歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

ノーベル文学賞は中国の莫言氏!

2012年10月12日 | 世間話し
新聞テレビの予想はハズレでした。

今度こそ、今度こそ、でしたが、“村上春樹さん”は、またも、またも、逃しました。もしかして、本人も、相当に?にガッカリかも?

私にとっての“春樹さん”は、“安西水丸さん”がイラストを描く「日出る国の工場」とか、「村上朝日堂」とか、「村上朝日堂の逆襲」とか、コラム、エッセイの“ヒト”なのです。

コムズカシイ、「ノルウェイの森」とか、「1Q84」などはまったく読んだことがないのです。

でも、最近になって、「1Q84」の“騒ぎ”で、この方が世界的に既に著名で、現代日本の文学界を代表する作家とは知りませんでした。

この“世界的にも既に著名”が、もしかして、今回の受賞を逃した要因だったような気がするのです。特に、“既に”が「かなり」効いているかも?


領土問題で対立が激化している“ビミョー”なこの時期、ノーベル文学賞でも日中間で受賞を争う?と云う、複雑な状況のなか、選考する“スウェーデン・アカデミー”には、複雑な政治的な判断が働いたような?

スウェーデンと中国は、2010年に“反革命罪”で投獄中の“劉暁波氏”がノーベル平和賞を受賞した事で、関係が悪化したままで、最近は、どちらも、関係の改善を探っていたようです。

それで、今回の文学賞は中国なのかも? 今回の莫言氏は“中国政府公認”の「中国作家協会の副主席」だそうで、国営テレビのキャスターが笑顔で“ヨカッタ!ヨカッタ!”と伝えていたそうです。

莫言氏の受賞で、中国との関係改善のキッカケをつくり、表向きには、世界的にも既に著名な作家より、無名な作家を評価した方が、それなりにノーベル文学賞なのだ、と、なったような?

63歳の村上さんも、数年以内に受賞するのは間違いないでしょう。それにしても“57歳”だと云う莫言氏はかなり老けた顔をしています。これまで、かなり苦労をしたのでしょう。

そのうち、NHKのBSで、莫言氏の原作を映画化した1988年制作の「紅いコウリャン」が放送されるかも知れません。その時はしっかり録画して観ようと思います。

それでは、また。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする