種車となるトミックス製品のヘッドライトは、テールライトと一体化された基板に実装されている。
ヘッドライトおよびテールライトとも小さな電球がセットされている。
(左:ライトのケーシング、右:分解したもの)
(基板部分を拡大)
さて、トミックスのコントローラーには停車時にもライト類が点灯可能なものが用意されている。
詳しい仕組みはメーカー説明に譲るとして、この仕組みを利用しても電球だと明るさが物足りない。
そこで、ヘッドライトのLED化を実施している。
方向幕がある車輌は、テールライトのLED化も施行しているが、テールライトのみの点灯でよい車輌は電球のままとしている。
テールライトは、まぁ点いているのがわかればよいのだが。
ハンダゴテを使った実際の作業はもう少し後に説明するつもりであるが、百聞は一見に如かず、まずは効果のほどをご覧にいれよう。
製作済みの御殿場線73系の中からクモハ73更新車の様子。
(ヘッドライト点灯)
(テールライト点灯)
ヘッドライトおよびテールライトともLEDは白色のΦ3(直径が3mm)の高輝度のものを使用している。
そのままではケースに収まらないので加工が必要。
白色を使うのは方向幕が蛍光灯で照らされている様子を再現したかったもの。
ただ、御殿場線時代に方向幕は使用されておらず、この部分の点灯は不要かもしれない。
これだけでは、ヘッドライトも蛍光灯のようになってしまうので、導光部の透明なパーツの車体側(LEDに近い側)をクリアオレンジで塗装した。
電球の雰囲気が出ているのではないだろうか。
ただし、テールライト点灯時の写真でもわかるとおり、ヘッドライトが点いていないときに赤っぽく見えてしまうのはいただけない。
最近発売されたトミックスのHO(16番)153系クハ153のヘッドライトのような仕組みにすればよいのかもしれないが、Nゲージサイズで今のところ解決策は持ち合わせていない。
ちなみに、テールライトは方向幕部とは別の赤色の導光パーツなので、塗装などは不要。
今回製作しているクモハ73902およびクハ79389では、方向幕の点灯はしないこととして電球色のLEDを使う予定だ。
したがって、テールライトの方は製品の電球のままと考えている。
(つづく)
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