気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

藤の花

2005-07-19 22:35:02 | つれづれ
腰のくびれもおだやかならぬ蜂ひとつ藤の花ふさのぼりつめゆく

ゆれゆれる藤のはなには金色(こんじき)の蜂きてはひる愛するものよ

(小池光 鬱陵島)

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糸川雅子『定型の回廊』(ながらみ書房)を図書館で借りて、パラパラ見ていてこの歌を知る。
1988年ころ、季刊同人誌『未定』39号に載った連作10首からの二首らしい。興味を惹かれるがこれ以上今はわからない。

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