小生がバド・パウエルに夢中だった二十代の頃は、まわりでトミー・フラナガンやバリー・ハリスを聴いている人が不思議でならなかった。トミー・フラナガンはヴォーカルの伴奏やサイドマンとしてコルトレーンのジャイアント・ステップスなど名盤で多くクレジットされているピアニスト。コルトレーンのジャイアント・ステップスの録音ではきっと最初に楽譜を見て戸惑ったに違いない。
ブルー・ボッサは日本人好みの曲かもしれない。当時コピーをしようとしているアマチュアのピアノマンがいた記憶がある。このアルバムを聴いたのかも知れない。フラナガンのアルバムのなかではオーバーシーズが有名だが、この77年のモントレーの端正な演奏は秀逸。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます