歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

土浦の駐車場にサバンナの風が吹く。

2007年09月14日 | 土浦市の風景
先日、久しぶりの明るい陽射しに誘われて、土浦市内を歩いて来ました。

土浦は、何故か?蔦の多い町です。いたる処が蔦に被われているのです。古い廃屋のような建物から、病院、喫茶店、ラーメン屋、倉庫、道路の橋脚等々・・・。

これって、市としての統一イメージとしてデザインされているのでしょうか? 

市のど真ん中を抜けていく、高くそびえる「自動車専用道」とその「橋脚」は、蔦の緑で被い隠すことで、空を覆う圧迫感を和らげる効果を狙っているように見えます。

それと、4~5階建てのそれなりに大きな病院が、蔦に被われて「いた」のです。ここもそれなりに意図しての事だと思います。

この病院については、今回は確認していません、記憶が曖昧なのですが、以前に再度訪れた時は、蔦が消えて無くなっていたような気がします。

今回も、市民会館の駐車場に車を入れて市内を歩きました。この「怪獣」は、電信柱に絡まって繁殖を続ける、よくある「雑草」のツルです。

ゴジラが電線に前脚でつかまり、今まさに切断する寸前のシーン?


ゴジラと云えば、この「土浦ピカデリー」ですが、遂に力尽きて閉館してしまいました。

いろいろと「工夫を凝らして」集客をしている様子が、1年ほど前に新聞の地方版だったか、NHKのローカルニュースかで見た覚えがあります。


この映画館の脇を少し入った処に、4~5年前まで「霞ヶ浦劇場(だったと思う)」と云う、元映画館の「廃屋」が残っていたのです。

実に哀愁感満点の風情のある廃屋だったのですが、残念ながら取り壊されてしまいました。その頃は、歩き回るだけで写真は撮っていなかったのです。ホントに残念な事をしました。

多分ですが、そこの経営者と、この映画館の経営者は同一の様な気がするのです。ニュースか新聞でも、そんな事を伝えていた様な気がします。

閉館の原因は、隣のつくば市に出来た「8スクリーン」の「シネコン」に客を奪われた為です。

それと、市の中心部に向かって直線距離で200㍍ほど処に、もう一軒映画館があり、狭い市内で2館の営業は、観客数的にも無理だったのでしょう。

土浦ピカデリーの先にある「吉田食堂」です。何とも長閑な佇まいです。好きなんですけれど、でも入って見ようとは、チョットねェ? 眺めているだけにしています。



この駐車場ですが、道路から入った瞬間、この樹を見ると何故か? 遠~いアフリカのサバンナで、風に吹かれてポツリと、独りで立っている、孤独な樹に見えてしまうのです。


葉の少ない細い枝、細い幹、哀愁とロマンを感じるなのです。樹の姿が「サバンナの風」に見えてきます。

どうです!・・・・・・感じません? 私だけですかねェ? 写真で空気を伝えるのは難しいですよね。

この日も、間違いなく遠くからの風は吹いていました。

蔦の絡まる話しは明日になりました。

明日も土浦を歩きます。


それでは、また明日。

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