歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

それで、“ディアー・ドクター”なんですが・・・・・・

2009年07月28日 | 映画の話し
昨日の続きです。

それで、「ディア・ドクター」なんですが、2時間あまりの上映中、退屈することはありませんでした。

公開直前、前宣伝で、監督と鶴瓶師匠がテレビ出演して、いろいろ話をしているのを見ました。映画の内容よりも、やはり、主演が“鶴瓶”と云う事で、観たくなったのです。

過疎の村で、村人に慕われている医者が鶴瓶で、事件が起きて、村から消えていく・・・・・。  

その時、もしかして? 鶴瓶は偽医者? 直感的に、そう思った!のです。まさか、それでは、ちょっとストーリーが平凡ですし・・・・・・。

でも、やっぱり、鶴瓶師匠は偽医者でした。



それで、“お医者さん”なんですが、母が総合病院の眼科と皮膚科で、3年ほど治療を続けているのです。

その母の話で、最近のお医者さんは“優しく親切”になったと云うのです。私も診察を待つ間、掲示板に貼られた“患者の意見”を時々見るのですが、よく見かけるのが、医師の患者に対する接し方への苦情がかなりあります。

母も、あの先生は“優しく親切”で、“良い先生”だと云います。診察治療能力よりも、“感じが良い”ことが、医者の評価基準になっているのです。

私もその総合病院には、内科、皮膚科、耳鼻科、人間ドックと、何度も患者として、医者を見てきましたが、最近は、偉そうで、恐そうな医者を見かけなくなりました。

患者の要望に病院側が応えてくれているようです。

そのうち、いつか、優しく親切で感じが良い医者ばかりになり、本来の診察治療技術は大丈夫? 何て、心配、不安を抱いたりしてるのです。


それで、「ディア・ドクター」ですが、ニセモノ医師が、村人に“神様仏様”と慕われ、愛され、尊敬それ、感謝されているのです。

確かに、患者を思い、話も聞いてくれ、何かあれば、夜中でも診察に来てくれ、犬でも、猫でも、看てくれる、村人にとって、こんな良い医者はいないのです。

ニセモノだからこそ、バレないように気を使っているのです。バレない気遣いが、評価されているのです。やはり、そこは人間、他人に慕われ、感謝されると、それなりに、嬉しく、やり甲斐を感じてしまうのです。

そして、年棒二千万円ですから、辞められません。でも、いつかは、何かのキッカケで、バレルのです、長居は危険なのです。

世の中、100%悪人とか、100%善人とか、そんなに、スッキリ、カッキリした人は存在しないのです。ある時、ある場面、ある条件で、いろいろ、混じり合い、薄め合うのです。

映画を観て、泣いたり、笑ったり、怖がったり、寂しがったり、感動したり、納得したり、関心したり、共感したり、驚いたり・・・・・・・と、いろいろ楽しみ方がある訳です。

でも、しかし、最近は、兎に角、観て楽しもうと云うよりも、テーマをどういう展開で、どう描こうとしているのか? お手並み拝見的傾向で観てしまうのです。

水戸くんだりまで出掛けて来て、二人で2千円を払ったのですから、ただ、ただ、映画の世界に入り込み、楽しめばよいのですが、齢を重ね、世間の垢にまみれ、性格がひねくれ、素直に楽しめなくなったのです。

単純な娯楽作品であれば、それなりに楽しめるのですが、それなりのテーマ性があり、社会性があると、見方が、つい・・・・・・。

まさか、偽医者の話じゃ無いだろうと、思っていたら、やっぱり、そうか!とガッカリしたり、それなら、どんなストーリーで展開して行くのかと期待すると、まぁ、予想どおり展開だったりして・・・・・・。

ニセモノとホンモノ、その違いは、そうは単純ではありません的に描かれても、そりゃそうだろう! そんなこと何を今更!と、毒づいてみたり。

まぁ、それでも、2時間以上、退屈はしなかったので、それなりに面白かったのです。鶴瓶師匠も好演していました。画面に映っただけで、いい雰囲気を出していました。鶴瓶師匠のキャラクターです。

それにしても、八千草薫さん、ホントにお婆さんになりました。


それにしても、井川遙さん、とても“いい女”になりました。

3年前のNHK朝の連ドラ「純情きらり」で、「宮崎あおい」の姉で、看護婦をしていた頃とは、見違えるようです。

「純情きらり」が終わって直ぐに結婚して、今年、子供も産んで、かなり痩せた?

感想を、もっと、何か、書こうと思っていたのですが・・・・・・忘れました。


そんな、こんなで、映画を見終わり、さぁ、これから、ホテルに帰って夕食です。



それでは、また明日。




コメント
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