実は?先週初めより商用でオーストラリアを廻っています。日本がWBCの決勝戦を戦ったのも、愛する母校が本日東海大相模に惜敗したのも、そして京都パープルサンガがまだ勝利を挙げていないのも結果や経過を知るだけなのです。 ここオーストラリアはアジア系の移民が大変多い。最近は中国大陸から来た人々が目に付くが、数でもここでの生活ぶりでも圧倒するのは韓国系の移民達だ。取引先でも韓国系はかなり多い。仕事以外でも日韓の事について話す事も。会う人全てに最初に言われたのは WBC の事だった。会う人全てが“日本はどうしたんですか?2回も負けた韓国に、3回目は快勝して、キューバも破ってしまった。”そして私は言うのだ“ただ Lucky だったに過ぎない。同じ大会で同じ相手と3回も対戦するなんて有り得ない。3回目の対戦があったから勝つ事が出来た。”とそして“韓国は何処がダメだったのか?”と訊かれる。彼らはオーストラリアでは試合の様子が生で見られない。翌週にレンタルビデオで廻って来るのを待つしかない。“打撃陣が今一つだった。李鍾範、李承、崔熙渉 の3人以外からは打点の可能性が低かった。それに機動力にも欠けた。しかし朴賛浩を始め投手陣は良かった。それだけに準決勝の日本戦で具成晟が怪我で使えなかったのは痛かっただろう。さらに良かったのは守備だ、ショートの朴鎮万、ライトの李晋暎らのファインプレーはすごかった。そして金寅植監督は Gentleman だった”と私は英語で語った。ここにいる韓国人とは英語で話せる。いままで幾多の事を話すことが出来た。韓国語や中国語が出来ればもっと多くの人と色々話せるのだがといつも思う。そして例のイチロー報道にも私は“あれは韓国にではなく、全ての対戦相手が”今後30年は手が出せない云々“と日本向けに記者会見したもの。おそらく韓国の新聞が発行部数を伸ばしたいから韓国向けの発言にしたのだろう”と言うとみな爆笑していた。“(韓国の)新聞記者ならそれくらいはするよ”とも。だが当地にいる韓国系移民の大会の総評は概ね満足との事。プロ野球の歴史が50年も長い日本にまだ勝てるとは本気で思っていない様だった。 それよりもアメリカに勝ったこととアメリカ人審判の酷さの事をよく指摘していた。 朝鮮日報紙でも下記の様な朴賛浩のコメントが。
朴賛浩(サンディエゴ) は23日、メジャーリーグの公式ホームページ(MLB.com)とのインタビューで日本のWBC優勝についてコメントした。「韓国が(準決勝で)日本に負けた時は悔しかった。だけどそれよりも私にはもっと大きな意味があった。私は日本に優勝してほしかった。韓国はできなかったからね。アジアのためにも日本の優勝はとても嬉しかった」と語った。
またイチローの現地での評判も紹介していた
「開拓者は野茂英雄だった。しかし、日本人野手初の大リーガーとしての成功例はイチローだ」
ESPNのコラムニスト、ピーター・ゲモンスが23日(以下韓国時間)、イチロー(32/シアトル・マリナーズ)に対する特別な賞賛をつづった。 ゲモンスはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を通じて見た「イチローの独特な偉大さ(Ichiro\'s unique greatness)」という見出しのコラムを通じ、イチローと日本プロ野球に対する考え、ひいてはアジア野球に対する再発見を書き下した。 ゲモンスは、WBCの大会期間中の試合前後にグラウンドやダグアウトで自分が見たイチローの姿を日本野球の独特さと結合させ、「大リーガーが模範とするに値する点」と指摘した。 コラムの要旨は「イチローは日本出身で、大リーグでも日本野球のプライドを失っていない。それだけでなく、必要に応じて米国野球に同化しながらも、自分だけの独特なスタイルを確立している」というのだ。
ゲモンスは1つのエピソードを紹介した。キューバとの決勝戦の後、日本人記者の1人がイチローに「National Baseball Hall of Fame(野球の殿堂)に選ばれれば、その感想を日本語でコメントするのか、それとも英語でコメントするのか」と聞いた。イチローは「多分スペイン語にすると思います」とかわした。イチローは英語が上手だ。スペイン語はソリアーノから学んだ。そして、ソリアーノには日本語を教えた。 ゲモンスは「WBCをきっかけにアジア野球が正当な評価を受けなければならないだけでなく、米国の野球文化に取り入れられるに値する」とコメントした。 イチローが初めて大リーグに進出した時、日本国内では「イチローが日本野球を裏切った」とする情緒が広がった。しかし、「今大会をきっかけに、日本国内の否定的な感情はすべて消えた」というのがゲモンスの説明だ。 ゲモンスは「大リーグでイチローの姿を見られるのは、私たちに与えられた特権だ。イチローほど独特なスタイルを持った選手はいない」としながら、「野球の殿堂に選ばれた時は、日本語、英語、スペイン語のすべてで感想を語ってもらえればと思う」という言葉で締めくくった。
だがイチローがアメリカに渡った時は誰も日本野球を裏切った等とは思わなかっただろう。それとも李承が日本に渡ったときに韓国人は彼を裏切り者扱いしたのか? 確かに宣銅烈の時代は少しあったかもしれないが。 オーストラリアの韓国人達は李承が今年東京ジャイアンツでどんな活躍を見せるか楽しみであるとも言っていた。趙成民は残念ながら今一つだったが、その後の韓流ブームでチェ=ジンシルが彼と結婚していた事(後に離婚したが)も話題に出したら、受けた。 そしてイチローのバッティングフォームを真似た。場所は人気の韓国レストラン、お客は皆韓国系の中だ。すると他の席の子供から拍手とブーイングと笑いが漏れた。個人同士ではこんなに仲良く出来るのに。思わず苦笑してしまった。 いつか北朝鮮の人と話せればね。でもその時はにぎやかな場所でお願いしたい。何を話すかはその時でなければわからないだろう。
朴賛浩(サンディエゴ) は23日、メジャーリーグの公式ホームページ(MLB.com)とのインタビューで日本のWBC優勝についてコメントした。「韓国が(準決勝で)日本に負けた時は悔しかった。だけどそれよりも私にはもっと大きな意味があった。私は日本に優勝してほしかった。韓国はできなかったからね。アジアのためにも日本の優勝はとても嬉しかった」と語った。
またイチローの現地での評判も紹介していた
「開拓者は野茂英雄だった。しかし、日本人野手初の大リーガーとしての成功例はイチローだ」
ESPNのコラムニスト、ピーター・ゲモンスが23日(以下韓国時間)、イチロー(32/シアトル・マリナーズ)に対する特別な賞賛をつづった。 ゲモンスはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を通じて見た「イチローの独特な偉大さ(Ichiro\'s unique greatness)」という見出しのコラムを通じ、イチローと日本プロ野球に対する考え、ひいてはアジア野球に対する再発見を書き下した。 ゲモンスは、WBCの大会期間中の試合前後にグラウンドやダグアウトで自分が見たイチローの姿を日本野球の独特さと結合させ、「大リーガーが模範とするに値する点」と指摘した。 コラムの要旨は「イチローは日本出身で、大リーグでも日本野球のプライドを失っていない。それだけでなく、必要に応じて米国野球に同化しながらも、自分だけの独特なスタイルを確立している」というのだ。
ゲモンスは1つのエピソードを紹介した。キューバとの決勝戦の後、日本人記者の1人がイチローに「National Baseball Hall of Fame(野球の殿堂)に選ばれれば、その感想を日本語でコメントするのか、それとも英語でコメントするのか」と聞いた。イチローは「多分スペイン語にすると思います」とかわした。イチローは英語が上手だ。スペイン語はソリアーノから学んだ。そして、ソリアーノには日本語を教えた。 ゲモンスは「WBCをきっかけにアジア野球が正当な評価を受けなければならないだけでなく、米国の野球文化に取り入れられるに値する」とコメントした。 イチローが初めて大リーグに進出した時、日本国内では「イチローが日本野球を裏切った」とする情緒が広がった。しかし、「今大会をきっかけに、日本国内の否定的な感情はすべて消えた」というのがゲモンスの説明だ。 ゲモンスは「大リーグでイチローの姿を見られるのは、私たちに与えられた特権だ。イチローほど独特なスタイルを持った選手はいない」としながら、「野球の殿堂に選ばれた時は、日本語、英語、スペイン語のすべてで感想を語ってもらえればと思う」という言葉で締めくくった。
だがイチローがアメリカに渡った時は誰も日本野球を裏切った等とは思わなかっただろう。それとも李承が日本に渡ったときに韓国人は彼を裏切り者扱いしたのか? 確かに宣銅烈の時代は少しあったかもしれないが。 オーストラリアの韓国人達は李承が今年東京ジャイアンツでどんな活躍を見せるか楽しみであるとも言っていた。趙成民は残念ながら今一つだったが、その後の韓流ブームでチェ=ジンシルが彼と結婚していた事(後に離婚したが)も話題に出したら、受けた。 そしてイチローのバッティングフォームを真似た。場所は人気の韓国レストラン、お客は皆韓国系の中だ。すると他の席の子供から拍手とブーイングと笑いが漏れた。個人同士ではこんなに仲良く出来るのに。思わず苦笑してしまった。 いつか北朝鮮の人と話せればね。でもその時はにぎやかな場所でお願いしたい。何を話すかはその時でなければわからないだろう。