春の陽気に誘われて渋谷から２４６を池尻方面へ歩いた。途中で立ち寄ったのが『八雲』というラーメン屋さん。下品なのぼりが３つ並んでいるが、車で通ったりするとこれがないと見つけられないかも。ラーメン屋があるとは思えない不釣り合いな外観のマンションの二階にあります。開店時間の１０分前に行くと先客は２名。ほどなく開店するとカウンターのみの店内は１０分ほどでほぼ男性で満席となった。店内はとても清潔なのだが、椅子の座面がかなり高く隣の老婦人は着座するのに苦労していた。この辺りが女性客獲得の課題か。さて小生が注文したのは白の特製ワンタン麺９５０円也。これは肉ワンタンと海老ワンタンが３つずつ入っている。
すぐに気がつくのはこの店はラーメンの作る工程がとても丁寧ということだ。裏を返すと時間がかかる。チャーシューやメンマは丁寧に向きを揃えて手ではなく箸で並べていたのが印象的だった。さてスープを一口飲むと魚介系が強く感じられた。
しかし飲み進むとだんだん気にならなくなってくる。麺よりスープが先に無くなりそうになるくらい好きな味だった。麺もほどよい茹で加減で素晴らしい。ワンタンはしっかり具が詰まっているタイプ。スープも残さず完食。良い食材と丁寧な調理で評価が高いのは当たり前か。今度は黒でチャーシュー増しでも食べるか。
実はこの店を訪れたもう一つの理由はすぐ裏手に桜の名所である目黒川があるから。ちょうど満開を迎えたようだ。桜を楽しみながらそのまま三軒茶屋まで歩く。
（バックにそびえるのが建設中の首都高速池尻ジャンクション）
