気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

題詠マラソン2005(76~80)

2005-10-01 23:41:33 | 題詠マラソン2005
076:リズム
鳴りひびくラテンのリズムに腰をふる骨盤旋回8の字横に

077:櫛
十本の指はいのちの通ふ櫛ほんとの顔を見せよと君は

078:携帯
飼ひ主に従ふ犬の証しとて持たされてゐる携帯電話

079:ぬいぐるみ
白きうすきぬひぐるみなる身のうちにもういちにんを飼ひてをりけり

080:書
朱の印を捺し書面もて届けねばならぬ大変しばらくはなし

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いよいよ10月に突入した。なんということもしないうちに時間が過ぎる。
このごろ、ブログを毎日更新しながら、人との距離の取り方について考える。考えてもどうにもならないのに、また考える。
題詠マラソン、ゴールまであとすこし。でも在庫は作ってないので、やはり毎日考える。何をやってるんだか・・・。以前の方がすっと歌を作っていた。ネットでも知り合いが多くなって、場の雰囲気を感じて、のびのび出来ない。

ぬるま湯で化粧を落とす真夜中のわたしを縛るものはわたくし
(近藤かすみ)



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2 コメント

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Unknown ()
2005-10-02 10:16:47
こんにちわ。文といいます。短歌もネットも初心者です。短歌人の会員のホームページから、こちらににお邪魔しています。



> ネットでも知り合いが多くなって、場の雰囲気を感じて、のびのび出来ない。



近藤さんの場合は、歌人ということで不特定多数の方から名前を知られており、多方面への影響もあったりでなかなか大胆なこと等は書づらいこともあるのでしょうね。

私のようなまったくの素人で、しかもHNを使っている者でも、少しづつネットでの知り合いができてくると、「むむ、これはやっぱりまずいかも・・・」なんて考えてしまいます。



それにしても、こうして歌人の方たちの生の言葉がほぼリアルタイムで聞けるということは、田舎に住み同人や結社などと程遠く、ぽつりぽつりと一人で歌をしているものには嬉しい限りです。



「ぬるま湯で・・・」は、一読、泣きそうになりました。
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文さん いらっしゃいませ (かすみ)
2005-10-02 12:16:57
文さん はじめまして。短歌人会のHPから辿って来られたということ、とてもうれしく思います。私はまだ歌人というほどでもなく、ほかの先輩の方々のあとをぼちぼち歩いています。

短歌を作りはじめたきっかけがネットで、その後カルチャーの教室に行って見たりして、短歌人会に入りました。これは正解でした。現実の歌会に出たり、結社誌を読みながら、ネットでもあれこれ参加しています。

きょうは、短歌人会関西歌会が京都であるのですが、別の所用と重なって欠席です。残念です。文さんもいろいろやってみてくださいね。
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