歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

今の?これからの?世の中は大日本帝國憲法派と戦後憲法派のせめぎ合い!

2017年05月02日 | 世間話し

前回、国力として、経済力として、日本とロシアの不釣り合いに触れたのですが、何と不釣り合いかと云えば、軍事力、そして、外交的な影響力です。 

外交的影響力は、主に軍事力に裏打ちされる訳です。経済力に比較して、日本の外交的影響力が低すぎる、何とかして、戦前のような、世界の強国としての地位を取り戻したいと考える事は、それなりに自然?

敗戦で打ちひしがれ、自信を喪失し、ひたすら経済成長を目指し、世界第二位の経済国となり、暫くは経済的な自信だけは取り戻しました。

経済成長は生活が豊かになった時点で、国際的な競争力は低下し、後発の中国に、台湾に、韓国に、低価格、低付加価値、大量生産・大量販売方式の主導権を譲りました。

日本経済は長期低迷で、中国にはGDPが追いつかれ、一気に抜き去られ、韓国には一人当たりのGDPは、もうすぐ追いつかれそうで、自信喪失?面目丸潰れ?意気消沈?

そして、韓国からは慰安婦問題と竹島問題で、中国からは南京事件と尖閣で、ロシアからは北方四島で、いろいろと揉め、日本は押されっぱなしで、国民の不満と苛立ちは増大。

外からの圧力が増すに連れ、排外主義へ、民族主義へ、世の中の流は増しています。

中国との尖閣諸島での小競り合いでは、日本単独では対抗できず、アメリカの軍事的支援頼みの現状。

GDPが日本の3分の1程度の、あのロシアが、アメリカと対等に渡り合っているのに、我が日本はどうして!と、なるのでしょう。

そこで、戦前の、あの輝かしい帝国憲法下の日本を、世界の強国として、アメリカとも、ヨーロッパとも、ロシアとも、対等に渡り合っていた日本を、その地位を、名誉を、もう一度、何て考えるのは、それなりに自然?

帝国憲法下の日本は輝いていたとすると、もう一度輝くためには、もう一度、帝国憲法を取り戻し、自信を取り戻す、そう考えるのは不自然?

そこで、軍事力なのですが、ランキング付けは、いろいろあってムズカシイのですが、一位はダントツのアメリカで、二位は評価方法がいろいろですが、中国で、3位がロシアで、そして、我が日本は4位なのです。

経済力で3位で、軍事力で4位で、しかし、外交的な影響力はG7でも、いつも端っこで、議論をリードする事は皆無。

その原因は、日本を政治的に弱体化させた戦後憲法にあり、帝国憲法の時代を復活すれば、もう一度、輝く日本を取り戻せる!と、考えている方々が、現在の政治をリードしているのです。

日本の精神をで、教育勅語を、軍人の精神をで、軍人勅諭を、となり、終着点は帝国憲法なのです。

日本の軍事力を、フツウの国として、自衛隊を他国並みに、戦争のできるフツウの国軍とする。

原発の稼働は、ロケット開発との組み合わせで、いつでも、直ぐにでも、核弾頭とミサイル保持の意志表示として、外交・軍事のカードとして保持する。

日本は、ハード面ではフツウの国ですが、ソフト面では憲法的な規制でフツウではないと、帝国憲法派は、そう思っているのです。

天皇の退位問題でも、天皇は終身制で退位は特例とし、女系天皇も女性天皇も議論さえ拒み、あくまでも帝国憲法を目指しているのです。

全体像を明らかにしないまま、いろいろな事が、いろいろと変えられているのですが、ひとつ、ひとつの事柄を、全体像から置付けし、眺め直し、いろいろと議論する必要があります。

でも、そんな事は、面倒くさいし、複雑だし、解りにくいし、兎に角、勝手に御やりなさい、兎に角、関心が無いなのが、フツウの国民なのです。

“知らしむべからず由らしむべし”路線は健在なのです。 

でも、しかし、世の中、いろいろな、モヤモヤが、イライラが、ヘイソクカン感が、まじり、からまり、誰かが、マッチを一本擦ったなら、燃え上がる危険な状態は、もう、直ぐ、目の前?

いや、未だ、未だ、発火点は、かなり先?

日本にも、トランプ的、ルペン的、政党も、政治家も、ま見当たらない?

次の総選挙は、もう、そろそろだと思うのですが、何をやっても、安倍自民党政権はそれなりに国民に承認される筈です。

兎に角、既成の野党が、いくら選挙協力をしても、政権には手が届かないのです。

兎に角、自民党的な政党はひとつあればいいのです。第二自民党はいらないのです。

これからは、大日本帝國憲法派と戦後憲法派のせめぎ合いとなる?

それにしても、総選挙ですが、我が町の路上周辺に各党の候補者ポスターを見かけるようになりました。

ポスターの顔を見ると、どこの政党も、若い、お兄ちゃん、お姉ちゃんばかりなのです。最近の傾向かと思ったのですが、違いました。

一晩考えたら、単に私が歳をとっただけとの答えがでました。

現職の総理大臣も私より年下ですし、次の総理総裁候補と噂される方々も皆さん年下です。

だから、それで?の問いかけには、まあ、俺もずいぶん歳をとったなァ~、と思う次第。

でも、しかし、聴力と視力は衰えを感じるのですが、体力と気力は、まだまだ衰えを感じません。知力の方は、これまでどうり、ぼちぼちで、特に大きな変化はありません。

こうなったら、これからは、嫌がられ、バカにされ、疎まれ、無視され、踏みつけられても、意地悪爺で、小言幸兵衛で、“連帯をもとめて孤立を恐れず“←懐かしい、云いたい事は云っていきたいと思う、今日この頃なのです。

何か、今日は、ちよっと、カッコつけちゃいました。

今、書き終わって、もしかして?と思って3歩ほど歩いて、カレンダーで確認しました。

明日は憲法記念日です。

これは、ホントに、ホントに、偶然です。

それでは、また。

 

コメント (1)
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