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皆さん、プリンスホテルというと西武鉄道とお考えでしょう。今となってはプリンスホテルにちょっと懐かしい響きすら憶えてしまいますが、そのブランドに一定のレベルをプリンスに期待している方も多いと思います。でも今全国にある古いプリンスホテルはどんどん消滅しています。
今回話題にする彦根プリンスは実はそもそも西武鉄道ではなくローカルな近江鉄道が経営している名前だけのプリンスホテルで最古参の部類のホテルです。一方で同じ琵琶湖には丹下健三氏設計の巨大な大津プリンスホテルもあり、小生は両方に宿泊したことがありますが、まさに月とスッポン、雲泥の違いがあります。(写真のような遠景ショットに騙されてはいけません。)
ここの客室は率直に言ってビジネスホテル以下の状態ですから、プリンスホテルという名前に騙されてここに泊まって憤慨された方も多かったのではないでしょうか。古い室内に臭気を放ち水漏れのする浴室、動かないエアコン。まぁいくら苦情を申し入れても誠意の感じられない対応等々、とてもお勧めできません。いまどきビジネスホテルでも2基はあるエレベーターも1基のみ、レストランの給仕もひどいものです。こんなところにブライダル・チャペルがあるから笑ってしまいます。
あまりに評判が悪くて恥ずかしくなったのか、いや実は創業以来の不採算続きに、このホテルもついに昨年末に売却が決まったそうです。何事もなかったようにプリンスの名前のまま譲渡して存続するのでしょうか。別にボロくてもいいんですよ、低料金で納得して泊まれれば。天皇陛下が泊まったことがあるとかプロ将棋戦が行われたとか過去の栄光にすがって、プリンスを名乗って、プリンス料金を取るから許せないんですよ。
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