2軒目に訪れたのは店の外観からしてかなりノスタルジックな『ニューキャッスル』。入口のドアを押して入ろうとすると途中でドアが床に擦って完全には開かない。これはかなり建物も老朽化しているようだ。ここはカレー屋さん(この店では「辛来飯」カライライスとよばれている)なのだが、メニューの名前がユニークだ。大森(大盛り)と注文すると『大森だと少ないので蒲田(もっと大盛り)方がいいですよ』と再考を促されたが、すでにラーメンを食べているので大森にしていただいた。常連さんは『ダブ玉、ツン蒲』などと注文している。
(少なさ加減がおわかりいただけますか)
確かに大森では大盛りではないばかりか、普通盛りと言われても少ないと感ずるだろう。値上げをしたくない結果なのかも知れないが、これで大森というネーミングはちと苦しい。ここのカレーの具は野菜を炒めてミキサーにかけたもので、肉は入っていないようだ。しかし豚骨だしで伸ばして仕上げているので違和感はない。それにしても独特の味だ。それと喫茶店のカレーと予想したよりはしっかり辛かった。
食後に210円と格安のコーヒーを注文。なんとカップを温めているではないか。なかなか歴史を感ずる味わいなのでぜひ注文すべし。計840円也。女性客はいなかったが、やはりちょっと入りにくいのかな。それにしてもここのオヤジさんはいつも同じ赤いチェックのシャツだな。
(こちらは量もたっぷり)