歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

愛玉子は健在でした!

2013年05月02日 | 東京の風景
一昨日の続きです。

谷中の墓地を裏?から入って、表?から出ます。

墓地の入り口には、お墓参りセット?を商うお店が両側に数軒並んでいます。どちらのお店も、かなり古くから営業しているようで、創業は“寛永年間”何て看板が掲げてあったりします。

こちらのお店の軒先は竹を編んだ柵?衝立?に、


いろいろな花が咲き乱れています。こんな感じが、江戸情緒?下町情緒?


この日、天気は快晴で、ゴールデンウィークの初日で、墓地も華やいで?見えました。

後ろをふり返ります。これが谷中墓地のメインストリートでお花見の名所、“さくら通り”です。


谷中の墓地を抜け、道なりに進みます。もしかして、もしかして、もう、無くなっているかも?と、思いつつ歩いていたら、ありました!愛玉子!オーギヨーチィ!


まだ営業しているのです。7~8年ほど前に入って食べましたよ“愛玉子”、旨いか?不味いか?と問われれば、ナンダか良く判らない、味を楽しむと云うよりも、食感を楽しむと、云ったような、“へんてこな味”だったような?


その時は、連れ合いと二人だったのですが、オーギヨーチイを口に入れた瞬間、互いに顔を見合わせ、眉間に皺を寄せて、何だコレ?のサインを送り、店内を改めて見回した記憶があります。


店内は、これは、もう、テーブルと云い、イスと云い、壁と云い、床と云い、お品書きと云い、昭和がそのまんま!と云うか、かなり、古ぼけ、傷んで、めいっぱい哀愁を帯びていました。

お店は、70代後半のご夫婦?で営んでいましたが、この店の現在の外観から察して、未だご健在のようです。


それにしても、このご時世に、この店の存在は、ほとんど“奇跡”だと思います。以前は、中華そば、五目そば、何て食事のメニューがあったのですが、いまでは、愛玉子と飲み物だけにメニュー絞って頑張っているようです。

愛玉子の味を思い出しつつ、店の存続を願いつつ、店の前を通り過ぎます。変わった色の都営バスが“言問い通り”から左折して来ました。


右手の喫茶店もご健在。


左手の“酒屋資料館?”もご健在。この日は大道芸のイベントをやっていたのですが、客か一人も来ず、演じてのオジサンが手持ち無沙汰に歩きまわっていました。


久しぶりに酒屋の店内を覗くと、


以前と、ほとんど、変わらず、それなりの趣。


この細い一方通行の路地を40~50㍍ほど進むと“東京芸大”の脇に出るのです。この路地に入るのも久しぶり。


この先は、次回に。

それでは、また。

コメント
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