気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

あぢさゐ色

2005-12-18 00:29:39 | つれづれ
われがもつとも惡(にく)むものわれ、鹽壺の匙があぢさゐ色に腐れる
(塚本邦雄 日本人靈歌)

わたくしとそのわたくしの深井戸にあなたはさやと言の葉挿した
(角田純 海境)

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昨日、このブログで取り上げた角田純さんの歌と、塚本邦雄の歌を並べて読んでみた。時代が違うけれど、根っ子に通じるものを感じる。

所用で千里から梅田に行き、大切な人たちと会う。
人工的なものに囲まれての充実した一日だった。


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