歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

朝食後 “ディア・ドクター” を、ぽつり、ぽつり・・・

2009年07月30日 | 映画の話し
昨日の続きです。

25日の夜は、寒かったり、暑かったり、なかなか寝付けませんでした。時期を間違えました。

思い出したのです。冷房の夏、暖房の冬、ホテルに泊まってはいけなかったのです。仕事で出張していた頃を思い出しました。

空調を必要とする季節はダメだったのです。暖房と冷房、喉と鼻に変調を来すのです。やはり、旅行は世間一般で云われるように、春と秋がベストシーズンなのです。

寝不足気味で迎えた朝、それでもお腹はしっかりペコペコです。朝食は7時から、未だたっぷり時間があります。

涼しければ、湖畔の散歩でもと考えていたのですが、外は暑そうだし、寝不足だし、空腹だし、テレビをぼんやり眺め、朝食までウトウトして待ちました。


開始5分前に9階の展望レストランに向かいました。時間前に到着ですが、先客が2名居りました。

先ずは、見晴らしの良い窓際のテーブルを確保します。朝食はバイキング、食べ放題は危険なのですが、でも、つい、つい、お皿がこんなに。


さぁ、ゆっくり、じっくり朝食です。今日の予定は特に決めてありません。


二人で食べるのです。


普段の朝食は、ご飯にみそ汁、納豆に、卵に、漬け物の純和風。こういう時は、パンにスープに、ベーコンに、ソーセージに、スクランブルエッグに、目玉焼きに、ポテトに、


野菜サラダに、フルーツに、ヨーグルトに、コーヒーなのです。


連れは、何故か? 美味しそうと! 焼き鮭に、そして、梅干しが。


食パン風のデニッシュ? デニッシュ風食パン? 久ぶりのクロワッサンが美味しかったです。


ひとかけらも残さず、綺麗さっぱり完食! 朝食が一番美味しいのです。朝が一番お腹が空くのです。


チェックアウトは11時、予定もなし、コーヒーをゆっくり飲みながら、ディア・ドクターの話など、ぽつり、ぽつり。

それで、八千草薫の家で、二人で夕食を摂った後、テレビの野球中継の見方を、八千草薫に教えているシーンの会話は、脚本にないアドリブで、自然なようで、二人とも役を演じていないので、とても不自然に見えた、とか。

鶴瓶が村から出て、駅の売店でタバコを買い、その場でタバコを吸いはじめ、“ここは禁煙です!向こうの喫煙コーナーでお願いします”との、“ホンモノ”の従業員の台詞が、不自然で気になった、とか。

演技が自然に見えるのは、それなりに演じているからで、ふつうにしゃべっていると、自然なようでいて、とても不自然に見えた、とか。

以前に読んだ、小沢昭一の「背中まるめて」(新潮文庫)の中で、

・・・・・・“地”でやる。“地”でやれる。“地”でやって、その“地”がおもしろい。ということは、実に大変なことなのです。

そして、さらに、何を演じても“地”でやれる。“地”に見える。いつまでも“地”でやれる。これは、もっともっとすごいことなのです・・・・・・

の話を引き合いにだして。

この映画は、偽医者が鶴瓶だから面白く、もしも、“渡辺謙”だったら、とか。

村から出て行く途中で、田圃の向こうを歩く八千草薫に、白衣を脱ぎ捨て振り回し、別れの挨拶を送るシーンでエンドマークがでると思っていたとか。


食後のコーヒーを啜りながら、外の景色を眺めながら、ぽつり、ぽつり、話したりして、ゆったり、のんびり、していたのです。


それでは、また明日。

コメント (1)
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