気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

京終

2005-04-21 19:33:41 | つれづれ
美しうなる出で湯とふおほかたは婆ばかりなる夜さりの湯舟

まだ生きてゐる人まだまだ死なぬ人春の夜伽の席賑賑し

京終を過ぎて帯解冬とけていまさきがけの梅咲くところ

(山埜井喜美枝 はらりさん)

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図書館でたまたま借りた「はらりさん」
多彩な言葉に感心しながら読む。京終、帯解は奈良県の地名。
私もこの地名の歌を作った記憶があるが、こうはうまく収まらなかった。

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