眠り初めし吾のメガネをはずしくるる孫の仕草よ寝たふりをする
(日置市 切手清夫)
ずさんなる仕事叱れば「ですよね」と同意も手抜きこの若き部下
(和泉市 長尾幹也)
眠れぬと深夜にMac(マック)立ち上げてネットするらし八十路の母は
(出雲市 土屋郷子)
***************************
一首目。作者と孫のやさしい交流がわかる作品。初句、三句の字余りや、文語と口語の混合が気にならないでもないが、作者の住所氏名がとても気に入った。
二首目。「ですよね」とカッコで括ったのが、意味を強くしている。内容も共感できる。「仕事を」「手抜きの」としてもよいところを、助詞を抜いて、ぷつぷつ切れる感じを出している。
三首目。いまはこういう八十歳もいるのだろうなと感心した。「ネットする」というのは、気持ちの悪い言葉だが、今はこういう言い方をするのだろう。この歌には合っていると思う。八十歳の母がネットでおかしなものを買わないか、家の中のことをペラペラ喋らないか、これもまた心配だろう。
(日置市 切手清夫)
ずさんなる仕事叱れば「ですよね」と同意も手抜きこの若き部下
(和泉市 長尾幹也)
眠れぬと深夜にMac(マック)立ち上げてネットするらし八十路の母は
(出雲市 土屋郷子)
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一首目。作者と孫のやさしい交流がわかる作品。初句、三句の字余りや、文語と口語の混合が気にならないでもないが、作者の住所氏名がとても気に入った。
二首目。「ですよね」とカッコで括ったのが、意味を強くしている。内容も共感できる。「仕事を」「手抜きの」としてもよいところを、助詞を抜いて、ぷつぷつ切れる感じを出している。
三首目。いまはこういう八十歳もいるのだろうなと感心した。「ネットする」というのは、気持ちの悪い言葉だが、今はこういう言い方をするのだろう。この歌には合っていると思う。八十歳の母がネットでおかしなものを買わないか、家の中のことをペラペラ喋らないか、これもまた心配だろう。
イラストで驚かせてしまいました^^;
今期は、イラストのような、ちょっと気だるいアドルトな歌を多く詠めたら、と思ってます☆
森さん、
はじめまして!
東郷さんのHP紹介ありがとうございます☆
拝見しました。
じっくりじっくり読んでいきます♪
これからもヨロシクお願いしますm(。-_-。)m
森さん 短歌でよく「つきすぎ」と言いますが、切手晴夫はつきすぎなので、清夫くらいがいいかと思いました。以前、ショウジハルコさんという知り合いがいました。
俵万智さんの『プーさんの鼻』を読んで以来、すっかり、子、孫の歌が好きになりました。
〈私〉を詠む短歌にとって、〈私〉の〈家族〉は大変大きな意味を持ちますよね。味わいのある歌にしやすく、読んでよし、詠んでよしの歌種だと思います。
こんなアット・ホームで心温まるドラマを、三十\一音に収めるところが、短歌のだいご味ですよね。
「切手」さんは「切手晴夫」さんだったらもっと面白かったのに。なんちゃって。
つたまるさん。はじめまして。僕もまだ始めて間もないんですが、色々な方の短歌を読んで勉強したいものです。
インターネットだと、東郷雄二さんという方の短歌評論がお薦めです。
解りやすく、読み応えがあって、選ぶ歌人が旬。短歌誌にも何度か寄稿されている学者さんなんですが。
今度、僕も「短歌研究詠草」に投稿してみようと思います。「うたう☆クラブ」には投稿しましたが。
十\一月号、一月号をお楽しみに。
いま、例に漏れず?近藤芳美さんの初期作品読んでます。
さてさて、
今回の掲載歌、
二首目が気に入りました。
わたしもまだまだ27なんですが、
注意されないと、
自分の言葉遣いは治りませんね・・・。
追伸。
おはずかしながら、
拙短歌のURLを記しておきます。
ただ読んでくださいましたら、
それだけで幸いです♪
http://www.sky.icn-tv.ne.jp/~tutamaru/sub171.html