに入った森崎はシュートを撃たせなかった。

そして76分ついにスタジアムに大歓声が上がる。右サイドを関根がドリブルで上がり中に入れる、柏木が受けて再び関根に送ると酒本のマークを振り切った関根のファーサイドを狙ったドリブルシュートがGKキム・ジンヒョンの指先をかすめてセレッソゴールネットに突き刺さった。ユースから上がった若い関根の嬉しい初ゴールだった。
ゴール裏のレッズサポーター達を始め競技場内に大歓声が上がったけど私の周囲はセレッソサポーターが多かったので落胆の声の方がよく聞こえたけど・・・・







先制したレッズは80分に森脇から受けた忠誠が中に戻したところを柏木がシュートに持ち込むがクロスバーに当たって外に外れる。
81分ようやくセレッソベンチが動く。もう少し早くても良かったんじゃないかな?と電光掲示板を見るとなんと酒本に替わって投入されたのは昨年前愛するサンガでプレーをしていた安藤淳ではいか。
“よ~し!安藤!行けよ~!!” セレッソサポーターでもない私がこの日最も大きな声を出した瞬間だった。



今シーズンリーグ戦初登場だった。もっと早い時間に入れろよ、使わないんだったら京都に返せよ!と心の中で叫んだ。
安藤の位置はMFか・・・ポポヴィッチ監督、もう少し適性を見極めろよ。でも大学時代は攻撃的な役割もしていいたかな・・



セレッソベンチは82分には南野を下げて永井、83分には長谷川を下げて扇原を投入するがレッズが連続してチャンスを創る。81分、原口が柏木とのパス交換から山下がマークに入る前に放ったが惜しくもはずれ、83分にはFKから柏木がシュートを撃つ。 私の視線は安藤の動きばかりを追っていた。 さすがに入ったばかりとは言え、当たり負けはしていない。85分には上がって来る宇賀神を止める。宇賀神は倒れるがホイッスルは鳴らなかった。





88分過ぎからセレッソは最後の力を振り絞る様にフォルランと柿谷を中心にレッズゴールに迫る。 観客席で見ていてもフォルランにシュートレンジでボールが入ると何か決まりそうな気になる。
ストライカーは89分寝ていても最後の1分で数十センチのスペースで仕事をすればそれで良いと2002年ワールドカップ時にロナウドを称賛する海外の新聞の記事を思い出した。
連続して何本かのシュートがレッズゴールに飛ぶがそこに西川がたちはだかる。
最後はGK キムジンヒョンがCKのチャンスにゴール前に入って来てヘッドを放つがクロスバーをわずかに越える。 



そしてそのままタイムアップ。レッズは4試合連続で相手の攻撃を完封した。
柿谷はワールドカップ前にゴールを決めたかったんじゃないかな・・・・ 



試合後セレッソの選手達がサポーター席に挨拶に来る。少しのブーイングはあったけど概ね拍手と歓声で出向えられそして送られていった。 ワールドカップに出場する柿谷、蛍そしてフォルランへの期待だろうか・・・





電光掲示板には西川のインタビューが映し出される。俺もワールドカップメンバーだ。柿谷と山口だけじゃないんだ、と言わんばかりの表情だった。 




そして殊勲のゴールの関根が映し出されると更なる歓声が上がった。 



セレッソサポーター席には日の丸が掲げられた。 
ワールドカップメンバーに選出された西川に何かセレモニーは無いのかな・・・・ 16年前、1998年フランスワールドカップ直前のJ-Leagueのレッズの相手は愛する京都だった。 試合は京都の Vゴール負けだった。
そして試合後ワールドカップ合宿に旅立つ小野伸二と岡野が場内を一周した。サンガサポーター達からも期待の大歓声が二人に送られた。 まだ KAZU と北沢が外される前だった。あれから16年が経ったのか・・・・・



J1 League はしばらく休みとなる。 ワールドカップ初出場から16年。今大会はどうなるのだろう・・・
いつも思ってしまう。あのワールドカップもプロリーグも夢でしかなかった時代を。 
この幸せな時代。 いつまでも続いてくれると良いなぁ・・・・・・

シーズン初の連戦連勝。このまま上昇気流に・・・・  横浜FC 0-2 京都サンガ 6th May 2014

2014-05-14 | ロンドン五輪
連休最後の日の朝は前夜から続いていた小雨は上がってはいたけど曇天で少し寒かった。
だけど雨は降らないだろうと思った。昨日降ったからもう降らないだろうと。
そしてサンガはこの試合で勝たねば次に上昇のきっかけになるのは当分先で今シーズンはこのまま昇格争いから徐々に離脱するかもなぁ~と思った。

何しろ1週間前の湘南戦は絵に描いた様な完敗劇。これではとてもJ1で戦うチームに値しないと思わされた。
幸い?4日後に行われた次節の対戦相手は最下位の讃岐だった。もし次節、讃岐サポーターには申し訳ないが、もっと上位チームとの対戦だったらどうなっていただろう?
讃岐戦には前節湘南戦とはフォーメーションを替えてジャイロをボランチの位置から下げてアンカーに置き、ボランチに工藤と中山博貴を置き前線は大黒のワントップにし2列目右に横谷を、左に三平を置く布陣に替えた。 このシステム変更が功を奏したのか結果は 4-1 の快勝だった。しかし終了前に失点を喫した事が気になった。 
この試合結果はシステム変更か対戦相手に寄るものかは次節の横浜FC戦にわかるだろうと思った。

横浜FC戦は殆どいつも仕事仲間のSさんと観戦する。仕事仲間とは聞こえが良いが実はガチのライバル会社。仕事上ではSさん会社の製品や海外代理店としょっちゅう相対する。
しかしSさんとは一度も仕事の話をしたことが無い。いつもサッカー談義に尽きる。この日も先にニッパツ三ツ沢競技場に入ってもらって席を確保して貰った。隣には中学2年生になった息子さんが。大きくなったね~と。うちの息子はもう大学生。今はおろか、中2の時はもう一緒には観戦してくれなかったかな?
まぁ私も中学生になったら親父を徹底的に避けていたしなぁ・・・・

それにしてもA席とはいえさすが専用球技場。観戦状態がすこぶる良い。同じ神奈川県にあるBMW平塚や横浜国際とは比較にならない。正直入場料金の半分は返金して貰いたいくらいだ。まぁ陸上競技経験者からすると陸上トラックには何も恨みは持たないが。
EURO2008 決勝のスタジアムとなったウィーンの競技場は陸上トラックがあったけど客席には適度な傾斜が施されており非常に観戦しやすかった。そういう気遣いは考えてほしいものだ。 あれじゃ、陸上競技を観戦するのも一苦労だ・・・・

試合開始の半時間前に到着したのでSさんと三ツ沢競技場談義に花が咲く。 
日本リーグ時代は日産自動車の試合を観戦しにここによく通った。あの時はまだ地下鉄が無くて横浜駅からバスを使っていた事、今となっては当時、木村和司を初め水沼、柱谷兄弟、松永、金田、越田らを見られたことは貴重な事だった・・・ってな話を。俺もそろそろ生き証人の域か??

ピッチ上でアップする選手達の中から KAZU の姿を探したのだけど見当たらなかった。 S さん曰く、KAZU はアップも別メニューだから・・・との事であったけど。

両チームスタメンの発表が始まった。サンガは前節讃岐戦と同じスタメン。という事はジャイロをアンカーに置く布陣だろうなぁ・・・と想像した。 

ホームの横浜FCは、まず最初に紹介されたGKが南雄太ではなく今季J-League 初出場となる渋谷飛翔であることが最初の驚きであった。DFの4選手こそ前節北九州戦と同じスタメンだったが、中盤から前はボランチの寺田紳一以外は全員入れ替わっており都合スタメン6選手が入れ替わっていた。
横浜FCも第10節では湘南相手に先制しながら3連続ゴールを喫し完敗。次節は下位に低迷する讃岐を相手に勝利を納めるも前節北九州には敗戦を喫しておりなかなか波に乗れないらしく、まだホームでは勝利を挙げていないとの事だった。山口監督のこの試合の選手起用は低迷する現状を打破したかったのだろう。今季は既に対戦した磐田とは引き分けている。それだけの実力はあるのだから何かきっかけがあればと私でさえ思った。  そしてこの試合も King KAZU はベンチに入っていなかった・・・・・



京都のキックオフで始まった試合。開始早々に横谷が倒されてしばらく立てない。
1分35秒には左サイドを永田が上がりFWホナウドに送り、野崎に戻すがタイミングが合わなかった。ホナウドが3試合ぶり、野崎も前節は出場機会がなかったので実践不足が出てしまったか?通っていれば良いチャンスになったかもしれなかった。
6分10秒、大黒が飛び出してボールを受けるが線審の旗が上がりオフサイド。すると前方に陣取る横浜FCサポーター達からブーイングが。2010年のシーズンにここでプレーした大黒にはスタメン紹介の時も横浜FCサポター達からはブーイングと拍手が入り混じっていた。 



立ち上がりは横浜FCの出だしの速さが目立ったが、工藤がその攻撃の芽を摘んでいた。アンカーにジャイロが置かれたせいか、1週間前に観戦した湘南戦に比べると高い位置に出てくる頻度が高かった。
12分、三平が逆サイドの横谷に振るとそのまま横谷は前線に上がりCKを引き出す。そのCKから繋いで博貴が放ったシュートは力なく渋谷がキャッチするはずだったが、渋谷はファンブル。それを大黒が逃さず横浜FCゴールに押し込んでしまった。
あまりにもあっけないゴールだったのですぐにゴールインと解る人は少なかったと思う。ピッチ上の選手達も含めて。
私は主審に目をやるとセンターサークルを指していたのでゴールインを確認出来た。
今季初出場の渋谷の痛いキャッチミスだったけどその前に誰かと交錯したのかな・・・・

サンガのゴールを見たのはいつ以来だろう?先週の湘南戦も昨年の悪夢のJ1昇格決定戦も完封されたしなぁ~。
先制ゴールを許した横浜FCは直後の14分に永田が左サイドを突破して来る。 前半は永田のサイド突破が
横浜FCの攻撃の生命線だった。それ以外はジャイロをアンカーに置き工藤が高い位置からプレスを掛けて攻撃の糸口を摘んでいた。その上この日のサンガの選手はチェックの速さが目立つ。



“サンガのチェック早いですね~。それに厳しい。” Sさんがこぼしていた。
サンガの選手の動きがよく解る。本当に見易い競技場だなぁ~と私は感謝した。
29分野上に工藤が後方から強烈なタックルを見舞う。すると野上は立ち上がれない、そしてこのプレーに主審は何もホイッスルを吹かない。 ボールがサイドに出されてようやくプレーがストップ。野上は外に出された。
ホイッスルが鳴ってもおかしくはなかったかな?と思ったがその前に工藤は何かチャージを受けたのかな?
横浜FCのDFラインは一時的に松下がCBに入った。 野上はしばらくして後方からの横浜FCサポーターの歓声を受けてピッチに戻ったけどSさんは
“脚を引きずっているから替えた方がいいんじゃないかなぁ~”と案じていた。 しかし結局野上は最後までプレーした。



京都がボールを支配する中でも永田にボールが入った時は横浜に攻めの形が出来掛ける。そして前線はホナウドと野崎の2トップ気味になる。 36分には飯尾と小野瀬のパス交換からいい形が出来たがシュートには至らない。 38分には前線に上がった永田が上手く動いてスペースを作り飯尾のミドルを引き出す。 40分には左サイドをドリブルで上がった永田が飯尾を狙ってクロスを入れるがここはスンフンがキャッチ。 ホームのサポーター達が沸くシーンが続いた。
しかし次のゴールを決めたのはサンガだった。 ロスタイムに入ろうかと言う44分、GK 渋谷が故意に時間を稼いだと主審が間接FKをサンガに与える。渋谷はそのままボールを持っていればいいのにボールを蹴りあげてしまう。それを受けたサンガの選手がPA内にボールをセットするが今度はドウグラスがそれを阻止しイエローカードを受ける。 この一連の主審の判定に対し同然横浜FCの選手達は不満を隠さない。だが判定は変わらず壁を作る。



そしてセットされたボールを比嘉、中山、酒井がまたぎ横谷が足の裏で後ろに少し下げたところを石櫃が走り込んで放った強烈なショットがゴール上右隅に決まりリードを広げた。



サンガにとっては良い時間帯での追加点。それも贈り物のチャンスから。 この失点堪えるだろうなぁと思った。1週間前の湘南戦での2失点目の様に……
前半終了直前にもサンガは工藤が右サイドを突破しクロスを上げるがここは松下がクリアー。そしてホイッスルが鳴った。

こんな気分で前半を終えられるなんていつ以来だろう・・・・・と思った。



ハーフタイムの間Sさんと色々話し込む。今日もホーム初勝利は遠い、あの2点目が痛いってな話を。
“それにしても寒いですね。” と私が話題を変えた。 本当に冬に着るヤッケを着て来てよかった。
しかし試合内容とここからの見易さも手伝いその寒さは苦痛にはならなかった。

両チーム選手交替無しに後半が始まった。 湘南にやられたみたいに立ち上がりに3点目が決まればいいのだけど・・・・





しかしそんなに甘くは無い、51分14秒にはホナウドから小野瀬にスルーパスが通りそうになるがその前に酒井がカット。通っていれば危なかった。 後半立ち上がりから横浜FCは最終ラインを高く上げて来た。それでもその裏を大黒が上手く狙っていた。52分には右に流れた大黒が中に入れ中山が横谷にヘッドで折り返すが横谷がオフサイドを取られた。
55分横浜FCベンチは飯尾を下げて前節でスタメンだった黒津を入れる。黒津はトップに入ったかなと思ったけど交替当初は2列目だった。63分今度はサンガベンチが動く。 右SBの石櫃を下げて福村を入れる。永田対策か?



65分小野瀬が右サイドを突破し入れたクロスは中央に走り込んだホナウドを越えてホナウドの左に走り込んだ野崎がフリーでヘッドを放つ。やられた、と思ったけどシュートは外れてくれた。 
そしてその直後素晴らしいクロスを上げたばかりの小野瀬がベンチに下がり小池が投入される。そして黒津がトップに入り2列目右に小池、左にホナウドが入った。



後半はやや横浜FCが優勢のまま進むが72分にサンガがチャンスを掴む。 工藤のスルーパスに三平が抜け出しフリーでシュートを放つが三平の放ったショットはゴール枠を外してしまう。 決まれば試合も決まったんだけどなぁ~と思う。
この失敗が Badu 監督の逆鱗に触れたのかすぐに三平は駒井に替わってベンチに下げられてしまった。



横浜FCは前半と比べて縦の連携もここに来てよくなって来たがサンガDFラインとアンカーのジャイロがよく効いており決定機を作らせない。そして横谷、駒井のドリブルからのカウンター攻撃がよく見られる。
80分横浜FCベンチは前半はあれだけ見せていたドリブル突破があまり見られなくなった永田を下げて野村を投入し2列目右に入れ、小池を永田のいた左SBに入れる。
そしてサンガは83分、前線からプレスをかけられる様に横谷を下げて有田を入れ大黒と2トップを組む。
85分過ぎから横浜は何度もサイドから中盤からロングボールをサンガゴール前に放り込むがバヤリッツア、酒井らCBを中心にDF陣が跳ね返す。 そして3分あったロスタイムも過ぎサンガが3試合ぶりに相手を完封した。前節からジャイロをアンカーに置くフォーメーションがここでも功を奏したか。

また勝てませんでした~。 Sさんが苦笑する。 横浜FCサポーター達からはスタメンを6人も入れ替えた山口監督に罵声が飛ぶ。 先週のサンガサポーターもそうだったなぁ~・・・・・・





久々サンガの完勝を見られた。 でも願わくば磐田や湘南相手にこういう勝ち方をしてくれれば・・・・・

また横浜FC戦を見に着てください。 Sさんは私にそういって駐車場に向かわれた。私が“KAZUがみたいでですね~。”と答えた後に。 そしてサンガサポーターの喜びの雄たけびを聞きながら・・・・

まだ少し残るけど咳はだいぶ和らいで来た。そしてサンガは次節長崎戦も 2-0 の連続完封勝利。ジャイロをアンカーに置くフォーメーションが当たっているみたいだ。
ワールドカップ開幕まであと1か月。それが終わって今年の末には愛するサンガが昇格を決めてくれる事を祈るよ。
そして今シーズンも King Kazu を見たいなぁ~



どうなる今シーズンのサンガ  そして俺の体調… 湘南 3-0 京都 29.04. 2014

2014-05-05 | 京都サンガ J-League
帰りの電車の中でも咳は止まらない。というよりも更に酷くなってきた。
東海道線でしか頻繁には見られない4人掛けの向かい席には私以外は2人の乗客が座っている。
数十分に亘って咳が止まらない私を見る目が徐々に….私が同じ立場なら・・・・。
電車が川崎を過ぎて都内に入って来た。 これ以上はと思い席を立って扉付近に立ち、大きく伸びをした。少し身体が楽になった。
そして試合の事を振り返る余裕が出来た。 

最低だったなぁ~・・・・・・

昨年12月8日。 あの国立の悪夢。2013年 J1 昇格プレーオフから4ヵ月。
遂に連続4シーズン目のJ2を迎えてしまった。 本当に今シーズンこそJ1に抜け出さないとJ2が定住の地となってしまう。
すぐに降格しても良いから今シーズンこそJ1に昇格してくれないとなぁ~。 そう思うのは私だけでなくサンガサポーターの強い願いだ。
チーム得点王だった原一樹。そして何試合も主将を務めた安藤淳を初め昨年のメンバーから結構主力が抜けた。
チョンウヨンに倉本、中村佑哉、秋本倫孝。それにシーズン途中からは久保裕也。安藤はセレッソに移籍しても未だ出番が無いんだから京都に居てくれよ~とおもってしまう。
そうは言っても残ってくれた主力選手もけっこうタレントぞろいだ。 一番大きかったのはGK呉承訓が残ってくれた事だ。スンフンにとってはワールドカップメンバーの入れるかの大事なシーズンなのに….
バヤリッツァ、酒井隆介、福村貴幸、工藤浩平、そして山瀬、横谷、駒井そして宮吉も残ってくれた。ここに移籍組の有田、石櫃そしてかつての日本代表メンバー大黒がどうチーム力を上げてくれるか。 3シーズン続いた大木武体制から今シーズンは監督もブラジル人の Badu 新体制に変わりどういう戦術で勝ち点を重ねてくれるか…. と胸算用していた。

しかし蓋を開ければ勝ち点を伸ばせないもたつき。 開幕戦の北九州戦こそ昨シーズンまでサンガにいた原一樹のゴールで先制されるも3連続ゴールで幸先よく逆転勝ちを収めたが、以降湘南戦を前にまだ連勝が無く、第7節から3試合連続引き分けで第9節を終わって3勝5分1敗。首位湘南とは13も勝ち点差が付いていた。
その湘南は開幕から負けなしの連勝街道。その連勝をストップしてまだ早いけど首位戦線に留まって欲しいと思った。
自宅から平塚までは電車で2時間半近くかかる。だが休日パスを使ったので交通費は1000円近くは安くなった。
そして東京駅から東海道線までの1時間半近い時間を車中遠足気分でスーパーのとんかつ弁当で縁起を担いだ。
隣のご婦人たちは缶チューハイで盛り上がっていたけど。
窓の外は曇り空。天気が持てばいいんだけどなぁ~と案じた。

競技場に到着した時は小雨模様。 BMW平塚競技場は陸上競技の試合で来た事がある。(大昔だけど。)
サンガの試合を見に来たのはJ1最後のシーズンとなった 2010年以来4年振りだ。
だけどやっぱり見にくいなぁ~。 これで入場券が3000円かぁ~。 実はこの日の天候が心配で前売り券を買うのを見送ってしまった。そして試合当日、大雨になりそうにはないと判断し当日券を購入したのだ…..

サンガのスタメンは前節MFでスタメンだった山瀬に替わって60分から投入された横谷がそのままスタメン入りした以外は同じメンバー。 湘南は前節、3-1で勝利した横浜FC戦のスタメンから2列目左に岡田に替わって武富を、中盤右を亀川に替えて藤田をスタメン起用した。共に前節交代出場した選手がそのままスタメンに名を連ねた。岡田は前節の横浜FC戦ではゴールも決めていたんだけどなぁ~。




昨シーズンはJ1で戦った湘南だけどFWウェリントン、武富、大槻、MF菊池大介ボランチ永木そして3バックの中で遠藤と三竿の二人が昨シーズンJ1の厳しさを経験したメンバー。
第7節から千葉 ( 6-0 ) 大分 ( 4-0 ) そして横浜 ( 3-1 ) と“強豪”を連破。J1で戦う事は違うんだなぁ~と思わされた。
それが京都にどう通じるか…とも考えていたんだけどなぁ~。

雨脚がやや強くなる中、試合はサンガのキックオフで始まったが早々にホームの湘南がこちら側のサンガゴールに攻めこんでくる。4分35秒には武富がドリブルシュートに持ち込むがこれは外れてくれた。 
11分今度はバヤリッツァが相手選手を倒してPAのすぐ外側の左サイドと言う嫌な位置でFKを与える。
サインプレーから最後は藤田が直接狙うがポストの右に僅かに外れていく。 ちょっと危ないシュートだった。
サンガも立ち上がりは両サイド、左の比嘉、右の石櫃が高い位置を保つが前線へのパスがカットされて相手DFを慌てさせるシーンが作れない。 湘南の前への推進力とは差があるなぁ~と思った。
23分駒井の相手選手へのチャージがファールに取られてまた先程と同じ様な危ない位置のFKを与える。
その真後ろで我々サポーターが陣取っているのだけど、今度は丸山が直接狙い、その弾道は壁の左を巻いて左ポストをかすめる様に直接サンガゴールネットに突き刺さり先制点を奪われてしまった。




見事な弾道であったけど、FKを与えたのも湘南の早い前線への推進力をファールで止めざるを得なかったのが原因だった。
前節は引き分けだったけど完封されたのを考えればこの試合では先制点が欲しかったんだけどなぁ~。 
先制を許してもサンガの劣勢は変わらない。 失点直後にはウェリントンのスルーパスから大槻が正面からシュートを放つがここはスンフンが脚でストップ。  29分には工藤のタックルがファールそしてイエローと取られ与えたFKからウェリントンがヘッドを放つがここもスンフンが逆を取られながらも何とかキャッチ。 31分には左SB三竿に突破を許し、クロスを入れられるが戻ったバヤリッツァがカット。
相手PA近くにまで寄れずに劣勢が続くサンガは32分有田、33分横谷が連続してミドルを放つ。何とかこれをきっかけにリズムを掴んでくれと思うも36分には湘南がカウンター攻撃に移り縦パス1本が武富に通りサンガゴールに迫るがシュート態勢に入ったところを必死に戻った比嘉がタックルでストップ。42分にはまたも左サイドを突破し最後は三竿がシュートを放つ。
左SBの三竿は昨シーズン大卒で入団したけどリーグ戦での出場機会は無かったらしい。しかしこの試合では何度も攻め上がって来ていた。
湘南は攻守に亘り常に選手が一人余っている様に見えるほど運動量とポジショニングの良さを見せるのでサンガのDF、MF 陣は後手に回る。
何とかCBのバヤリッツァとGKスンフンで止めていたという感じが続いた。
サンガは大黒の裏への飛び出しだけが頼りだったがそこに寄せる選手が遅かったり、寄せてきた選手にはしっかりマークが付いておりシュートに持ち込めない。 



このまま前半は 1-0 で思った47分、我々に悪夢が襲う。 サイドチェンジから左サイドに渡り三竿が菊池との縦パスの交換からサイドを抜け出し入れたライナーのクロスに武富が走り込み合わせたヘッドがスンフンと左ポストの間の狭い隙間を破り追加点を決められてしまった。 酒井のマークが少し甘かったかなぁ・・・・
痛い時間の追加点だった。 これでサンガサポーター席は静まり返ってしまった。 そして私の咳もこのころから酷くなってきた… そして雨脚が強くなってきた・・・・



約1週間前に軽い風邪を引いてしまった。 熱は無かったけど咳が止まらない。昨年も同様の症状だったけど熱は上がったけど咳はすぐに止まったんだけどなぁ~。 声を出すたびに咳き込んでしまうので後半からは声を出せなかった。
こんな症状もサンガが後半巻き返してくれればそれで治るんだけどなぁ・・・・・と期待したんだけど。

サンガベンチはFW有田を下げて大黒と組む2トップの相方は三平となった。 宮吉はどうしたんだろう・・・・・
湘南のキックオフで始まった後半。 1分もしないうちにサンガゴール前に運ばれCKを献上する。 そのCKからあっさりと3点目を決められた。 ウェリントンが酒井、バヤリッツァのCBの前に入り込みうまく二人を抑えその前に走り込んだ遠藤にフリーでネアーサイドに叩きこまれてしまった。 目の前で見事な遠藤のヘッド見たベルマーレサポーター達からは大歓声が上がる。



あぁ~、J2の日程が発表された時から楽しみにしていたこの試合が・・・・2時間以上かけて見に来た試合が・・・・
雨の中ここまで咳き込みながら見てきた試合が・・・・・
この時点でサンガのこの試合の勝利はまず考えられなくなった。 

この失点で奮起したのかサンガは連続してシュートを放つ。49分40秒には駒井がミドルを放つがポストの右に外れ、その直後も三平からボールを受けた大黒がシュートに持ち込むがこれも外れて行く。
早い時間に1点を還してほしいとおもうのだけど・・・・・
63分湘南ベンチが動く。藤田に替わって宇佐美宏和が投入される。昨シーズンはJ1で9試合出場した経歴がある選手だ。
そしてほぼ同時にサンガもボランチのジャイロを下げて中山博貴が投入された。 これで中盤からの攻勢が厚くなりサンガが攻め込んでくるシーンが増えた。しかし湘南ゴールネットが本当に遠い。 65分11秒カウンターから大黒から受けた三平が放ったシュートはクロスバーを越え、72分50秒、今度は大黒がPA内に侵入して来るがシュートを撃てない。 76分には比嘉が左サイドを上がり中に入れた所を大黒がシュートに持ち込むもポストの右に外れ、78分には再び比嘉が入れたクロスに大黒がヘッドを放つがGK秋元がセーブ。 秋元を慌てさせたのはこのシーンだけだったのではないかな・・・・



一方3点差をつけている湘南ベンチは余裕だ。 72分には武富を下げて梶川諒大を78分にはウェリントンを下げて中村祐也を入れて徐々に守備を固める。中村は昨シーズンアキレス腱の断裂でシーズンを棒に振ったらしい。
向こう正面の湘南サポーター席からの歓声が良く聞こえる。
せめて1ゴールでも・・・・と思う気持ちもむなしくタイムアップのホイッスルが鳴った。
完封したGK秋元のガッツポーズが印象的だった・・・・・・



試合が終わりサンガの選手達が挨拶にやって来た。サポーター達からは怒号が飛び交う。こういう試合結果では・・・・・
Badu 監督には更なる不満の声が。 監督は暫くサポーター席を見つめていたけど球団職員に促されてベンチに戻って行った。こんな時でも前は“京都サンガ!”の歓声が沸いたのだけどこの試合だけは・・・・・・





咳は全く止まる気配無く、足早にバス乗り場に急いだ。そして列車に乗り込んだ。
4人席に最初に座り込み、3人の若者が座って来た。みなベルマーレグッズを持っている。
“あらら、完全アウェーになってしまったね。”と声を掛けるとうち一人はジェフのサポーターだったけど今住んでいるところが遠いのでこの日は平塚に観戦に来たとのことであった。
色々なJリーグの話に花が咲いた。 日本リーグ時代の話をしたら真剣に耳を傾けてくれた。俺も歳なんだなぁ~。
彼らと話しているときは咳はそれほどでなかった。彼らは戸塚でみな降車した。丁寧にあいさつをして。
そしてまた私の咳は止まらなくなった・・・・・・・

今も咳はまだ止まらない。あの医者で貰った咳止めはさっぱり効かない。本当はもっと深刻な病なのだろうか?

次節も湘南は水戸を相手に 1-0 で勝利を収めて連勝を11に伸ばした。
サンガは最下位の讃岐を 4-1 で破りやっと西京極で今シーズン初勝利を挙げた。終了間際に失点したことは頂けないけど。
次節横浜FC戦は今季初めての連勝を掛けて臨む。だけどそんなことよりも湘南、磐田と対等以上に戦えるチームにならないと・・・これだけは言える。今のサンガはJ1でプレーするに値しない。もし上がれても相手にされずに陥落する。

そして俺の咳も早く何とかしないとなぁ・・・・・