粋なオヤジになりたくて

♪一日おきにリリースしています。アップされるのは約4ヶ月遅れです。♪

Dick Lee - The Mad Chinaman 1989

2006-08-13 | 音楽で振返る80年代
 
 バブルの絶頂期だった頃の日本。そんな頃にあまり期待もせずにインパクトのあるアルバム・ジャケットだけで買ってしまったのがこのマッド・チャイナマンと題されたこのCDだった。聴いてみてあまりに想像と違う新鮮な音にビックリしたものだった。そしてディックリーの才能に関心したものだった。
 ディック・リーはシンガポール出身だ。私にとってシンガポールとは旅行なら行きたい(三回行きました。)けど、絶対住みたくはない国だ。暑苦しい、人ごみで一杯、何でも法律でがんじがらめというイメージだ。シンガポールは狭い国土に中国人、マレー人、インド人などの多民族国家だから揉め事を取り締まる必要があるのだろう。このCDもベースとなる音楽も多様だし、歌詞も中国語、英語、フランス語、その他不明のゴチャマゼ『幕の内弁当』状態です。The Mad Chinaman はこのCDをラストを飾る爽やかな曲調ながら最もメッセージ性の強い曲です。

Won't you come and talk to me
Pass a little moment by
I am just a listener, harmless as a fly
Maybe you should let me in
Maybe we should leave this bar
Open up until we find who we really are
I'll lead you outside again
If I can, if I can
Making dreams, making plans
With the mad chinaman

The mad chinaman relies
On the east and west side of his life
The mad chinaman will try
To find out which is right
  :
  :
Traditional International
Western feelings from my oriental heart
How am I to know, how should I react ?
Defend with Asian pride? Or attack!  

 自分はバナナ(表面は黄色、中身は白)だと自らのアイデンティティーを京劇に喩えて探している姿が目に浮かびます。ところでこのCDはどういうわけか音源、映像、歌詞などがネット上に見当たりません。(歌詞は苦労して手入力しました。。。)レコード会社の関係か何かで廃盤ということでしょうが残念ですね。入手も困難だと思います。ただしディック・リーは現在も多方面で活躍しています。


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