「心の糸」 2010年11月27日・12月19日放送 番組HP
とても好きなドラマ。
「Mother」とは またひと味違う松雪泰子さんの魅力が見られるのがいい。
この前終わった「パーフェクト・リポート」は 残念でならないドラマだっただけに
その後に この「心の糸」で口直しができた感じ。(12月19日の字幕バージョンを視聴。)
冒頭のシーンから 玲子(松雪泰子)が魅力的に描かれていて ストーリーに引き込まれてしまう。
障害を持っていても 怯むことなく自分の考えを周囲に主張していく玲子の様子は かなりのインパクトがあった。
なんとまあ強くて逞しい女性なのだろうと思いながら見続けていくと
次第に 弱さだとか 頑ななまでの意地といった 玲子の違う一面が顔を出してくるのも面白い。
こんな玲子の耳となり 幼いときから母親を支え続けてきた明人(神木隆之介)。
周りにどう思われようとお構いなしで 手話でまくしたてる玲子を前にして
周囲に気を遣いながら 母をなだめながら通訳する明人の様子には
なんていい子なのだろうと思わずにはいられないわけだけど
彼もまた ストーリーが進むにつれて 少しずつ鬱屈した思いを垣間見せていく展開に 思わず見入ってしまう。
玲子と明人の会話を見て 手話は便利だなと無邪気な感想を述べる翔太(染谷将太)に
「相手を見んと終わりだけどな。」と ボソリと呟く明人の言葉が印象的。
ただでさえ 母親と向きあうことを極力避けたい年頃だというのに
玲子の耳となり 常に母と正面から向き合うことを強いられ続ける明人の
心の奥底に溜まり続ける思いに気付かされる瞬間だった。
わだかまりを抱え続ける明人の前に現れる いずみ(谷村美月)。
母の心の糸にからめとられて動けなくなりそうな明人の心を 少しずつほぐしていく いずみは魅力的。
いずみと玲子の 互いに一歩も引かない手話での会話も見応えがあった。
周りの音が遮断された空間で 思いを手で語り合う二人の様子は圧巻。
いずみとの出会いにより 少しずつ関係が崩れていく玲子と明人のクライマックスの会話も見応え十分。
重すぎる母の愛から抜け出そうと もがく明人の想いも
明人が自分の触れられない世界で生きていくことだけを夢見て 生きてきた玲子の想いも
痛いほどに伝わってくるシーンだった。
「逃げてもいいですか。」 という明人の言葉と
「逃げなさい。捨てなさい。」 という玲子の言葉が哀しい。
この母子に 来るべき親離れ・子離れのときが来たというということなのだが
あまりにも辛くなってくる このシーンで終わらせず その後のいずみの機転によって
明人が真に母の元から巣立つ決意をする様子が描かれたラストは 爽やかな感動を与えてくれたと思う。
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「Mother」とは またひと味違う松雪泰子さんの魅力が見られるのがいい。
この前終わった「パーフェクト・リポート」は 残念でならないドラマだっただけに
その後に この「心の糸」で口直しができた感じ。(12月19日の字幕バージョンを視聴。)
冒頭のシーンから 玲子(松雪泰子)が魅力的に描かれていて ストーリーに引き込まれてしまう。
障害を持っていても 怯むことなく自分の考えを周囲に主張していく玲子の様子は かなりのインパクトがあった。
なんとまあ強くて逞しい女性なのだろうと思いながら見続けていくと
次第に 弱さだとか 頑ななまでの意地といった 玲子の違う一面が顔を出してくるのも面白い。
こんな玲子の耳となり 幼いときから母親を支え続けてきた明人(神木隆之介)。
周りにどう思われようとお構いなしで 手話でまくしたてる玲子を前にして
周囲に気を遣いながら 母をなだめながら通訳する明人の様子には
なんていい子なのだろうと思わずにはいられないわけだけど
彼もまた ストーリーが進むにつれて 少しずつ鬱屈した思いを垣間見せていく展開に 思わず見入ってしまう。
玲子と明人の会話を見て 手話は便利だなと無邪気な感想を述べる翔太(染谷将太)に
「相手を見んと終わりだけどな。」と ボソリと呟く明人の言葉が印象的。
ただでさえ 母親と向きあうことを極力避けたい年頃だというのに
玲子の耳となり 常に母と正面から向き合うことを強いられ続ける明人の
心の奥底に溜まり続ける思いに気付かされる瞬間だった。
わだかまりを抱え続ける明人の前に現れる いずみ(谷村美月)。
母の心の糸にからめとられて動けなくなりそうな明人の心を 少しずつほぐしていく いずみは魅力的。
いずみと玲子の 互いに一歩も引かない手話での会話も見応えがあった。
周りの音が遮断された空間で 思いを手で語り合う二人の様子は圧巻。
いずみとの出会いにより 少しずつ関係が崩れていく玲子と明人のクライマックスの会話も見応え十分。
重すぎる母の愛から抜け出そうと もがく明人の想いも
明人が自分の触れられない世界で生きていくことだけを夢見て 生きてきた玲子の想いも
痛いほどに伝わってくるシーンだった。
「逃げてもいいですか。」 という明人の言葉と
「逃げなさい。捨てなさい。」 という玲子の言葉が哀しい。
この母子に 来るべき親離れ・子離れのときが来たというということなのだが
あまりにも辛くなってくる このシーンで終わらせず その後のいずみの機転によって
明人が真に母の元から巣立つ決意をする様子が描かれたラストは 爽やかな感動を与えてくれたと思う。
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