おいしい、まいにち。あじわう、せいかつ。

今日は、母が梅干しの土用干しをしていました。

毎年、毎年。
わたしは「土用干し」を見るのをたのしみにしているの。

梅が並んでお日様のひかりにさらされている様子を見ると、
なんだかとても愛おしく感じたりします。





梅雨が明け、天気のいい日が続く
土用のころに干すから「土用干し」

わたしは毎年、
窓から入ってくる風がちょっぴり“梅風味”だったりすると、
夏が来たなぁ、暑くなるなぁ・・・と思うのです。


こうして、季節を感じながら過ごす毎日は、
わたしの「しあわせランキング」では
かなり上位にランクインするはず。



先週、仕事の関係で、以前ＮＨＫで放送された
「好きなものだけ食べたい。
　小さな食卓の大きな変化」
という番組のビデオを見ました。

千葉県の小学校で行われた
１週間にわたる写真による食事調査。
・・・とても衝撃的な内容でした。

“お夕飯”の食卓に
お皿に並べられたお菓子が出されていたり、
菓子パンとコーラだけだったり・・・

そのような食生活が体に及ぼす影響は、
糖尿病や高脂血症などの生活習慣病にとどまらず、
きっと、こころの成長にも
大きな影響を与えるような気がしてなりません。


大人も、子供も。
忙しくて、いつも時間に追われていて、
食事に気を使うひまなんてないのよ！
っていう、現実もあるのだと思う。

でも、わたしは、
やっぱり、さみしい。


わたしがちいさな頃、
ベランダにピーマンとトマトの苗を植えてもらって、
その成長を見るのがたのしみだったり、
秋になると近くの公園にくるみを拾いに行って
クルミケーキを焼いてもらったり。

そんな、ひとつひとつが、
わたしにとってはとても大切な思い出で、
それは絶対に「こころの栄養」になっていたはずだと
いまのわたしには断言できるから。


こころを豊かに生きていくことって、
とても難しいことなのかな。
なだらかに時間を過ごしていくことは、
不可能なことなのかな。


これは、私自身のこれからの大きな課題です。