歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

上野のお山でパキスタンと日本の友好を考える

2013年05月09日 | 東京の風景
一昨日の続きです。

この日、上野のお山では、パキスタンと日本の友好市場が開かれていました。パキスタンの日本語表記の正式国名は“パキスタン・イスラム共和国”

パキスタンと云えば、う~ん、何が、想い浮かぶかと・・・、それなりに考えたのですが、何故か、“ブット首相”しか思いつきません。ブットさんはイスラム諸国で初めての女性首相でした。


ここで、社会科のお勉強です。パキスタンは、その昔、“英国”の植民地で“インド帝国”と呼ばれていたのでした。第二次大戦後に独立し、ヒンズー教徒の地域が“インド”となり、イスラム教徒の地域がパキスタンとなったのです。

そう、思いだしました。パキスタンはインドを挟んで東西に飛び地になっていて、“西パキスタン・東パキスタン”何て、云っていました。東のパキスタンが現在の“バングラデシュ”となったのでした。


インド、パキスタン、バングラデシュは兄弟と云うか、親戚と云うか、とても、とても、近い間柄なのです。でも、仲が悪いのです。隣同士は、どこでも、仲が悪いようです。インドとパキスタンは、1947年、1965年、1971年と、3度も戦争をしているのです。


民族衣装姿の女性です。なかなかイイです。民族衣装と云っても、パキスタンには大まかに云って、五つほどの民族で構成され、それぞれの民族衣装があるそうです。


もう一度社会科のお勉強です。宗教はイスラム教(国教)で97%、ヒンドゥー教1.5% 、キリスト教1.3%、ゾロアスター教0.2%など、いろいろあるのです。

そして、言語も、ウルドゥー語(国語)、英語(公用語)、パンジャーブ語、シンディー語など、いろいろあり、かなり、ゴチャゴチャしています。


料理はカレーとかナンがメインのようで、


ほとんど、いわゆる、インド風料理です。


辺りには、インドぽっい香辛料の香りが漂っていました。


こちらでは女性の民族衣装を販売しています。


男性の民族衣装姿。そうです!この衣装、この姿、“ムシャラフ大統領”を思い出します。あの頃、何故か、彼の姿を見ると、いつか?何処かで?お会いしたような、私が過去に出会った誰かに?似ていたのです。とても懐かしく不思議な親近感を抱いたものです。


久しぶりに彼の消息が新聞に載ったのは今年の春でした。いろいろあって2008年に大統領を辞任、その後は国外に亡命し、今年の3月に帰国し大統領在任中にのいろいろな事で、裁判の被告になっているそうです。

パキスタンは外交でも、内政でも、いろいろ大変なのです。民族と宗教とが絡み合うと、なかなか解けないのです。

こちらは、それなりの来賓の方を接待する特別テントのようです。それなりのご馳走?が振る舞われているようです。


会場全体を見回すと、まあ、まあ、それなりの賑わいなのでしょうか? どこが主催で、どこが後援なのか?よく判らないイベントでした。


兎に角、パキスタンはインドと仲が悪く、インドは中国と仲が悪く、因って、パキスタンと中国はそれなりに仲がイイのです。

と、云う事で、中国とそれなりの関係ですから、日本とパキスタンの関係はイマイチのようです。それと、核保有国であるパキスタンが、北朝鮮の核開発に密かに関与している疑惑もあるので、パキスタンと日本の友好関係はいろいろとムズカシイのです。

兎に角、日本とパキスタンの友好市場は、それなりの賑わいでした。

もう少しで、西郷さんです。


それでは、また。



コメント
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