市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

水にうたれ雨に待つこと恋ひゆくは和泉式部の長月の夜

2008-09-07 22:02:19 | Weblog

 夜に。



 上京してあちこち。臈光。さんのガラス展と、書の名宝展へ。


 ガラスの質感と手作りのフォルム、ガレのような色合いがきれいだった。


 書の名宝展は、nonさんと。彼はじつは書のエキスパート。


 書家ではないけれど、正真正銘のほんものをじかにご存知の方。

 とてもふしぎで気持ちのよい風合いの、もう十年ごしのおつきあいになるこのひとについて、いつかエッセイを書いてみたい気がする。


 さらりとした友情をくれる。



 帰路、雷雨で横須賀線が停まった。


 西大井の駅で下車しなければならず、仕方なく夫に電話して迎えにきてもらう。



 雨をながめながら二時間待った。


 和泉式部の歌をいくつか思い出しながら。



 中年過ぎて、なおみずみずしく抒情を紡いだ女人。

 彼女の恋歌は、ほんとうはヴァーチャルなものかもしれない、などと。


 現実か、空想か、そんなことはどうでもいいことだ、という気がして。






 


 
 
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2 コメント

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ながれる夜に (雪香)
2008-09-08 08:08:32
こちらこそ、すてきな休日でした。

おひるのフレンチも、ほんとにおいしかったです。手作りで、一品ごとに、しゃれた工夫があって、しかもお値段の安さ。

お仕事、最後の詰めですね。がんばってください。からだをこわさないように。



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漂う時間 (non)
2008-09-08 03:24:28
ありがとうございます。
久しぶりに、
ゆっくりと 漂う時間 が感じられました。
ぜひ、また。
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