Lee's Diary

ドラマが好き。
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フリーター、家を買う。  最終回 *感想*

2010-12-22 | 秋ドラマ(2010)感想
* フリーター、家を買う。 「母さんが、笑った」 *  番組HP

最終面接を蹴った会社から 欠員が出たから再度面接を受けないかと夢のような誘いがあったり
今までほとんど描かれることのなかった亜矢子(井川遥)の夫の 気持ちが冷めるような突然のアップがあったり
昔気質な誠一(竹中直人)が 驚くほど饒舌に自分の思いを大悦(大友康平)に語ったり・・・
といった ツッコミたくなるポイントが多々あった気がする最終回。

ナミキ医療技研と大悦土木を “俺の基準” で選択する誠治(二宮和也)の様子を描くために 
ナミキ医療技研からの夢のようなお誘いが必要であり
“本当は夫婦の問題” を嫁姑問題にすり替えて 問題を直視していなかった亜矢子が
初めて夫と向き合う瞬間を描くために 夫の唐突なアップが必要であり(必要には思えないケド)
いつまでたっても いいトコロが見えてこない誠一の魅力を 少しでも見せるために
驚くほど饒舌な誠一の様子が必要であったのだとは思うのだけど そのどれもが妙に浮いて見える。
霊感商法のエピソードを入れ込んで ドラマチックな展開に持ち込もうとしたり 放送時間を拡大したりと 
製作側自らがハードルを高く上げて描いていこうとした意気込みに見合うほどの魅力を 
この最終回で どうしても感じることができないため
このような しょうもないトコロにばかり目がいってしまうのかしらねぇ・・・。

まあ とにもかくにもハッピーエンド・・良かったわねぇ といった感じの最終回。
(えっ!ソコかよっ!!と 激しく突っ込まれるのを覚悟で書くけれど)
アタシが一番ツボにハマったのは ハローワークの職員・北山(児嶋一哉)と誠治のエピソード。
チョッとハニカミながら携帯の電話番号とメアドが書かれたメモを手渡す北山が可笑しい。
ダメダメ誠治くんは 家と仕事と仲間と彼女を得ただけでなく 友人を見つけ出すこともできたということなのねぇ。

西本(坂口良子)に誠治が言った言葉も印象的。
あれだけ母親に悪態をつく息子が 何故 何度も荷物や手紙を取りに実家へ足を運ぶのか・・。
どうでもいい息子のキャラを 製作側が手を抜いて描写しているがために生じる
ツッコミどころなのだと思っていただけに なるほど~!と 思わず感心してしまったわぁ。
「俺は俺の基準で決めるよ。」 「今、日本で一番必要としてくれているのは大悦土木だと思う。」と
自らの就職先を彼らしい決断で決めた誠治の成長ぶりが このシーンでも見られたのは良かったと思う。 

やっとのことで見送りに来た誠治に向かって 真奈美(香里奈)が開口一番に「来るの遅いっ!」と言う様子や
「みかん送んないから。食べにきて。」という言葉も いかにも真奈美らしくて印象的。

・・・と それぞれのエピソードに チョッとずついいなぁと思うシーンもあったワケだけど
何でだろう・・・ドラマ初回の頃に感じた見応えといったものは感じられない気がするのが残念・・・。  

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