気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

白加賀

2006-02-11 21:29:49 | つれづれ
コップ酒昼から飲みて東京の雪を見ており旗に降る雪

雪の日は雪の香のする人詰めて地下鉄はゆく千代田区の地下

白加賀のまだ咲かぬ木に一月の満月かかり影を編みだす

(佐佐木幸綱 遠見の角 文藝春秋3月号)

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芥川賞受賞作の全文掲載があるので、文藝春秋を買う。最近、小説を読んでいなかったし、絲山秋子を一度読んでみたかった。
文藝春秋は、爺さん雑誌と言われていて敬遠していたがけっこう面白い。読むところがたくさんある。

佐佐木幸綱は、セレブな歌人という印象。一連の歌から、梅の種類とわかる。調べたら「はやの一日一花」というサイトにたどり着いたので、画像をお借りしました。


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