小生は実はジャズの前は随分長い間ロックを聴いていたこともあって、ロックに関係するギターやキーボードは良さがわかって聴きやすかったが管楽器が苦手だった。だんだん管楽器の良さがわかるようになった行き先にマイルスがいた。マイルスのCDは山ほどあるが、ずっとどのCDなのか判らずに20年以上探してやっと巡り合えたCDが通称『小川のマイルス』と呼ばれるこれだった。これはその昔FMの番組でやっていたジョン・コルトレーン特集を録音してずっと聴いていたなかにあった。現在ではインターネットで試聴できるのでCDを探すのは容易だろうが。マイルスのミュートは渋いのだが、55年当時は無名だったコルトレーンの不器用で素朴な語り口が印象に残った。 この二人の巨人が絡みあう不思議な魅力の世界がこのCDにはある。ビバップ全盛時代から十年も経っていないのにすっかりクールになりました。
アルバムの最後を飾る『Stablemate』の音源を発見。これもクール。
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